英国王立協会が各国の科学論文数等を分析、中国等新興国の伸張が明らかに

2011年3月28日に英国王立協会(Royal Society)が“Knowledge, Networks and Nations: Global scientific collaboration in the 21st century”と題するレポートを公開しています。これは、エルゼビア社の協力の下Scopusを用いて各国の科学論文数等を分析することで、世界の科学研究の動向を調査したもののようです。これにより、米国や西欧、日本がけん引してきた科学研究の世界において、中国やブラジル、インド等の新興国が伸張していることが明らかになったとのことです。レポートでは、この結果を基に、気候変動等の現代のグローバルな課題に対応するために、国際的な科学研究の協同の重要性を唱えているようです。

Knowledge, Networks and Nations: Global scientific collaboration in the 21st century
http://royalsociety.org/uploadedFiles/Royal_Society_Content/Influencing_Policy/Reports/2011-03-28-Knowledge-networks-nations.pdf

New countries emerge as major players in scientific world (Royal Society 2011/3/28付けのニュース)
http://royalsociety.org/news/new-science-countries/