カレントアウェアネス-R

当サイトの運営担当者は、毎営業日、図書館に関する情報を収集しています。この「カレントアウェアネス-R」では、その中から、図書館の「いま」(カレント)がわかるニュースを中心に、ご紹介しています。

カレントアウェアネス-R 新着タイトル一覧 (⇒タイトルのみ表示


国際科学会議世界科学データシステム(ICSU-WDS)とORCIDが研究データの再利用支援のため連携

国際科学会議世界科学データシステム(ICSU-WDS)とORCIDが、研究データの共有・再利用の促進や、信頼性の基準の構築という共通の目標達成のために正式に連携すると2017年5月15日付で発表しました。

両者は、今後、識別子や帰属、アクセスといった問題について協力して検討していくことになっています。

ORCID and WDS Partner to Support Reuse of Research Data(ICSU-WDS,2017/5/12)
https://www.icsu-wds.org/news/news-archive/orcid-and-wds-partner-to-support-reuse-of-research-data

ドイツ国立科学技術図書館、DuraSpaceの会員に:VIVOの開発を支援

2017年5月17日、ドイツ国立科学技術図書館(TIB)が、デジタルデータへの永続的なアクセス保障を目的にオープンソースのソフトウェアの普及活動を行なっている米国の非営利団体DuraSpaceの会員となったと発表しています。

TIBの“Open Science Lab”では、学際的研究ネットワーク“VIVO”のドイツ語版のプロトタイプを実装しており、会員になることにより、DuraSpaceが管理している“VIVO”の開発を支援していくとのことです。

TIB is a member of DuraSpace(TIV,2017/5/17)
https://www.tib.eu/en/service/news/details/technische-informationsbibliothek-tib-ist-mitglied-bei-duraspace/

米国デジタル公共図書館、生物多様性遺産図書館のデータを再収集:収録点数の増加及びサムネイル画像の追加

2017年5月18日、生物多様性に関する文献をデジタル化して提供している「生物多様性遺産図書館」(Biodiversity Heritage Library:BHL)が、米国デジタル公共図書館(DPLA)がBHLのデータを4月11日に再収集し、DPLAのポータルで公開したと発表しています。

2013年からBHLは、DPLAのコンテンツハブとして機能していましたが、データが更新されておらず、それに対応したものです。

再収集の結果、12万3,472点であったBHLからのDPLAのアイテムが18万7千点に増加したほか、DPLAからサムネイル画像を見ることができるようになっています。

今後、DPLAはBHLのデータを隔月で再収集するとのことです。

DPLA Reharvest of BHL Data (BHL,2017/5/18)
http://blog.biodiversitylibrary.org/2017/05/dpla-reharvest-of-bhl-data.html

横浜市鶴見区、同区の古い街並みを写した写真を募集中:つるみ歴史写真アーカイブ事業

横浜市鶴見区が、「つるみ歴史写真アーカイブ事業」において、同区の古い街並みを写した写真を募集しています。

鶴見区制90周年記念事業の一環で、明治・大正・昭和期の同区を写した写真を広く募集し、鶴見区制90周年記念事業や区の広報事業に活用することを目的としたプロジェクトです。

2017年12月31日まで随時受け付けられており、提供された写真は同区のウェブページ内でも紹介していくとされています。

つるみ歴史写真アーカイブ(横浜市鶴見区)
http://www.city.yokohama.lg.jp/tsurumi/90syuunen/90th-photo-archive.html

参考:
横浜市立旭図書館、「よみがえる昭和の街並み 旭区風景写真アーカイブ」を公開
Posted 2017年3月17日
http://current.ndl.go.jp/node/33678

イングランドにおける最初期の図書の一部がレディング大学で発見される

2017年5月9日、英国レディング大学は、15世紀の印刷物を同大学図書館のコレクションから発見したと発表しました。

発見された印刷物はイングランドに印刷技術をもたらした、ウィリアム・キャクストンの印刷工房で1476年から1477年に印刷された“Sarum Ordinal”“ Sarum Pye”と呼ばれる中世ラテン語で書かれた司祭のハンドブックの一部です。

この資料は同大学のSpecial Collections Librarianのデルベック(Erika Delbecque)氏が手稿類のコレクションを整理するなかで偶然発見しました。この資料は元々、背の補強のために関係のない本に貼り付けられており、1820年代に英・ケンブリッジ大学のある司書が救い出したと言われています。当時の司書にはそれがキャクストンの初期印刷物であることは分かっていなかったそうです。

