地図作製者の言語から中世地図資料を読み解く試み 英国オックスフォード大学ボードリアン図書館の“Gough Map”デジタル化プロジェクト

2011年8月2日、英国オックスフォード大学ボードリアン図書館が、“Gough Map ”という英国中世の地図資料をデジタル化して行う研究プロジェクトについて紹介しています。“Linguistic Geographies”と呼ばれるこのプロジェクトは、中世に作成された“Gough Map ”で使用されている言語に着目して、これまでほとんど知られることのなかった、この資料の起源や目的を明らかにしようというもののようです。その成果として、これまで1360年ごろの作成と考えられていた“Gough Map”が1375年頃のものであること等が明らかになったようです。プロジェクトのウェブサイトでは、“Gough Map ”が高精細画像で提供されており、現代の地名・中世の地名等で検索できるようです。

Linguistic Geographies: The Gough Map of Great Britain
http://www.goughmap.org/

Get access to the earliest medieval map of Britain: Digital Gough Map launched (Bodleian Libraries 2011/8/2付けの記事)
http://www.bodleian.ox.ac.uk/news/2011-aug-02