デジタルリポジトリのコレクションに研究データを加える際のポリシー決定に関するガイド(英国)

英国情報システム合同委員会(JISC)の助成のもと、英国の高等教育機関間で研究データの共有を図るため、その意義についての認識を喚起したり事例・情報を共有したりすることをめざす専門家委員会“DISC-UK(Data Information Specialists Committee – United Kingdom)”が活動を行っています。このDISC-UKが中心となり、エディンバラ、オックスフォード、サウザンプトン、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスの4大学が協同して、機関リポジトリのデータの共有・アーカイビングを行い、データ共有の望ましいモデル・ワークフロー・ツールの開発をめざす“DataShare”プロジェクトが、2007年から2009年まで行われました。

2009年5月、その成果物として、デジタルリポジトリのコレクションに研究データを加える際のポリシー決定に関するガイド“Policy-making for Research Data in Repositories: A Guide”が公表されています。収録するデータ、メタデータ、データの登録、データへのアクセスと再利用、データの保存、データの撤回と継承計画、今後のステップといった構成で、研究データの扱いについて考慮すべき事項が整理されています。

Policy-making for Research Data in Repositories: A Guide
http://www.disc-uk.org/docs/guide.pdf

DISC-UK DataShare Project
http://www.disc-uk.org/datashare.html

DISC-UK
http://www.disc-uk.org/index.html