アーカイブ - 2019年 3月 - car

3月 12日

文学通信、「文学通信リポジトリ」を公開

人文学書の出版社で人文学情報のニュースサイトも手掛ける文学通信が、自社出版物の索引や販促物を公開する「文学通信リポジトリ」を公開しました。

同リポジトリは国立情報学研究所(NII)が開発したリポジトリツールWEKOを用いて構築されています。同社の発表によれば、「将来的にはさまざまな事情でアーカイブされていない研究者の論文等を公開していける場所にもしていきたい」とのことです。

「文学通信リポジトリ」を公開しました(文学通信、2019/3/11付け)
http://bungaku-report.com/blog/2019/03/post-444.html

文学通信リポジトリ
http://repository.bungaku-report.com/htdocs/index.php

英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)、特別コレクションのインパクト評価に関する報告書“Evidencing the Impact and Value of Special Collections”を公開

2019年3月7日、英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)が、報告書“Evidencing the Impact and Value of Special Collections”を公開しました。

特別コレクションは研究図書館にとって研究・教育面で文化資産として長い間認められてきたものの、この数十年の間、デジタル化の波や経済環境の悪化といった社会の変化により、研究図書館を含めた多くの文化機関が、学術や文化の開放や、社会へのインパクトを証明することが求められるようになったことから、特別コレクションが研究図書館のインパクト目標を達成するために果たす役割や、関連サービスや活動によるインパクトを証明する方法を調査したものです。

報告書では、

米・Ithaka S+R、イシューブリーフ“Restructuring Library Collaboration Strategy, Membership, Governance”を公開

2019年3月6日、米・Ithaka S+Rが、大学図書館間の連携組織に関するイシューブリーフ“Restructuring Library Collaboration Strategy, Membership, Governance”を公開しました。

報告書では、大学図書館間の連携に関する歴史や、連携組織のモデル・課題についての概要がまとめられています。コンソーシアム等の連携組織を指す“collaborative vehicles”は岐路に立っているとし、連携組織が自己評価を行い、組織を変えるかどうかを決定するうえでの留意点を、ミッション、会員、組織管理、資金の4点から取り上げています。

Scale Is Existential New Issue Brief on Library Collaborations(Ithaka S+R,2019/3/6)
https://sr.ithaka.org/blog/scale-is-existential/

盛岡市立図書館・盛岡市渋民図書館、東日本大震災に関する展示を実施

岩手県の盛岡市立図書館が、2019年3月1日から31日まで、ミニ展示「復興八年-2011.3・11-震災から八年。綴られた記録と復興のこれから」を実施しています。報道によると、震災以前や当時の記録、震災後の復興をたどる資料など150冊が展示されているとのことです。

また、盛岡市渋民図書館でも震災の記録や復興を書いた書籍、視聴覚資料などを展示する「東日本大震災資料展 ◆私たちが災害から学ぶべきこととは何か◆」が3月2日から3月24日まで開催されています。

盛岡市立図書館からのお知らせ
http://www.city.morioka.iwate.jp/kurashi/kokyoshisetsu/tosho/1000803.html
※「復興八年-2011.3・11-震災から八年。綴られた記録と復興のこれから」の項目があります。

静岡県立中央図書館、2019年3月14日からの全てのサービスの再開を発表

静岡県立中央図書館が、閲覧室の床のひび割れへの安全対策工事終了にともない、2019年3月14日から全てのサービスを再開すると発表しました。

再開後は各種展示や本の福袋が実施されるほか、3月14日及び3月17日には静岡茶のサービスが予定されています。

3月14日から全てのサービスを再開します(静岡県立中央図書館)
https://www.tosyokan.pref.shizuoka.jp/contents/info/2019/201903_servicesaikai.html

参考:
静岡県立中央図書館、閲覧室床にひび割れが発見され、安全対策実施のため臨時休館:休館期間は3か月から4か月程度を予定
Posted 2017年7月3日
http://current.ndl.go.jp/node/34289

茨城大学図書館、貴重資料「菅文庫」の修繕をめざすクラウドファンディングを開始

2019年3月11日、茨城大学図書館が、同館所蔵の貴重資料「菅文庫」の修繕をめざすクラウドファンディングを開始しました。

菅文庫は、幕末の水戸藩の史学者・菅政友(かんまさすけ)の収集した蔵書の大部分を収めたもので、地元水戸に関する資料や、菅政友が専門とする史学関係に加え、国学・文学・儒学・地誌・法制・経済から理学・医学等まで幅広い内容の蔵書を含む漢籍・国書約1万点のコレクションです。

