デンバー大学図書館、電子書籍と学生用スペースを重視した改修へ(米国)

Deverpost.comの記事で、米国のデンバー大学の図書館で予定されている改修について紹介されています。紙の本の多くを書庫に移し、学生用スペースを拡大するというもので、背景として、電子書籍と、学生の学習スタイルの変化が挙げられています。2000年から2004年の間に購入された12万6953冊のうち40パーセント近くは一度も使用されなかったとのことで、電子書籍にした場合には、利用希望のあるものだけを購入することができるとしてます。収集担当者は、利用があるかどうか分からない資料を推量で揃えるのではなく、本当に必要なものだけを提供でき、コストが削減できるとの利点をあげています。また、大学の教員がチームで協同するという課題を学生に出すことが多くなったことから、グループでの利用ができるスペースを増やす必要があるとのことです。

DU library turning page to digital age(2010/10/29付けDenverpost.comの記事)
http://www.denverpost.com/news/ci_16463538

Academic Libraries: University of Denver: “Turning Page to Digital Age”(2010/10/29付けResourceshelfの記事)
http://web.resourceshelf.com/go/resourceblog/61628