カレントアウェアネス-R

当サイトの運営担当者は、毎営業日、図書館に関する情報を収集しています。この「カレントアウェアネス-R」では、その中から、図書館の「いま」(カレント)がわかるニュースを中心に、ご紹介しています。

カレントアウェアネス-R 新着タイトル一覧 (⇒タイトルのみ表示


NTTグループ3社がインターネット上の海賊版サイトに対するブロッキング実施を発表

2018年4月23日、NTTはグループに属するNTTコミュニケーションズ、NTTドコモ、NTTぷららの3社において、インターネット上の海賊版3サイトに対するブロッキングを行うことを発表しました。

これは2018年4月13日開催の知的財産戦略本部会合・犯罪対策閣僚会議において決定された「インターネット上の海賊版サイトに対する緊急対策」中の、「インターネット上の海賊版サイトに関する進め方について」に応じて行われるものです。法制度が整備されるまでの短期的な緊急措置として、準備が整い次第、ブロッキングを実施するとしています。また、政府に対しては法制度の可及的速やかな整備を求めています。

なお、「インターネット上の海賊版サイトに対する緊急対策」に反対の声明を発表していた
日本インターネットプロバイダー協会(JAIPA)は、NTTグループの発表を受けコメントを発表しており、JAIPAとして特に先に発表した反対声明を見直すことは考えていないとしています。

プレプリントサーバarXiv、検索機能の更新を発表:arXiv Search v0.1

2018年4月17日、プレプリントサーバarXivを運営する米・コーネル大学が
検索機能の更新を発表しています。

arXiv-NGと呼ばれる次世代のarXivの開発プロジェクトの一環で、

・検索エンジンをLuceneからElasticsearchに変更
・ユーザーインターフェイスへのCSSフレームワークBulmaの採用
・著者検索の改善(ORCID idでの著者検索ほか)
・タイトルやアブストラクト内の数式のTeXの記述様式による検索対応
・DOIの検索フィールド追加
・ACM(米国計算機学会)の主題分類と数学主題分類(MSC)の別フィールド化
・タイトル及びアブストラクトでのワイルドカードによる検索の改善
・トップ画面の検索窓がすべて新しい検索フィールドに対応
・検索でヒットした箇所のハイライト表示

が追加されたと紹介されています。

今後の計画として、全文検索対応(2018年予定)、APIの改善(2018年後半予定)、ファセット検索機能の追加(2019年半ばから後半予定)があげられています。

写真共有サイトSmugMugが同業のFlickrを買収

2018年4月21日、写真共有サイトSmugMugが、同じく写真共有サイトのFlickrを買収したと発表しています。

SmugMug acquires Flickr: Two passionate communities together at last(SmugMug,2018/4/21)
https://news.smugmug.com/smugmug-acquires-flickr-two-passionate-communities-together-at-last-ca10955400c

米国建築家協会(AIA)・米国図書館協会(ALA)主催の2018年図書館建築賞受賞6館が発表

2018年4月6日、米国建築家協会(AiA)が、米国図書館協会(ALA)と共同で毎年開催している図書館建築賞の2018年の授賞館6館を発表しています。

受賞館は以下の通りで、多くの人々が集まれる図書館空間や、水やエネルギーを節約する持続可能な機能といった近年の傾向が反映されていると説明されています。

・オースティン中央図書館(米・テキサス州)
・イーストハム公共図書館(米・マサチューセッツ州)
・ヘイスティングズ公共図書館の改修/増築(米・ネブラスカ州)
・プリンスジョージズ郡記念図書館ローレス分館(米・メリーランド州)
・サンタモニカ公共図書館ピコ分館(米・カリフォルニア州)
・タルサ市・郡中央図書館(米・オクラホマ州)

第6期大統領所属図書館情報政策委員会が発足(韓国)

2018年4月9日、韓国で、第6期大統領所属図書館情報政策委員会が発足しました。

同委員会は、同国の図書館政策の策定・審議・調整等を担っており、文化体育観光部長官ほか11省庁の長官に加え、研究者及び文化・人文・出版・広報といった関連団体や実務者から選ばれた19人の計30人の委員で構成され、任期は2年です。

文在寅大統領は、委員長として、韓国図書館協会(KLA)会長や国際図書館連盟(IFLA)ソウル大会の組織委員長を務めた弁護士の辛基南氏を任命しました。

辛委員長は、今年発表予定の「第3次図書館発展総合計画(2019-2023)」の充実化と、長期間遅滞している図書館界の望む事業すべてに決着をつけることを述べています。

제6기 대통령소속 도서관정보정책위원회 출범(문화체육관광부,2018/4/9)
http://www.mcst.go.kr/web/s_notice/press/pressView.jsp?pSeq=16644

佐賀大学、「小城藩日記データベース」をCC BY-NC-SA 4.0ライセンスで公開:書誌データはLOD型式・画像はIIIFに対応

2018年4月23日、佐賀大学が、「小城藩日記データベース」を公開しました。

同館所蔵の小城藩の業務日誌である「小城藩日記」の記事を要約した「日記目録」(江戸時代の作成)をデータ化し、記事の検索および当該記事の画像の表示を可能としたものです。

