アーカイブ - 2019年 2月 7日 - car

オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)、Plan Sの実現にかかる手引きへのフィードバックの更新版を発表

2019年2月6日、オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)が、2018年12月13日に発表したPlan Sの実現にかかる手引きへのフィードバックについて、更新版を発表しました。

内容の大部分は初版と共通していますが、「10.2 Plan Sに準拠したOAリポジトリの要件」(10.2 Requirements for Plan S compliant Open Access repositories)に関して、各リポジトリが要件に準拠するための移行期間の設定を新たに求めているほか、初版では欧州のリポジトリを念頭に置いてOpenAIREによるリポジトリのハーベストを求めていた箇所が、「国、地域、又は国際的なアグリゲーター」(“national, regional or international aggregator”)によるリポジトリのハーベストを求める内容となっている等、いくつかの変更が行われています。

arXiv、Plan Sの実現にかかる手引きへのフィードバックを発表

2019年2月4日、米・コーネル大学が運営するプレプリントサーバarXivが、Plan Sの実現にかかる手引きに関するフィードバック(2019年1月31日付け)を発表しました。

Plan Sの目標に対する支持とともに、手引きの「10.2 Plan Sに準拠したOAリポジトリの要件」(10.2 Requirements for Plan S compliant Open Access repositories)で挙げられている必須要件のうち、「文献の自動取り込み機能」「全文テキストのJATS相当のXMLでの搭載」などの5要件に対してコメントしています。

欧州研究図書館協会(LIBER)のオープンアクセス作業部会がPlan Sの実現にかかる手引きへの声明を発表

2019年2月4日、欧州研究図書館協会(LIBER)のオープンアクセス作業部会(Open Access Working Group)が、Plan Sの実現にかかる手引きへの声明を発表しました。

手引きにおいて、即時かつ完全なオープンアクセス(OA)の履行に関し、「1. OAジャーナル又はOAプラットフォーム」「2. OAリポジトリへの学術記事の登録」「3. 転換契約(Transformative Agreements)」という3つのシナリオが示されていることに触れ、シナリオ別に計6点のコメントを行っています。

また、「1. OAジャーナル又はOAプラットフォーム」に求められている要件が、新規参入者にとっては詳細かつ高度すぎるものであることや、「2. OAリポジトリへの学術記事の登録」に関し、技術的要件が詳細であるため、オープンサイエンス基盤に十分な投資が行えない国々のOAリポジトリを排除してしまう可能性についても指摘しています。

文化庁、2019年度のメディア芸術アーカイブ推進支援事業の募集要項を発表

2019年1月30日、文化庁は、「2019年度文化芸術振興費補助金メディア芸術アーカイブ推進支援事業」の補助対象となる団体の募集要項を発表しました。

同事業は、国内の優れたメディア芸術作品や、散逸・劣化などの危険性が高いメディア芸術作品の保存及びその活用等を支援することにより、日本のメディア芸術の振興に資することを目的としています。同事業における「メディア芸術」は、デジタル技術を用いて作られたアート(インタラクティブアート、インスタレーション、映像等)、アニメーション・特撮、マンガ及びゲームを指します。

同事業で整備されたデータは、2019年度末より公開予定の文化庁が運営するメディア芸術データベース(正式版)への登録が予定されています

新着情報一覧(文化庁)
http://www.bunka.go.jp/whats_new.html
※「2019年1月30日 2019年度文化芸術振興費補助金メディア芸術アーカイブ推進支援事業の募集」とあります。

オランダ大学協会(VSNU)、学術成果のオープンアクセス化推進のためのパイロットプロジェクト“You share, we take care”の開始を発表

2019年1月31日、オランダ大学協会(VSNU)は、学術成果のオープンアクセスに関するパイロットプロジェクト“You share, we take care”が同日からオランダの大学において開始されることを発表しています。

