アーカイブ - 2019年 2月 20日 - car

欧州物理学会、Plan Sの実現にかかる手引きへのフィードバックを発表

2019年2月12日、欧州物理学会(EPS)がPlan Sの実現にかかる手引きへのフィードバックを発表しました。

EPSによるフィードバックでは、Plan Sを歓迎・支持するとしつつ、完全OAへの急激な移行は多くの雑誌に経済的困難をもたらし、編集・査読者のネットワークを破壊してしまうのではないか、また、小規模な学会・雑誌はとりわけ急激な移行に耐えられず、出版の多様性が失われるのではないか、といった懸念を示しています。また、APC助成が存在しないような、欧州以外の国々への対応も懸念点としてあげられています。

Plan S: Accelerating the transition to full and immediate Open Access to scientific publication(EPS、2019/2/12付け)
https://www.eps.org/news/437914/

【イベント】日本情報教育学会第1回研究会「未来を拓く情報教育」(3/9-10・東京)

2019年3月9日・10日に、山形大学東京サテライトにおいて、日本情報教育学会の第1回研究会が開催されます。テーマは「未来を拓く情報教育」とのことです。

同学会は2017年4月に、情報教育と関連分野の進歩普及をはかること等を目的に設立されたものです。初回となる今回の研究会では、1日目に東京大学の橋元良明氏による基調講演「若年層における情報行動の変化」が行われるほか、情報コミュニケーション、ICT活用、情報リテラシーに関する研究発表が行われます。また、2日目にはプログラミング教育に関するワークショップが開催されるとのことです。

日本情報教育学会 第1回研究会
https://sites.google.com/view/jaie

日本情報教育学会 第 1 回研究会のご案内(プログラム付き案内)
https://drive.google.com/file/d/1h4TufknlSQW1B2ZE_pX2VtWxCHNTfYLR/view

国立国会図書館(NDL)、調査及び立法考査局による刊行物収録記事のうち一部の英訳版を公開

2019年2月18日、国立国会図書館(NDL)は、調査及び立法考査局による刊行物収録記事のうち一部の英訳版を公開したことを発表しました。

海外の議会図書館における調査の参考にも資するために提供するものであり、日本の社会、政治、経済、立法その他に関するテーマを扱った記事の英訳版を“Publications in English”のコーナーで公開しています。

2019-2-18 Selected Articles from the Research and Legislative Reference Bureau(NDL, 2019/2/18)
http://www.ndl.go.jp/en/news/fy2018/190218_01.html

Publications in English(NDL)
http://www.ndl.go.jp/en/diet/publication/english/index.html

【イベント】全国歴史資料保存利用機関連絡協議会近畿部会第150回例会「近代日本の文書管理からアーカイブズを探る」(3/8・京都)

2019年3月8日、京都市の京都府立京都学・歴彩館において、全国歴史資料保存利用機関連絡協議会(全史料協)近畿部会第150回例会「近代日本の文書管理からアーカイブズを探る」が開催されます。

近代日本の文書管理と今日のアーカイブズとのつながりについて考えるとともに、府県で保存された近代文書を利用した具体的な研究事例の報告も行われます。

参加無料ですが事前の申し込みが必要です。会員外の参加も可能です。

内容は以下の通りです。

〇報告
日本における文書管理とアーカイブズへの認識―戦前期の統治機構に視点をあてて―
渡邉佳子氏(学習院大学非常勤講師)

渡邉報告へのコメント―戦前府県文書を活用した日本近現代史研究の視点から―
小林啓治氏(京都府立大学文学部歴史学科教授)

近畿部会第150回例会のお知らせ(全史料協近畿部会)
http://jsai.jp/iinkai/kinki/kinki-top.html

図書館システムに関する国際調査の2018年版が公開

2019年2月10日、Library Technology Guidesを運営するブリーディング(Marshall Breeding)氏による、統合図書館システム(ILS)に関する国際調査の第12回目となる2018年版の結果が公表されています。製品版・オープンソースシステムの両方を含む104の製品について、米国、カナダ、オーストラリア、英国、スペイン、ニュージーランド、アイルランドなど、78か国から3,549件の回答を得ました。

国際的な傾向を把握するために、質問フォームは英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、フィンランド語で提供されました。3,549件の回答のうち、公共図書館からは1,503件、学術図書館からは1,051件、学校図書館からは441件となっています。20件以上の回答があったのは21の製品でした。

特に注目すべき調査結果(Notable Observations)として、新世代のILSへの全面的な移行が進みつつあること、システム移行を検討中の学術図書館が挙げる移行先候補について、Almaへの言及が他の製品のほぼ3倍となっていることなど、計6点を挙げています。

