公共図書館の業務外部委託をめぐり議論(米国)

米国カリフォルニア州のネバダ郡では、景気悪化による財政難に伴い、郡の公共図書館の外部委託化が検討されており、それが様々な議論を呼んでいるようです。現行の体制で人員・開館時間を縮小するか、外部委託をするかという選択肢となっているようですが、郡の行政官のHaffey氏が打ち出した外部委託案に対し、図書館支援者の会(friends group)が財政支援のための資金集めを計画するなど、現行体制を支持する住民が多いようです。地元Union紙のJeff Ackerman氏は、最終的な決定を下す監督官(supervisor)は選挙で選ばれる人であるため、住民の反対の強い選択はできないのではないかと述べ、図書館カードを持っている人が年間5ドルずつ支援することを提案しています。

In Nevada County, CA, an Outsourcing Proposal Stirs Controversy(2010/2/16付けLibrary Journalの記事)
http://www.libraryjournal.com/article/CA6719120.html

Jeff Ackerman: How about 5 bucks each to keep the libraries open?(2009/12/6付けThe Union.comの記事)
http://www.theunion.com/article/20091208/OPINION/912079982