今回のプロジェクトは、損傷のひどい資料の中でも重要度の高い、菅政友自身が書写した写本を中心に修繕することを目指すものです。目標金額100万円を達成した場合、茨苑祭(茨城大学水戸キャンパス学園祭)での修復資料の展示や、ギャラリートークなども予定されています。

募集期間は3月11日から4月19日までです。

貴重資料「菅文庫」の修繕をめざすクラウドファンディングを公開しました(3館共通)(茨城大学図書館,2019/3/11)
http://www.lib.ibaraki.ac.jp/news/index.php?id=252

3月 11日

米・公共図書館協会(PLA)、米国国立衛生研究所(NIH)の研究事業“All of Us”の認知度向上を目的とした医学図書館全米ネットワーク(NNLM)との連携強化を発表

2019年3月4日、米国図書館協会(ALA)の公共図書館協会(PLA)が、国立医学図書館(NLM)の事業である医学図書館全米ネットワーク(National Network of Libraries of Medicine:NNLM)との連携を強化すると発表しています。

両機関は、2017年に、公共図書館職員の健康情報に関する知識・能力を向上させる“Healthy Communities”イニシアチブを実施しましたが、米国の100万人以上の住民からデータを収取することで研究を加速し健康を改善することを目的とした米国国立衛生研究所(NIH)の研究事業“All of Us”の認知度向上のため今月から連携するとしています。

“All of Us”の中核にある医療制度の不平等改善への取り組みは、PLAの戦略計画の目標における「平等・多様性・包括性そして社会的公平性」に沿うものであるとし、今後15か月間、両機関は連携し、公共図書館が健康リテラシを向上させ、健康に関する研究の不平等に取り組み、地域における健康支援団体や医療従事者との連携を強化することを支援します。

米・Library Journal誌、2019年の「図書館界を動かした人、揺るがせた人」54人を発表

米国のLibrary Journal(LJ)誌(オンライン)が、2019年版の「図書館界を動かした人、揺るがせた人」(Movers & Shakers)として54名の図書館員を発表しています。

米国の図書館界に新しい風を吹き込んだ図書館員たちを選出するもので、アドヴォカシー分野(ADVOCATES)、組織を変えた人(CHANGE AGENTS)、コミュニティを作った人(COMMUNITY BUILDERS)、デジタル開発者(DIGITAL DEVELOPERS)、教育分野(EDUCATORS)、革新者(INNOVATORS)、の6つの分野から選ばれています。

革新者(INNOVATORS)には、ワシントン大学図書館の日本研究司書である田中あずさ氏も選出されており、受賞者プロフィールのページでは、田中氏が携わった「日本学多巻資料の総目次・索引電子化プロジェクト」の紹介がなされています。

2002年の開始以来“Movers&Shakers”に選出された図書館員は900人を超えました。

近畿大学貴重資料デジタルアーカイブで貴重書27タイトルが追加公開:コペルニクス『天球の回転について』(1543年)など

2019年3月6日、近畿大学中央図書館は、近畿大学貴重資料デジタルアーカイブにおいて同大学が所蔵する貴重書のなかから27タイトルを新たに公開したことを発表しました。

主な公開資料として、コペルニクス『天体の回転について』(1543年)やホッブズ『リヴァイアサン』(1651年)、鳥居清満筆『分福茶釜』(江戸時代後期刊)など14タイトルが紹介されています。

【近畿大学貴重資料デジタルアーカイブ】27タイトルを新たに公開しました(近畿大学中央図書館, 2019/3/6)
https://www.clib.kindai.ac.jp/news/2019/0306-27_2.html

近畿大学貴重資料デジタルアーカイブ
https://kda.clib.kindai.ac.jp/rarematerials/

気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館(宮城県)がオープン

2019年3月10日、気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館(宮城県)がオープンしました。

被災した気仙沼向洋高校旧校舎に「震災伝承館」を加えた施設であり、旧校舎を見学できるほか、展示室や震災関連映像を上映する映像シアター等が設けられています。

気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館オープン(気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館, 2019/3/8)
http://www.kesennuma-memorial.jp/event/detail.php?id=2

施設案内(気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館)
http://www.kesennuma-memorial.jp/about/

札幌市中央図書館、新しく「認知症コーナー」「LLブックコーナー」「LGBTコーナー」を設置

2019年3月6日、札幌市中央図書館が、1階図書室内に、新しく「認知症コーナー」「LLブックコーナー」「LGBTコーナー」を設置したと発表しています。

中央図書館1階図書室内に新しいコーナーができました(札幌市の図書館,2019/3/6)
https://www.city.sapporo.jp/toshokan/gyoji/chuo/20190306nintisyonado.html

