東北大学附属図書館、同館創立百周年記念に漱石自筆の漢詩掛け軸を購入

2011年2月24日に東北大学は、同大学附属図書館が2011年に同館創立百周年を迎えるにあたり、「夏目漱石詩平福百穂画幅」という作品を購入したと発表しました。この作品は、秋田出身の画家である平福百穂が作成した秋田蕗摺の大紙(178cm×96cm)に、漱石が大窪詩仏の詩を書き、百穂が燕の絵を配したものとのことです。大正4-5年頃の揮毫と推測され、漱石最晩年の筆跡のひとつとのことです。なおこの作品は、2011年10月開催予定の東北大学附属図書館創立百周年記念展示で一般公開されるとのことです。

附属図書館『漱石文庫』への新収資料のお知らせ (東北大学 2011/2/24付けのプレスリリース)
http://www.tohoku.ac.jp/japanese/2011/02/press20110223-4.html

「吾輩は筆も立つ」漱石自筆の漢詩掛け軸購入 東北大、秋公開 (河北新報 2011/3/1付けの記事)
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110301t15020.htm