米国各州の公共図書館への資金提供が軒並み削減

米国図書館協会(ALA)が、2009会計年度の各州の公共図書館への資金提供額の変化を調査した結果を発表しています。

・削減が決まっており、さらなる削減も見込まれる:11州
・削減が決まっている:8州
・削減が見込まれる(比率等は不明):4州
・当初は増加で始まったが、途中で削減され、さらに削減が見込まれる:1州
・変化なし:15州
・もともと州からの資金提供がない:6州とコロンビア特別区
・わからない、無回答:5州

このうち、削減が大きいのは南東部で、サウスカロライナ州が前年比30%減、フロリダ州が23.4%減などとなっています。またハワイ州(7%減)、オハイオ州(削減の見通し)など、公共図書館の資金のうち州からのものが占める割合が高い州(全米平均ではおよそ9%だが、ハワイ州は86.7%、オハイオ州は62.1%)での影響は深刻だと目されています。

FY09 State Funding for Public Libraries
http://www.ala.org/ala/aboutala/offices/ors/plftas/FY09statefunding.cfm

ALA | State funding for many public libraries on decline
http://www.ala.org/ala/newspresscenter/news/pressreleases2009/february2009/orscosla.cfm