統合検索や次世代OPACを超えて-Serials Solutions社が図書館向けサービス“Summon”を発表

Serials Solution社が、ProQuest社、Gale社などの協力のもと、「統合検索や次世代OPACを超えた」という触れ込みの新しい図書館向けサービス“Summon”を発表しました。ProQuest社、Gale社などのデータベース、GPOなど政府機関のデータベース、Springer社、Taylor & Francis社などの電子書籍・電子ジャーナル、DOAJやarXivなどでアクセスできるオープンアクセスコンテンツ、図書館の蔵書データなどのメタデータを、事前にすべてインデクシングして1つのデータベースに格納し、Googleのように単一の検索窓から検索できるようにしているようです。各図書館は、蔵書データとデータベースの購読契約データを同社に渡すことで、デジタルコンテンツ、紙資料の双方にナビゲートすることができる、とされています。現在、北米の大学図書館とベータテスト中であり、年の後半に正式リリースとのことです。

なお、このSummonの製作には、Microsoft社でLive Search Academic / Bookに携わった人や、オープンソースの次世代OPAC“VuFind”の開発の主導者も参加しています。

Summon | Serials Solutions
http://www.serialssolutions.com/summon/index.html

Serials Solutions Pioneers New Discovery Service, Addressing Libraries’ Most Critical Need
http://www.serialssolutions.com/press/press01-19-09.html

Serials Solutions Announces Summon, a New Unified Discovery Interface – 1/20/2009 – Library Journal
http://www.libraryjournal.com/article/CA6630537.html