南北戦争期の日記資料をクラウドソーシングでテキスト化するプロジェクト“Civil War Diaries Transcription Project”

米国・アイオワ大学図書館が、南北戦争期に書かれた日記資料をクラウドソーシングでテキスト化する“Civil War Diaries Transcription Project”というプロジェクトを実施しているようです。2011年6月14日付けのChronicle of Higher Educationによると、このプロジェクトは、デジタル化された同大学文書館所蔵の3,000ページ以上の日記資料をテキストにおこす作業について、広く利用者の協力を得て行おうというもののようです。記事では、同大学の特殊コレクション担当のGreg Prickman氏のコメントとして、「クラウドソーシングの背景にあるのは、少しだけでも手伝ってくれる人がたくさんいれば、作業を大いにすすめられるという考えだ」との言葉を紹介しています。

Civil War Diaries Transcription Project
http://digital.lib.uiowa.edu/cwd/transcripts.html

Civil War Project Shows Pros and Cons of Crowdsourcing (Chronicle of Higher Education 2011/6/14付けの記事)
http://chronicle.com/blogs/wiredcampus/civil-war-project-shows-pros-and-cons-of-crowdsourcing/

参考:
米国議会図書館(LC)、南北戦争時の写真をFlickrにアップして情報を募る
http://current.ndl.go.jp/node/18088

Europeana等がクラウドソーシングによる第一次世界大戦デジタルアーカイブプロジェクトを開始
http://current.ndl.go.jp/node/17848

クラウドソーシングで「失われた」映画の情報を集めるプロジェクト
http://current.ndl.go.jp/node/18277