Elsevier、学術論文にGoogle Mapsを埋め込む機能を発表

2011年5月31日、Elsevier社が、オンラインの学術論文にGoogle Mapsを埋め込む機能を発表しました。論文の著者がKML(XMLの一種。位置情報に対して、その場所の名前や解説などの情報を記述することができる)ファイルを作成することで、論文内にユーザが操作可能な地図を表示することが可能になるそうです。この機能は、同社のフルテキストデータベースSciverse Science Directに収録された電子ジャーナルを対象にしており、まずは地球科学、生命科学、社会科学の7タイトルで採用し、2011年後半にその他の雑誌へ広げていくとのことです。

Elsevier Enriches Online Articles with Google Maps (Elsevier 2011/5/31付けプレスリリース)
http://www.elsevier.com/wps/find/authored_newsitem.cws_home/companynews05_01970

KMLに関する解説ページ(Google)
http://code.google.com/intl/ja/apis/kml/

参考:
Cell社、学術記事のオンライン表示のための新しいフォーマットを導入
http://current.ndl.go.jp/node/15596