スタンフォード大学、博士論文をオンラインで公開

スタンフォード大学が、博士論文のデジタルファイルをオンラインで提出できるようにして、それらをオンラインで公開するプログラムを導入しています。同大学では毎年およそ600本の博士論文が提出されているものの、図書館の書架にある35,000本の製本した博士論文は十分には利用に供されていない状態とのことで、今回のプログラムによって論文をより広く提供できる環境の構築が目指されており、Googleとも連携するようです。また、人文科学系の研究者の場合は、論文の出版を控えていることがあるため、要求に応じて5年間の公開猶予期間を設けるなどの対応も取られるとのことです。

Google publishes Stanford dissertations online(SFGate 2009/11/16付けの記事)
http://www.sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?f=/c/a/2009/11/16/BA721AK4NV.DTL

Stanford University and Google: Dissertation Process Goes Online(NYTimes Bay Area Blog 2009/11/16付けの記事)

Stanford will accept digital dissertations starting in November(スタンフォード大学のニュースリリース)
http://news.stanford.edu/news/2009/october26/electronic-dissertation-pilot-102909.html