参考:
E2019 - 認知症にやさしい図書館ガイドライン
カレントアウェアネス-E No.346 2018.05.17
http://current.ndl.go.jp/e2019

【イベント】公開フォーラム「被災地と史料をつなぐ―歴史資料の被災状況と保存技術の共有―」(3/16・仙台)

2019年3月16日、東北大学災害科学国際研究所において、同研究所等主催の「公開フォーラム「被災地と史料をつなぐ―歴史資料の被災状況と保存技術の共有―」が実施されます。

阪神・淡路大震災や東日本大震災から、2018年に発生した西日本豪雨まで、被災地となった地域において展開した被災資料の救済に関しての報告が行われます。また、資料保存技術の公開・共有として、襖や屏風の下張り文書の保存技術についてのワークショップが実施されます。

定員は40人程度で、参加には事前の申し込みが必要です。

内容は以下の通りです。

第1部 各地の被災資料救済の事例(各報告20分+質疑5分)
・奥村弘氏(神戸大学大学院人文学研究科長)
「全国へ広がった史料ネットの活動―1995年阪神・淡路大震災から2018年自然災害へ」
・蝦名裕一氏(東北大学災害科学国際研究所准教授)
「東日本大震災以降の気仙郡における史料保全活動」
・加藤明恵氏(神戸大学大学院人文学研究科特命助教)
「大船渡被災資料の整理作業報告と史料紹介」
・今津勝紀氏(岡山大学大学院社会文化学研究科教授)
「西日本豪雨における被災資料救済の現状と課題」

岩手県立図書館、図書館映画会「証言記録 東日本大震災 第19回 岩手県大船渡市~静かな湾に押し寄せた大津波~」を上映:企画展「岩手の災害史」のギャラリートークや震災当日の様子を写真で紹介しながら館内を回る「図書館さんぽ」も実施

岩手県立図書館が、2019年3月10日・11日に実施する図書館映画会にて「証言記録 東日本大震災 第19回 岩手県大船渡市~静かな湾に押し寄せた大津波~」を上映します。

10日の映画会終了後には企画展「岩手の災害史」のギャラリートークが開催されたほか、11日には、東日本大震災発生から8年の日にあわせて、同館が入居するいわて県民情報交流センター(アイーナ)の当日の様子を写真で紹介しながら館内を回るとともに、「震災関連資料コーナー」を案内する図書館さんぽ特別開催「語り継ぐあの日の図書館と『震災関連資料コーナー』」が行われます。

@iwate_pref_lib(Twitter,2019/3/9)
https://twitter.com/iwate_pref_lib/status/1104226689725300737

宮城県図書館、東日本大震災文庫展IX「災害にそなえる―今こそ あらためて カクニンしよう―」、震災文庫ミニ展示「災害にそなえる」 、音と映像のフロア企画展示「3.11特集-地震・津波、原発事故、防災関連資料展示-」 を実施

宮城県図書館が、2019年3月9日から6月9日まで、3階の「東日本大震災文庫」において、東日本大震災文庫展IX「災害にそなえる―今こそ あらためて カクニンしよう―」を実施します。「東日本大震災文庫」の資料を中心に、災害に備えるために知っておきたいこと・確認しておきたいことについて紹介する展示です。

あわせて、東日本大震災文庫では、東日本大震災文庫展Ⅸに関連してミニ展示「災害にそなえる」も行われます。災害に対する普段からの備え、証言に基づいた教訓などを掲載している資料の一部が展示されています。

また、1階・音と映像のフロアでも、3月10日から5月25日まで、地震・津波、原発事故、防災関連の資料を展示する「3.11特集-地震・津波、原発事故、防災関連資料展示-」が行われています。

総務省、「ICT地域活性化大賞2019」の受賞案件を発表:大阪市立中央図書館が優秀賞を受賞

2019年3月8日、総務省が、「ICT地域活性化大賞2019」の受賞案件を発表しました。

同賞は、ICT(情報通信技術)を活用して、地域が抱える様々な課題を解決し、地域の活性化を図るため、自律的な創意・工夫に基づき地方公共団体や地域団体、民間企業等がICTを利活用している事例を広く募集の上、「ICT地域活性化大賞」として表彰するものです。

「ICT地域活性化大賞2019」の受賞案件は、115件の応募の中から、3月8日に開催した「地域ICTサミット2019」内で決勝審査を実施して決定されたもので、優秀賞4案件の内の1つに、大阪市立中央図書館の「オープンデータ化した地域資料の利活用を通じて大阪の魅力を発信」が選ばれました。

