E029 – ISBD検討グループ『ISBD(ER)』の改訂を提案

カレントアウェアネス-E

No.5 2002.12.04

 

 E029

ISBD検討グループ『ISBD(ER)』の改訂を提案

 

 IFLA目録分科会ISBD検討グループは,AACR2の改訂(E007参照)などの流れの中で,『国際標準書誌記述 電子資料(ISBD(ER))』の,現状に適応できなくなっていた下記エリアに関して,次のような提案を行っている。

  • [エリア0.5(記述の情報源)] リモートアクセス資料においては,記述の情報源として,資料そのものを採用する。ローカルアクセス資料はこれまで通り内部情報源を優先させる。
  • [エリア3(資料の特性と範囲)] 他エリアの記述のみで足りるため削除する。
  • [エリア5(形態に関する記述)] リモートアクセス資料においても,資料の物理的特性の記述を可能にするための選択肢を付け加える。
  • [エリア8(標準番号と入手条件に関する事項)] ISBNやISSNとともに,インターネットの世界で用いられている各種の識別子(URNやDOIなど)も記述の対象とする。

 なお,これらの提案は,既存の『ISBD(ER)』の修正として提示されている。同グループは同提案に対する意見を2003年1月15日まで募集している。

Ref:
http://www.ifla.org/VII/s13/pubs/isbder-1102.htm