カレントアウェアネス-R

当サイトの運営担当者は、毎営業日、図書館に関する情報を収集しています。この「カレントアウェアネス-R」では、その中から、図書館の「いま」(カレント)がわかるニュースを中心に、ご紹介しています。

カレントアウェアネス-R 新着タイトル一覧 (⇒タイトルのみ表示


米・エモリー大学、サミュエル・ベケットの手紙データベースを公開

2018年11月5日、米・エモリー大学は、米国の25以上のアーカイブが所蔵するサミュエル・ベケットの手紙に関する所在記録データベースの公開を発表しました。

サミュエル・ベケットはフランスで活躍したアイルランド出身の作家、劇作家、詩人で、1969年にノーベル文学賞を受賞しました。

同データベースでは、手紙の宛名、所蔵機関、使用言語、送付元・宛先住所による検索が可能です。今後、手紙中で言及されている人名、場所、組織名等の情報についても索引化を進めるとしています。

Locate Samuel Beckett letters online with new website hosted at Emory(Emory University, 2018/11/5)
http://www.news.emory.edu/stories/2018/11/upress_beckett_letters_location_register/index.html

米国情報標準化機構(NISO)、KBART Automationの推奨指針案への意見を募集中

2018年11月2日、米国情報標準化機構(NISO)が、KBART Automationの推奨指針(Recommended practice)案への意見の募集を開始しました。

KBART Automationは、電子リソースのメタデータ交換に関する推奨指針KBARTを強化するもので、推奨指針案では、特定の機関において利用可能な分を含むようにカスタマイズされた自動フィードを実現するための説明書が提供されており、図書館が、自身のナレッジベースが最新の購読内容に更新されていることを容易に把握できるようにするものと説明されています。

募集期間は2018年11月2日から12月3日までで、寄せられた意見に対応した後、2019年の初めには正式に公開される予定です。

OCLC Research、世界のLinked Dataプロジェクトの調査結果(2018年版)を発表

2018年11月16日、OCLC Researchが、Linked Dataを用いたプロジェクトやサービスの実態調査(2018年版)の結果を発表しました。

2018年の調査では、81機関が回答し、104のLinked Dataを用いたプロジェクトやサービスがあげられました。

2018年調査で回答を得たLinked Dataを用いたプロジェクトやサービスの40%は4年以上継続している事、プロジェクトやサービスが「成功」「概ね成功」と回答した割合が前回調査より増加している事、Schema.orgとBIBFRAMEの利用が増加しSKOSとFOAFの利用が減少している事、Linked DataのデータソースではWikidataの利用が急増し、WorldCat.orgやISNIも増加している事、などが指摘されています。

カナダ・ブリティッシュコロンビア大学(UBC)オカナガン図書館内にオカナガン地域図書館(ORL)の分館が開設

2018年11月1日、カナダ・ブリティッシュコロンビア大学(UBC)オカナガン図書館に、オカナガン地域図書館(ORL)の分館が開設されました。

分館は大学図書館の1階にあり、報道によると、広さは250平方フィートで、机・椅子・コンピューター・書架が配置されており、所蔵している図書は少ないものの、ORLの蔵書を予約して週1回の配送により借りることができるようになっています。また、大学図書館が購入していない、娯楽やレクリエーションに関するオンライン資源も利用することが可能とのことです。

韓国国会図書館、中国国家図書館と覚書を締結

2018年11月8日、韓国国会図書館が、中国国家図書館と、両館の間の交流と相互協力の促進・推進に関する覚書を締結したと発表しました。

覚書の締結により、両館が公開したデジタル資料の活用、業務交流・人的交流の強化、資料の交換などの事業を行なう計画です。

韓国国会図書館では、利用可能となったデジタルデータや資料を基にして、中国関連の立法支援サービスに万全を期すとしています。

国会図書館 プレスリリース
https://www.nanet.go.kr/libintroduce/bododata/selectBodoDataList.do
※「250 국회도서관, 중국국가도서관과 디지털 자료 상호 이용 등을 위한 양해각서(MOU) 체결 2018-11-08」(250 国会図書館,中国国家図書館とデジタル資料相互利用などのための覚書(MOU)を締結)とあります。

清浦奎吾の蔵書等を所蔵する熊本県立鹿本商工高等学校奎堂文庫展示資料室、特別展「奎堂文庫で近代日本の幕開けに親しむ」を開催中

熊本県立鹿本商工高等学校奎堂文庫展示資料室が、2018年11月1日から11月16日まで、特別展「奎堂文庫で近代日本の幕開けに親しむ」を開催中です。

所蔵する明治元年前後の資料が展示されています。

「奎堂文庫展示資料室」は、同市出身の総理大臣・清浦奎吾が郷土の文化啓発と後進の育成を目的に、蔵書・建築費を寄贈し設立した図書館「奎堂文庫」の資料を管理するために、2009年11月に鹿本商工高校内に設置されたものです。

