ニュージーランド国立図書館、アーチストが1日だけの「別館」を作るイベントを開催

ニュージーランド国立図書館が2009年3月6日に、図書・雑誌・新聞などに掲載された何千枚もの写真を用いて、1日限りの「別館」を構築するというイベントを開催すると発表しました。これは、ニュージーランドで国家的に行われているイベント“One Day Sculpture”の1つとして行われるもので、同国在住のアーチストのキャラン(Bekah Carran)氏が制作、作品名は“I Remember Golden Light”です。その名のとおり、24時間限定の作品となるとのことです。この作品のモチーフは、同館の営みや構成に対応したものであり、かつ、哲学者デリダ(Jacques Derrida)の「外部のないアーカイブは存在しない」という言葉が示唆するような、アーカイブの本質についてのメッセージを表すものだとされています。

2 March 2009: One Day Sculpture at National Library – National Library of New Zealand
http://www.natlib.govt.nz/about-us/news/2-march-2009-one-day-sculpture

Bekah Carran. I Remember Golden Light – One Day Sculputre
http://www.onedaysculpture.org.nz/ODS_artistdetail.php?idartist=6