フランスの大学図書館総合目録“Sudoc”が1,000万件の書誌データをLinked Dataで公開 Schema.orgへの対応も?

フランスの大学図書館の総合目録“Sudoc”が1,000万件の書誌レコードをLinked Dataとして公開し、各書誌レコードがRDF形式で提供されているそうです。それだけではなく、先日Googleなどが発表した“Schema.org”に対応したHTML形式のファイルも提供されているようです。SudocのRDF形式のデータは“Lexvo”や“dewey.info”(Linked Data版のDDC)のデータへリンクされており、また、Sudocの典拠ファイル“IdRef”(レコード数200万件。2010年10月からLinked Dataで公開)のレコードとは双方向リンクがなされているそうです。今後数か月で、OCLCやフランス国立図書館(BnF)などが提供しているレコードへもリンクしたいとしています。

RDF形式の書誌レコードの例
http://www.sudoc.fr/132133520.rdf

HTML形式の書誌レコードの例(Schema.orgで定義されるBook、Thing、Personというスキーマを用いてマイクロデータで記述されている)
http://www.sudoc.fr/132133520.html

Lexvo
http://www.lexvo.org/

Dewey Decimal Classification / Linked Data
http://dewey.info/

ANN: Sudoc bibliographic ans authority data
http://lists.w3.org/Archives/Public/public-lod/2011Jul/0031.html

Le Sudoc sur le Web de données : plus de détails (Sudoc提供元のABESのブログ 2011/7/4付け)
http://punktokomo.abes.fr/2011/07/04/le-sudoc-sur-le-web-de-donnees/

参考:
CA1746 – 動向レビュー:Linked Dataの動向 / 武田英明
http://current.ndl.go.jp/ca1746

E1192 – Schema.org:ウェブ情報の意味の記述方法を共通化する試み
http://current.ndl.go.jp/e1192

WorldCat、フランスの大学図書館の総合目録“Sudoc”のデータ900万件を追加
http://current.ndl.go.jp/node/14605