世界の考古資料・美術品情報の検索用インターフェース“CLAROS”が公開

2011年5月17日に、英国のオックスフォード大学のe-Research Centreが、“CLAROS”という検索用インターフェースを公開したようです。この“CLAROS”は、大学の研究機関や博物館のもつ、デジタル化された考古資料や美術品の統合検索として、協力機関のコレクション約200万点以上を調査可能とのことです。“CLAROS”では、画像だけでなく、地図上あるいはタイムライン上で資料を検索することができるほか、利用者が陶器や彫刻の画像をアップロードすることで、その画像と似た資料を探すイメージ検索も提供されているようです。この“CLAROS”を紹介したNatureのブログ記事では、「“CLAROS”を単なる人文系のデータベースあるいはリポジトリの一つと考えるのは間違いだろう。…これは単なるデータを保管する器ではなく、国際的で学際的な研究連盟が持つ学術データベースの成長する融合体である」とコメントしているようです。

CLAROS
http://www.clarosnet.org

The launch of CLAROS (CLAROS 2011/5/19付けの記事)
http://clarosdata.wordpress.com/2011/05/19/the-launch-of-claros/

World Wide Art (eResearch Blog 2011/5/18付けの記事)
http://blogs.nature.com/eresearch/2011/05/18/world-wide-art

Introducing CLAROS — Art Meets Semantic Web (semanticweb.com 2011/5/23付けの記事)
http://semanticweb.com/introducing-claros_b20039