カレントアウェアネス-R

当サイトの運営担当者は、毎営業日、図書館に関する情報を収集しています。この「カレントアウェアネス-R」では、その中から、図書館の「いま」(カレント)がわかるニュースを中心に、ご紹介しています。

カレントアウェアネス-R 新着タイトル一覧 (⇒タイトルのみ表示


DOAJ、OA出版の潮流についての調査結果を公開

2019年1月9日、DOAJは、オープンアクセス(OA)ジャーナルを登録している出版者を対象に、2018年に行ったアンケートの調査結果を公表しました。アンケートは6,000件以上送付し、回答数は1,065件でした。

ブログ記事では、今回の調査結果について、次の通り述べています。
・DOIを利用するという回答が、前回調査の2013年の35%から73%に上昇したこと。
・DOAJにメタデータを提供しているという回答が、2013年の55%から84%に上昇したこと。
・回答者の国内において、論文の内容よりも掲載誌が重視されていると86%が回答していること。
・DOAJに登録されるメリットとして、上位から順に、雑誌の品質保証になること、読者の増加、科学的インパクトの増加の3点が挙げられていること。

カナダ国立図書館・文書館(LAC)、日系カナダ人の強制収容等に関する資料をデジタル化

2019年1月10日、カナダ国立図書館・文書館(LAC)が、日系カナダ人の強制収容や追放に関する文献4万ページ分と180枚の写真をデジタル化したと発表ています。そのうちの一部は調査目的のためにオンラインで公開されています。

カナダ・ビクトリア大学による“Landscapes of Injustice” プロジェクトが、同館のDigiLabでデジタル化したものです。

Japanese Canadian internment: 40,000 pages and 180 photos digitized by the DigiLab(Library and Archives Canada Blog,2019/1/10)
https://thediscoverblog.com/2019/01/10/japanese-canadian-internment-40000-pages-and-180-photos-digitized-by-the-digilab/

OCLCのWorldCatに、キューバ国立図書館(BNCJM)の約13万件のレコードが追加

2019年1月10日、OCLCは、WorldCatに、キューバのホセ・マルティ国立図書館(Biblioteca Nacional de Cuba José Martí:BNCJM)の13万3,000件のレコードが追加されたと発表しました。

米・フロリダ大学と同館の共同作業によるもので、約9万7,000件がWorldCat上に初めて登録されたレコードです。

登録されたキューバ国立図書館の蔵書は、WorldCat上では米・フロリダ大学図書館の蔵書として表示されます。ILLの対象外ですが、デジタル代替物(digital surrogates)に関しては“Celebrating Cuba! Collaborative Digital Collections of Cuban Patrimony”で一般公開されます。

韓国国立中央図書館(NLK)、書誌データ・典拠データをLOD形式で提供するウェブサイト「国家書誌LOD」を公開

2019年1月10日、韓国国立中央図書館(NLK)が、書誌情報・著者情報・主題情報等のデータ6億件分をLinked Open Data(LOD)形式で提供するウェブサイト「国家書誌(全国書誌)LOD」を公開しました。2011年から開発が開始されたものです。

同ウェブサイトには、含まれる書誌データの中からテーマ別に必要な情報を選択してリスト化し提供する「データコレクション」というサービスがあり、例えば「児童文学賞コレクション」では、書誌データ中の受賞履歴情報を活用し、各種児童文学賞受賞作品のリストを提供しています。また、「写真で見る著者」では、NLKが保持する著者に関するデータとWikipediaの人物写真を連携させることで写真が存在する著者を提供しています。

約2,000万件の書誌情報と約58万件の著者情報を用いて回答するチャットボットLODiの試験運用もあわせて開始されます。

茅ヶ崎市立図書館(神奈川県)、「郷土資料デジタルライブラリー」を公開:活用方法について意見交換するワークショップも開催

2018年12月21日、神奈川県の茅ヶ崎市立図書館が、「郷土資料デジタルライブラリー」を公開しました。

認定NPO法人湘南ふじさわシニアネットとの協働事業により運営されており、同館所蔵の郷土資料等がPDF形式またはjpeg形式でデジタル化され公開されています。

2019年1月19日には、郷土資料デジタルライブラリーの活用方法について意見交換するワークショップが同館で開催されます。定員は20人 (申込み先着順)です。

茅ヶ崎市立図書館 お知らせ
https://www.lib.chigasaki.kanagawa.jp/TOSHOW/asp/index.aspx
※2018/12/21欄に「「郷土資料デジタルライブラリー」がオープンしました!」とあります。

