研究データ長期保存の効果分析ツール“KRDS-I2S2 Toolset”のバージョン2が公開

英国情報システム合同委員会(JISC)の助成による“KRDS-I2S2 Digital Preservation Benefits Analysis Tools Project”プロジェクトが、研究データの長期保存の効果分析ツール“KRDS-I2S2 Toolset”のバージョン2を公開しました。ここで、効果としては「新しい研究機会」「研究の生産性向上」「研究助成に対する義務の遂行」などが想定されているようです。

このツールセットには“KRDS Benefits Framework (Tool 1)”と“Value-chain and Benefits Impact tool (Tool 2)”の2つが含まれており、Tool 1は入門的(これ単独で使用することも可能)、Tool 2は発展的なツールという位置づけのようです。同プロジェクトのページから、ツールセット全体のガイド、各ツールのガイド及びワークシート(Tool 1用に1種類、Tool 2用に2種類)をダウンロードすることができます。

KRDS/I2S2 Digital Preservation Benefit Analysis Tools Project
http://beagrie.com/krds-i2s2.php

KRDS Digital Preservation Benefits Analysis Toolkit Version 2 (UKOLN 2011/8/9付けニュース)
http://www.ukoln.ac.uk/news/get/2011/08/09/krds-digital-preservation-benefits-analysis-toolkit-version-2/

参考:
「研究データを安全に保存するためのユーザーガイド」が公表(英国)
http://current.ndl.go.jp/node/17314

研究データ保存についての調査“Keeping Research Data Safe 2”の報告書が公開(英国)
http://current.ndl.go.jp/node/16253