この図書は完全な形では現存しておらず、今回発見された箇所とは異なる一部のページを英国図書館(BL)のみが所蔵しています。

なお資料は同大学の英国農村生活博物館(The Museum of English Rural Life)にて、5月31日まで展示されています。

科学技術・学術政策研究所、科学技術の状況に係る総合的意識調査(NISTEP定点調査2016)を公表

2017年5月18日、科学技術・学術政策研究所(NISTEP)が、科学技術の状況に係る総合的意識調査(NISTEP定点調査2016)を公表しています。

第5期科学技術基本計画期間中の日本の科学技術やイノベーションの状況変化を把握するため新たに開始した、研究者や有識者約2,800名を対象とした5年間の継続的な意識調査(第3期NISTEP定点調査)です。

調査は、2016年10月から2017年1月にかけて行われました。

科学技術の状況に係る総合的意識調査(NISTEP定点調査2016)[NISTEP REPORT No.171, 172]の公表について(NISTEP,2017/5/18)
http://www.nistep.go.jp/archives/32530

科学技術の状況に係る総合的意識調査(NISTEP 定点調査2016)報告書(NISTEP)
http://doi.org/10.15108/nr171

Knowledge Unlatched、利用統計の地理位置情報データを公開

2017年5月3日、Knowledge Unlatched(KU)が、“Pilot Collection”“Round 2 Collection”の利用統計の地理位置情報データを公開しています。

Knowledge Unlatched Releases Geolocational Data for Pilot and Round 2 Collections(KU,2017/5/3)
http://www.knowledgeunlatched.org/2017/05/knowledge-unlatched-releases-geolocation-data-for-pilot-and-round-2-collections/

米・デラウェア美術館、同館所蔵のアーカイブズ資料をデジタル化して公開

2017年5月11日、米・デラウェア美術館が、同館所蔵のアーカイブズ資料を、デラウェア州の図書館担当部局が運営する“Delaware Heritage Collection”を通じて公開したと発表しています。

同館のHelen Farr Sloan Library&Archivesが所蔵するジョン・フレンチ・スローンや、ラファエル前派の芸術家の手稿などのアーカイブズ資料500点が含まれ、今後も資料が追加されていく予定となっています。

DELAWARE ART MUSEUM PUTS OVER 500 RARE ARCHIVES ONLINE(DELAWARE ART MUSEUM,2017/5/11)
http://www.delart.org/press-room/delaware-art-museum-puts-over-500-rare-archives-online/

“Mendeley Funding”がサービス開始

2017年5月16日、無料の文献管理ツールMendeleyが、ブログで“Mendeley Funding”のサービス開始を発表しています。

世界中の助成情報を検索できるもので、欧州連合(EU)、米国国立衛生研究所(NIH)等の米国の政府機関、英国研究会議(RCUK)といった著明な機関からのものを含む、2,000を超す助成情報が含まれます。

“Mendeley Funding”では、助成情報の検索や保存、詳細情報へのアクセスなどができるようになっており、Mendeleyにログインし、ツールバーの “Funding”リンクから利用することができます。

Introducing Mendeley Funding(Mendeley Blog,2017/5/16)
https://blog.mendeley.com/2017/05/16/introducing-mendeley-funding/

東京国立近代美術館フィルムセンターBDCプロジェクト、「映画の孤児著作物のデジタル利用に関する法制度報告書」を公開

2017年5月17日、文化庁の文化芸術振興費補助金(美術館・歴史博物館重点分野推進支援事業)の交付を受けて実施している、東京国立近代美術館フィルムセンターの「映画におけるデジタル保存・活用に関する調査研究事業(BDCプロジェクト)」が「映画の孤児著作物のデジタル利用に関する法制度報告書」を公開しました。

映画を保存するアーカイブ機関でのデジタルアーカイブ構築のためには、映画作品をめぐる複雑な著作権等の権利を適切な形で処理する必要があり、いまだ多くの課題が伴うことから、関連する法制度の現状を正しく把握し、今後の活動の基礎となる法的知識を広く共有するため、五常法律会計事務所へ委託し調査したものです。

報告書では、現在の日本の法環境において、アーカイブ等が保存する映画や孤児作品(著作権者等権利者不明の作品)を適法にデジタル利用するためにはどのような方法が考えられるのか、現状の法制度の可能性と限界を軸に、法律家の視点から考察を加えつつ、解説しているほか、オランダ及び英国のフィルムアーカイブ実務と法制度に関する事例も紹介しているとのことです。

ページ