オランダのオープンアクセス(OA)に関する情報を提供するウェブサイト“open access.nl”で紹介されているプロジェクトの詳細によれば、出版から6か月経過した学術成果の出版者版を、著者らが大学のリポジトリを通じてオープンアクセス化することをサポートするプロジェクトであり、2019年1月31日から6ヶ月間実施されます。

オランダでは著作権法の改正により、特定の条件を満たした科学的成果については、出版後合理的な期間を設けた後にオープンアクセス化が可能となっています。著作権法で求められる要件と関連して、次のプロジェクト参加条件が示されています。

・出版物がオランダの公的資金により全部または一部が助成を受けていること
・著者または共著者がプロジェクトに参加する機関と雇用契約を結んでいること
・科学論文や著作の1章分など、短い科学的成果であること

【イベント】シンポジウム「これからの博物館制度の在るべき姿~博物館法見直しの方向性をさぐる~」(3/2・東京)

2019年3月2日、公益財団法人日本博物館協会が、東京文化財研究所にて、シンポジウム「これからの博物館制度の在るべき姿 ~博物館法見直しの方向性をさぐる~」を開催します。

開催趣旨によると、同シンポジウムはこれからの博物館制度の在り方について、より広範な視点から捉え、現行の博物館法の見直しを進めるための議論を深める機会とするとしています。

定員は120人で、参加には申し込みが必要です。資料代500円が必要です。

プログラムは次の通りです。

オランダ大学協会(VSNU)、Plan Sに対する声明を発表

2019年1月31日、オランダ大学協会(VSNU)がPlan Sに対する声明を発表しました。

オランダのオープンサイエンスに関する国家計画である“National Plan Open Science” (NPOS)で述べられているとおり、VSNUが積極的にオープンサイエンスに関わってきたことに触れ、オープンアクセスはオープンサイエンスの一部であるとし、Plan Sの目標に対する支持を表明しています。

その上で、全世界規模でPlan Sが求める効果をもたらすためにはCOAlition Sのメンバーシップを欧州内外で拡大していく必要があるとしています。

また、Plan Sが適切に取組むべき点として、十分な移行期間の確保、信頼できるジャーナルの明確化など科学出版の質向上のための取組、科学の独立性保証、出版コストの抑制・透明化、若手あるいはキャリアが浅い研究者の立場への十分な配慮等、全7点を挙げています。

大阪市立図書館が2018年度勝手表彰の貢献賞を受賞:「古文書等オープンデータ画像のビジネス等への利活用促進」に対して

2019年2月5日、大阪市立図書館は、同館の「古文書等オープンデータ画像のビジネス等への利活用促進」の取組が2018年度勝手表彰の貢献賞を受賞したことを発表しました。同日付の大阪市の報道発表資料によれば、公共図書館の受賞は国内初とあります。

同賞は一般社団法人オープン&ビッグデータ活用・地方創生推進機構(VLED)が主催するものです。VLEDでは、オープンデータやその活用等に関する優れた取組を勝手に選んで勝手に表彰する「勝手表彰」を実施しており、2018年度で6回目となります。

同館では今回の表彰を受け、「大阪市ICT戦略」に基づき、デジタルアーカイブにおけるオープンデータ化対象画像の拡充とメタデータの豊富化、ビジネスの活性化をも視野に入れた利活用推進等に引き続き取組むとコメントしています。

日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアム、脚本データベースの英語版を公開

一般社団法人日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアムは、現在までに収集した脚本・台本の書誌データを一覧・検索できる「脚本データベース」について、英語版の公開を発表しています。

タイトル、氏名はローマ字で表示されています。一部、読み仮名の不明な氏名など日本語で表示されているものの、調査を進め更新するとしています。また、今後は作品情報としてあらすじなどを順次公開する予定とあります。

一般社団法人日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアム
https://www.nkac.jp/
※ニュース欄に「脚本データベースの英語版公開 NEW」とあります。

脚本データベース(英語版)
http://db.nkac.or.jp/top.htm?langId=en