データベース内に収納されている、外部リンクを除く全デジタルコンテンツは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの「表示-非営利-継承 4.0 国際」(CC BY-NC-SA 4.0)のもとに公開されています。

日記記事の全書誌データは、CSV形式の内容に加えて、書誌項目の構造まで記述したLinked Open Data(LOD)の形式でも利用可能となっているほか、画像データはIIIFに対応しています。

同大学の地域学歴史文化研究センターと国立歴史民俗博物館の協力協定に基づく研究成果で、データベースの作成にあたっては同大学の総合情報基盤センターが、公開にあたっては、附属図書館が協力しています。

米国議会図書館(LC)、作曲家・指揮者のレナード・バーンスタインの手稿譜等関連資料約3,700点をデジタル化しオンラインで公開:コンサート・展示会・映画上映会など関連イベントも開催

2018年4月10日、米国議会図書館(LC)は、作曲家で指揮者のレナード・バーンスタインの生誕100周年を記念して、同館所蔵のバーンスタインコレクション40万点に含まれる同氏の手稿譜、スクラップブック、写真、書簡、音声記録など約3,700点をデジタル化してオンラインで公開したと発表しています。

公開された資料には、「ロミオとジュリエット」と題された初期の粗筋を含むミュージカル「ウエストサイドストーリー」の素案・粗筋・ノートや同作品のオーディション時のノート、ミュージカル「キャンディード」の楽曲の譜面等が含まれます。

LCでは、関連して、5月12日から19日に開催される春の催しにおいて、同氏のミュージカルやオペラ作品から抜粋した楽曲を聴く夕べや、貴重な資料の展示、同氏が作曲を担当した映画「波止場」の上映会を開催します。

Library Launches Leonard Bernstein Centennial Celebration with Thousands of Bernstein Items Online (LC,2018/4/10)
https://loc.gov/item/prn-18-038/

【イベント】平成30年度大学図書館シンポジウム「大学教育のICT化と著作権法改正: 学習資源のデジタル化と図書館資料の活用」(5/18・東京)

2018年5月18日、東京都新宿区の早稲田大学早稲田キャンパスにおいて、国公私立大学図書館協力委員会(JULIB)著作権検討委員会主催の、平成30年度大学図書館シンポジウム「大学教育のICT化と著作権法改正: 学習資源のデジタル化と図書館資料の活用」が開催されます。

教育の情報化に対応した権利制限規定の改定を含む、著作権法の一部を改正する法律案が国会に上程され、4月17日に衆議院で可決されたことから、教員から図書館資料の教材利用に関する図書館への問い合わせ等が今後増えることも予想されるなど、法改正を受けた補償金制度の概要や図書館における複製に係る第31条との関係について理解を深めておくことが必要であることから開催されるものです。

参加費は無料ですが、定員は82名で、事前の申し込みが必要です(先着受付順)。

内容は以下の通りです。

・挨拶   
荘司雅之氏(早稲田大学図書館事務部長)

・趣旨説明 
服部光泰氏(大学図書館著作権検討委員会主査、早稲田大学図書館)

・著作権法改正がもたらす大学図書館と著作権団体との関係の変化
森 一郎氏(東京大学附属図書館)

関西大学アジア・オープン・リサーチセンター(KU-ORCAS)、IIIFコンソーシアムに加盟

2018年4月20日、関西大学アジア・オープン・リサーチセンター(KU-ORCAS)は、デジタル画像の相互運用のための国際規格であるIIIFのコンソーシアムに2017年12月14日付けで加盟したことを発表しました。

関西大学KU-ORCASはIIIFコンソーシアムに参加しました(KU-ORCAS,2018/4/20)
http://www.ku-orcas.kansai-u.ac.jp/news/20180420_85/

IIIF Consortium(IIIF)
http://iiif.io/community/consortium/

参考:
E1967 - 関西大学アジア・オープン・リサーチセンターの目指すもの
カレントアウェアネス-E No.336 2017.11.02
http://current.ndl.go.jp/e1967

エイブラハム・リンカーン大統領図書館・博物館、同大統領関係文書をオンラインで公開

2018年4月19日、エイブラハム・リンカーン大統領図書館・博物館が、同大統領関係文書をオンラインで公開したと発表しました。

公開されたのは、米国大統領であった同氏の1809年の出生から1842年までのものです。同大統領によって書かれた文書及び同大統領に向けた文書340点と、同大統領が弁護士や州議会議員として直面した問題に関わる文書4,839点が含まれます。文書は文字起こしされ、注釈が付されています。

この公開は、同大統領関係の全ての文書を注釈や参考情報と共に提供するという同館の目標への第一歩であるとされ、全ての文書の公開が完了すれば、文書は15万から17万5,000点になるとされています。

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