対立の融和に貢献する教会内図書館(ケニア)

ケニアでは2007年12月末の大統領選挙後に、党派・民族の激しい対立が発生しました。その傷跡が今も残る荒廃した地域において、教会内に設置された図書館が、子ども、成人の読書支援のみならず、対立の融和にも貢献していることを紹介する記事が、ケニアの英字紙“Standard”に掲載されています。本を借りる場合には運営助成金として成人は月額30シリング(約36円)、子どもは月額10シリング(約12円)を支払うシステムになっていること、縁のある米国の出版デザイナーが米国内でファンドレイジングをするなどして資料・資金面で支援をしていること、利用者のボランティアベースで図書館内で学校も開かれており、貧困家庭の子どもは無料で授業を受けられること、今後運営がうまく行けば、ICTのトレーニングも行う予定であることなどが紹介されています。

The Standard | Online Edition :: A library changing Kibera
http://www.eastandard.net/InsidePage.php?id=1144006632&cid=499