郷土資料デジタルライブラリー(茅ヶ崎市立図書館)
https://chigasaki-dlib.jp/

倉敷市立中央図書館(岡山県)、平成30年7月豪雨の被害を受けた真備地区への移動図書館の運行を開始

岡山県の倉敷市立中央図書館が、平成30年7月豪雨で被害を受け休館中の真備図書館が所在する真備地区への移動図書館の運行を開始します。

2018年12月15日に試行運行が行なわれ、2019年1月19日から本格実施されます。巡回場所は真備公民館です。

地元紙の報道によると、仮設住宅への巡回は1月10日から開始されているようです。

「真備図書館からのお知らせ」『図書館(中央・児島・玉島・水島・船穂・真備):真備図書館行事案内』No.106(2018/12/12)
https://lgmag.jp/kurashiki/mailmag/contents.php?gno=229&pno=1&dno=3471&year=2018

2018年にWikipedia英語版でよく読まれた記事トップ30

Wikimedia財団は、2019年1月2日付けのニュースにおいて、Wikipedia英語版で2018年によく読まれた記事トップ30のタイトルとページビュー数を紹介しています。

ページビュー数1位は、当該年の死没者を記録するための記事“Deaths in 2018”で、38,610,433ページビューでした。2位は、2018年にロシアで開催されたFIFAワールドカップに関する情報をまとめた“2018 FIFA World Cup”の34,306,615ページビュー、3位は映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」の情報をまとめた“Avengers: Infinity War”の32,818,606ページビューとなっています。

4位以下の記事タイトルとページビュー数(括弧内の数値)は以下のとおりです。

国立国語研究所、ヲコト点図データベースを公開

2019年1月10日、国立国語研究所は、ヲコト点図データベースの公開を発表しました。

ヲコト点(漢文訓読時に読み方を示すために漢字の四隅等に付された符号)の形状、読み、位置、点図の種類名などからの検索が可能です。

築島裕編『訓点語彙集成第1巻』所載の主要ヲコト点図26種をデータベース化しており、今後、他のヲコト点図の情報も増補収録する予定とあります。

平成30年度 (2018年度)のニュース(国立国語研究所)
https://www.ninjal.ac.jp/newsyears/2018/
※2019年1月10日付けのニュースに「ヲコト点図データベースを公開しました」とあります。

ヲコト点図データベース
https://cid.ninjal.ac.jp/wokototendb

奈良文化財研究所、全国埋蔵文化財法人連絡協議会が運営する報告書抄録データベースの全国遺跡報告総覧への統合完了を発表

2019年1月9日、奈良文化財研究所は、全国埋蔵文化財法人連絡協議会が運営する報告書抄録データベースを全国遺跡報告総覧への統合完了を発表しました。

今回の統合により、全国遺跡報告総覧が保持する発掘調査報告書の書誌情報は約32,000件(統合前から約10,000件増)、抄録情報は約56,000 件(統合前から約18,000件増)となり、報告書のより幅広い検索が可能になるとしています。

全国遺跡報告総覧:全埋協抄録データベースの全国遺跡報告総覧への統合完了のお知らせ(なぶんけんブログ, 2019/1/9)
https://www.nabunken.go.jp/nabunkenblog/2019/01/shoroku.html

参考:
CA1936 - 全国遺跡報告総覧における学術情報流通と活用の取り組み / 高田祐一
カレントアウェアネス No.337 2018年9月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1936

研究データ公開プラットフォームfigshare、機関版・出版者版の独自ドメインでの公開が可能に

2019年1月9日、研究データ公開プラットフォームfigshareは、機関版“Figshare for Institutions”及び出版社版“Figshare for Publishers”利用者の独自ドメイン名での公開を可能にしたと発表しています。

Figshare now available on custom domains(figshare,2019/1/9)
https://figshare.com/blog/Figshare_now_available_on_custom_domains/461

参考:
研究データ公開プラットフォーム“figshare”、機関版”Figshare for Institutions”の次世代版を公開
Posted 2015年8月13日
http://current.ndl.go.jp/node/29166

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