「ICT地域活性化大賞2019」受賞案件の発表(総務省,2019/3/8)
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu06_02000206.html

3月 8日

山形県立図書館、「3.11を忘れない・・・。」展を開催中

山形県立図書館が、2019年2月26日から3月31日まで、「3.11を忘れない・・・。」展を開催しています。

震災の記憶が日々薄れていく中、この展示をきっかけに震災について改めて考えることができるよう毎年この時期に行っている展示です。

この1年間に同館が受け入れた震災や福島第一原子力発電所に関連する資料を展示しています。

@YamagataPrefLib(Facebook,2019/3/8)
https://www.facebook.com/YamagataPrefLib/posts/2321051441459191

参考:
山形県立図書館、展示「3.11を忘れない」を開催中
Posted 2017年3月24日
http://current.ndl.go.jp/node/33712

米・スタンフォード大学図書館、医療・健康に関するデジタルな情報を企業が取り扱う際の指針を発表

2019年2月21日、米・スタンフォード大学図書館は、医療・健康に関するデバイスやアプリ、医薬品等から収集されるデジタルな情報の倫理的利用に関する声明“Statement of Guiding Principles for Ethics in Digital Health”を発表しました。

声明では、医療・健康に関するデジタルなデバイス等や情報の活用に関する10の指針を挙げています。この指針は、医療・健康に関するサービスやデバイスを扱う企業(digital health companies)が、自社の製品や収集した情報を倫理的に利用するために定められています。

今回の声明は、同学で実施されたセミナーで、健康・医療に関するデジタル情報を取り扱う組織が健康に関する個人情報を管理する際の懸念について、産業界、研究者、非営利団体が議論した内容に由来するものです。

OCLC、米国の小規模な公共図書館がコミュニティのニーズに応じた図書館空間を実現するためのオンライン研修プロジェクト第2弾の参加館を発表

2019年3月7日、米国の小規模な公共図書館がコミュニティのニーズに応じた図書館空間を実現するためのオンライン研修プロジェクト第2弾の参加館15館を発表しました。

博物館・図書館機構(IMLS)の助成を受けて、地方及び小図書館協会(ARSL)と共同で実施している事業で、38州120館の応募のなかから、900人から1万5,500人規模のコミュニティにサービスを提供している15州15館が選ばれました。

第1弾と同じく、参加館の職員は、社会に関わり積極的に学習することを推奨する図書館空間を再考・再構築するために地域住民と共同することを、OCLCが運営するオンライン学習コミュニティWebJunctionを用いて15か月間学ぶことになります。

受講後、参加者は、5,000ドルの助成金を用いて、図書館に学習空間を構築します。第1弾の参加者は、第2弾の参加者を助言や相談を通じて支援します。

青森市民図書館、「被災地を思う朗読会」を開催:「東日本大震災から8年」をテーマとした展示も実施中

青森県の青森市民図書館が、2019年3月9日、言葉のちから・声のあかりプロジェクトチームによる「被災地を思う朗読会」を開催します。

対象は中学生以上で、募集人数は25人です。参加費は無料です。

また、ヤングアダルトライブラリー・ポピュラーライブラリー・児童ライブラリーの各コーナーでは、2月1日から3月12日まで、「東日本大震災から8年」をテーマに、東日本大震災の教訓を活かし、風化させないための、震災・防災に関する本の展示・貸出が行われています。

被災地を思う朗読会(青森市,2019/2/12)
https://www.city.aomori.aomori.jp/event/20190309-01.html

館内展示(青森市民図書館)
https://www.library.city.aomori.aomori.jp/acl/tenji/tenji.html

ハンガリーのコンソーシアムEISZ、Wiley社とオープンアクセス(OA)出版等で合意

2019年3月1日、ハンガリーのコンソーシアムEISZ(Electronic Information Service National Programme)が、Wiley社とのオープンアクセス(OA)出版及び購読契約に関する契約の締結を発表しました。

契約は3年間で、13のEISZ加盟機関の研究者は、Wiley社の電子ジャーナルの閲覧と、Wiley社の電子ジャーナルでのOA出版が可能となる内容です。

Wiley社では該当する研究者を自動的に識別し、無料でOA出版する条件を通知するプラットフォームなどの新しい技術への投資を続けるとしています。またEISZの加盟機関では、アカウントを簡単に管理し、速やかに承認し、詳細なレポートを作成するオープンアクセスアカウントダッシュボードを利用できます。

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