「デジタル技術は学術の世界をどう変えるか?」という問いに寄せられた論考を編集した“Hacking the Academy”が刊行

米国のミシガン大学図書館出版局から、デジタル文化に関する研究書シリーズ“digitalculturebooks”の1冊として、“Hacking the Academy”という図書が刊行されました。オンライン版はオープンアクセスになっています。

2010年5月21日、ジョージメイスン大学の歴史・ニューメディアセンターのコーヘン(Dan Cohen)氏(文献管理ツールZoteroの開発者)とシャインフェルド(Tom Scheinfeldt)氏が「デジタルメディアや技術を使って学術の世界をどのように変えることができるか」という疑問を投げかけました。同書は、この問いに対して1週間に寄せられた329本の投稿の中から選ばれた32本の論考を収録したもので、構成は“Hacking Scholarship”“Hacking Teaching”“Hacking Institutions”の3部に分けられています。

Hacking the Academy
http://www.digitalculture.org/hacking-the-academy/

参考:
ミシガン大学図書館と出版会、デジタル文化に関する研究書シリーズを共同でOA出版
http://current.ndl.go.jp/node/9179