ロッカーや自動販売機を使った貸出を行う図書館についての記事(米国)

Wall Street Journal紙に、財政難による人員減や開館時間減少への対応として、ロッカーや自動販売機を使った貸出を行っている米国の公共図書館についての記事が掲載されています。ミネソタ州の人口1万3700人のHugoという町では、市役所の外に設けられたロッカーで図書やDVDの貸出を行っており、ロッカーの数を20から40に増やす予定とのことです。住民が自分に合った時間に利用できるという利点があるという見解がある一方、こうした流れは物理的な図書館の消滅に向けた第一歩であると危惧する見解も示されています。

New Library Technologies Dispense With Librarians(2010/10/25付けWall Street Journalの記事)
http://online.wsj.com/article/SB10001424052702304354104575568592236241242.html

A Vending Library Is No Library(2010/4/15付けLibrary Journalの記事)
http://www.libraryjournal.com/article/CA6725226.html

参考:
図書館のない地域で本を貸し出す自動販売機を設置(カナダ)
http://current.ndl.go.jp/node/16630