米国国立公文書館(NARA)、オバマ政権下の機密扱いされていない大統領記録のデジタル化に関し、バラク・オバマ財団と覚書を締結

2019年2月19日、米国国立公文書館(NARA)は、同館長のブログにおいて、オバマ政権下の機密扱いされていない大統領記録原文のデジタル化計画に関し、バラク・オバマ財団(Barack Obama Foundation)と覚書を締結したと発表しています。締結は2月15日付です。

オバマ大統領図書館が所蔵する約3千万ページの機密扱いされていない大統領記録を電子化し、メタデータとともにNARA及びオバマ大統領図書館のウェブサイトから公開する内容で、オバマ財団がNARAの承認を受けて業者を選定し、同作業を監督します。

2018年9月に交わされた基本合意書に基づく最初の締結です。

米国国立医学図書館(NLM)とウェルカム・トラストによる生物医学分野の雑誌のバックナンバー電子化事業が完了

2019年2月12日、米国国立医学図書館(NLM)は、英国のウェルカム・トラストと提携して実施してきた生物医学分野の雑誌のバックナンバー電子化事業が完了したと発表しています。

電子化された記事はPubMed Central及びEurope PMCから無料公開されており、テキストマイニング・再利用も可能です。

NLM and Wellcome Complete Partnership to Provide Free Access to Hundreds of Years of Medical Research(NLM,2019/2/12)
https://www.nlm.nih.gov/news/NLM_and_Wellcome_Complete_Partnership.html

【イベント】大阪大学社学共創連続セミナー 第4回 「地域の記録を守り伝える―公文書館の課題と未来」(3/18・大阪)

2019年3月18日、大阪大学豊中キャンパスにおいて、大阪大学社学共創連続セミナー 第4回 「地域の記録を守り伝える―公文書館の課題と未来」が開催されます。

開催趣旨によると、同セミナーでは、アーキビスト職務基準、保存文書選別など、地方公共団体の公文書保存の現状と課題を討論し、大学と地方公共団体、公文書館の共創が社会に何をもたらしうるかを探るとしています。

参加無料、定員50人で、参加には申し込みが必要です。

プログラムは次の通りです。

・伊藤一晴氏(国立公文書館 公文書専門官)
「アーキビストの職務基準書」の作成経緯と概要

・三輪宗弘氏(九州大学附属図書館付設記録資料館 教授)
何を残すべきなのか−熊本県公文書への私のチャレンジと日本への提言

・矢切 努氏(中京大学法学部 准教授)
地方公共団体における公文書館の現状と課題−公文書館専門職の経験を通じて

・パネルディスカッション
「地方公共団体の公文書保存は、今」

韓国国会図書館(NAL)、国会議員・職員向け知能型議会情報融合分析システム「Argos」及び図書館利用者向けチャットボット「何でも聞いてください」の提供開始

韓国国会図書館(NAL)が、2019年2月20日の開館67周年にあわせ、国会議員・職員向け知能型議会情報融合分析システム「Argos」及び図書館利用者向けチャットボット「何でも聞いてください」の提供開始を発表しました。

「Argos」は、同館が所蔵する立法・政策・学術資料等のデータと、議会支援に必要なソーシャルメディアデータを融合・分析して提供するデータに基づく議会支援サービスです。国会内・外の資料を分析し懸案事項と立法課題を発掘し分析データを視覚化し、国会議員や国会職員に提供します。

チャットボット「何でも聞いてください」は図書館利用者の質問にリアルタイムで回答する人工知能基盤のサービスです。

あわせて、同館1階の中央ホールには、各種統計資料、公共データを活用した天気情報などの生活情報、ニュース情報、アートギャラリーなど多様なコンテンツを提供する「メディアウォール」が設置されたほか、同日に実施される開館67周年記念式典では、国会図書館利用最優秀議員受賞式や「世界の変化を読む110冊の本」と題した書籍展示も実施されます。

【イベント】2018年度第5回千葉大学アカデミック・リンク/ALPSセミナー「高等教育における著作物の利用促進とそれを支援する体制」(3/18・千葉)

2019年3月18日、千葉大学アカデミック・リンク・センターにおいて、2018年度第5回千葉大学アカデミック・リンク/ALPSセミナー「高等教育における著作物の利用促進とそれを支援する体制」が開催されます。

2018年度の著作権法改正にともなう授業目的公衆送信補償金制度のもとで、どのような形で、ICT を活用した授業における著作物の利用が実現するのかを広く高等教育関係者と共有することを目的に、「著作物の教育利用に関する関係者フォーラム(総合フォーラム・専門フォーラム)」の共同座長で千葉大学アカデミック・リンク・センター長/附属図書館長の竹内比呂也氏が「高等教育における著作物の利用促進とそのための環境整備」と題して報告を行います。

また、補償金制度が導入されている英国の事例について、横浜市立大学学術情報センターの海浦浩子氏が「英国の大学図書館における著作物の教育利用と支援」と題して報告を行います。

参加には申し込みが必要です。