2018年度一般公開週間のお知らせ(熊本県立鹿本商工高等学校奎堂文庫)
http://sh.higo.ed.jp/kasyoko/jo652vuyq-236/#_236

奎堂文庫展示資料室
http://sh.higo.ed.jp/kasyoko/keido/

【イベント】国際シンポジウム 「高等教育の国際化と大学図書館:アジアを拠点としたトップブランドへ」(12/14・福岡)

2018年12月14日、福岡市の九州大学中央図書館において、九州大学附属図書館主催の国際シンポジウム 「高等教育の国際化と大学図書館:アジアを拠点としたトップブランドへ」が開催されます。

高等教育の国際化が急速に進む中、アジアの大学図書館はどのような役割を果たしていけるかとの問題意識のもと、九州大学のほか、タイ及び台湾の大学の事例が紹介されます。

入場無料ですが事前の申込が必要です。定員は50人です。

シンポジウムは英語で行われますが、日本語の逐次通訳があります。

内容は以下の通りです。

・開会挨拶/趣旨説明

・講演
タイの大学図書館の事例[仮題]
Kulthida Tuamsuk 准教授 (タイ王国 コーンケン大学人文社会科学部)

台湾の大学図書館の事例[仮題]
Hao-Ren Ke 教授 (台湾師範大学情報学研究所)

九州大学附属図書館の事例[仮題]
宮本一夫 教授(九州大学副学長/人文科学研究院/附属図書館長)

・パネルディスカッション
モデレーター:石田 栄美 准教授(九州大学附属図書館)

OpenAIRE、新しいコンテンツ収集ポリシー(CAP)の公表を発表

2018年11月6日、OpenAIREが、10月5日に、新しいコンテンツ収集ポリシー(Content Acquisition Policy:CAP)を公表したことを発表しています。

新しいCAPでは、OpenAIREの“information space”に含めることを検討している、OpenAIREのコンテンツプロバイダから収集された学術成果のメタデータの条件や、収集するオブジェクトの種類、受入れるメタデータの最低限の質を定義しています。

また、オープンアクセスでないコンテンツへの範囲の拡大もなされており、OpenAIREのガイドラインで示されたモデルやセマンティックに従って構造化した学術成果のメタデータは受け入れるとしています。

現在、新しいCAPに対して質問を受け付けています。

CHORUS、米国農務省(USDA)と覚書を締結

2018年11月5日、出版社・学協会が公的助成研究成果のパブリックアクセス拡大に向けて組織した官民イニシアティブCHORUSは、米国農務省(USDA)と、USDAが助成した学術成果のアクセス拡大を目的とした覚書を締結したと発表しています。

CHORUSが、USDAが助成した研究成果論文のオープンアクセス(OA)の遵守を監視するとともに、永久的なアクセスを提供します。両機関は2016年に覚書を締結していますが、それを拡大させるものです。

USDAでは、USDAの研究者によって発表された論文の検索・全文アクセスが可能なPubAgポータルを公開していますが、今回の覚書により、PubAgポータルから、CHORUS加盟出版者のウェブサイトで公開されている著者最終稿や、OAの論文へのリンクが設けられます。

作家の村上春樹氏が所蔵資料を早稲田大学に寄贈する意向を表明

2018年11月4日、早稲田大学と作家の村上春樹氏は記者会見を開き、同氏の所蔵する資料類を早稲田大学に寄贈する意向があることを発表しました。

村上春樹氏会見全文によると、同氏は自著に関する資料を早稲田大学に寄贈し、同学でアーカイブとして管理されることを希望しています。記者発表のページでは、村上氏の作品や翻訳の研究に関する国際的研究センターを設立する構想があると述べられています。

News(早稲田大学)
https://www.waseda.jp/top/
※「ヘッドライン」に「Tue, 06 Nov 2018 世界中の文学や翻訳研究者が集まる研究拠点を早稲田に 村上春樹氏所蔵資料の提供と文学に関する国際的研究センター構想についての記者発表」とあります。

世界中の文学や翻訳研究者が集まる研究拠点を早稲田に 村上春樹氏所蔵資料の提供と文学に関する国際的研究センター構想についての記者発表(早稲田大学)
https://www.waseda.jp/top/news/62175

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