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第3回ILDS国際会議（Interlending & Document Supply: 3rd International Conference）が，3月29日から4月1日にかけて，春雪の舞うブダペストで開催された。

会場は，ハンガリーの国立セーチェニ図書館で，42カ国から200名余の参加者があり盛況であった。開会式には，アールパード・ゲンツハンガリー共和国大統領の暖かい歓迎の挨拶があった。

会議は，一日毎にテーマが決められ，午前は各国の図書館間貸出と文献提供に関する報告，午後はワークショップという形式で進められた。

29日のテーマは，「文献提供における新しい組み立てとサービス」で，6つの報告が行われた。

30日は「文献提供計画」が午前のテーマで6つの報告，午後は4班に分かれてワークショップが開かれた。

31日の午前は，「文献提供の管理・運営」がテーマで4つの報告が発表され，午後は，5班と，UAPのワークショップ（「図書館間貸出と文献提供：中央及び東ヨーロッパにおける最近の状況」）が行われた。

4月1日のテーマは，「文献提供に対する要求の変化」で，5つの報告が発表された。

ロシアにおける最近の政治的，経済的な混乱が各種図書館に甚大な影響を与えており，図書館運営を困難にしているという報告が印象的であった。

村木榮四郎（むらきえいしろう）

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