米国情報標準化機構(NISO)とインターネットアーカイブ、電子書籍のアノテーション共有・ソーシャルリーディング用標準規格を検討するワークショップを開催

2011年7月6日、米国情報標準化機構(NISO)とインターネットアーカイブ(Internet Archive)が、アンドリュー・メロン財団から48,500ドルの助成を受けて、電子書籍のアノテーション(ふせんやコメントなど)共有とソーシャルリーディングに関する標準規格について検討するワークショップを開催すると発表しました。ワークショップは、2011年10月10日にドイツで開催されるFrankfurt Book Fairと、10月26日に米国サンフランシスコで開催されるBooks In Browsers Meetingに合わせて2回開かれる予定とのことです。インターネットアーカイブのBookServerプロジェクトのディレクターであるブラントリー(Peter Brantley)氏は「電子書籍でブックマークやアノテーションを実現するためには、デジタルテキストの特定の位置を正確に指し示すことができるかどうか肝心で、その位置が電子書籍端末などのシステムを超えて認識されないといけない」などと述べています。

NISO Receives Mellon Foundation Grant to Support Standards Development Pre-work with the Internet Archive for E-Book Annotation Sharing (NISO 2011/7/6付けプレスリリース)
http://www.niso.org/news/pr/view?item_key=508b2c50abbceefd64c9afd894ffddaf43b7c37f

http://www.niso.org/topics/ccm/e-book_annotation/