アーカイブ - 2017年 9月 - car

9月 29日

貸出しを促進する図書紹介のアイデア(記事紹介)

2017年9月28日付の米国図書館協会(ALA)児童図書館サービス部会(ALSC)のブログで、カリフォルニア州シミバレー公共図書館のKathia Ibacache氏が、貸出しを促進するための図書紹介のアイデアを紹介しています。

紹介する図書を持っての自撮り写真や、Instagram・Facebook videoといったソーシャルメディアの活用、デジタルサイネージの利用やポスターの掲示、しおりの作成、図書展示における児童・生徒を惹きつける小道具の使用や図書のラッピング、書架を用いた書店形式での図書展示などが紹介されています。

Book Displays - Social Media and Physical Space(ALSC Blog,2017/9/28)
http://www.alsc.ala.org/blog/2017/09/book-displays/

「超高齢社会と図書館研究会」、「認知症にやさしい図書館ガイドライン」を作成:全国図書館大会で紹介

「超高齢社会と図書館研究会」が、「認知症にやさしい図書館ガイドライン」を作成したようです。

「超高齢社会と図書館研究会」は、超高齢社会における図書館について考える研究会で、会長は呑海沙織氏(筑波大学図書館情報メディア系)です。当面の課題のひとつに、「認知症にやさしい図書館ガイドラインの作成」を挙げています。

このガイドラインは、2017年10月13日に国立オリンピック記念青少年総合センターにおいて開催される、第103回全国図書館大会東京大会の第18分科会 健康情報(特別セッション)で紹介されます。このセッションでは、呑海氏による基調講演「ともにつくる認知症にやさしい図書館とそのガイドライン」のほか、「超高齢社会とともに生きるための図書館づくり」をテーマとするパネルディスカッション、VTRによる実践例(川崎市立宮前図書館、日向市大王谷コミュニティセンター図書室など)の紹介が行なわれます。

オランダ王立図書館、資料デジタル化に関するGoogleとの提携を2019年1月まで延長:同国の9つの図書館の8万点を超す図書をデジタル化

2017年9月25日、オランダ王立図書館(KB)が、資料デジタル化に関するGoogleとの提携を、2019年1月まで延長すると発表しています。

両者は、2010年に、1900年までに刊行された図書のデジタル化に関する提携に合意しており、KBの蔵書のデジタル化の後は、アムステルダム大学・ライデン大学・ユトレヒト大学の図書館が事業に加わっていました。

プロジェクトの延長期間中には、オランダの9つの図書館(アムステルダム自由大学図書館、フローニンゲン大学図書館、Tresoar | Frysk Histoarysk en Letterkundich Sintrum、ラドバウド大学図書館、ティルブルフ大学図書館、マーストリヒト大学図書館、マーストリヒトセラミックセンター、エラスムス・ロッテルダム大学図書館、デルフト工科大学図書館)の8万点を超える図書のデジタル化が実施されます。

KBは事業全体の調整をするとともに、1万5,000点の古書を新たにデジタル化します。

事業終了時には、50万点のオランダの図書が、KBの歴史的資料に関するポータルサイト“Delpher”やGoogle Booksを通じて公開されます。

米国デジタル公共図書館、児童・生徒向け「一次資料セット」に20テーマを追加

2017年9月28日、米国デジタル公共図書館(DPLA)が、児童・生徒や教師による活用を目的とした、概説・10点から15点からなる一次資料・追加資料へのリンク・教育用ガイドで構成される「一次資料セット」(Primary Source Sets)に、20テーマを追加したと発表しています。

ティーグル財団から助成を得て作成されたものです。

New Primary Source Sets for Education Now Published(DPLA,2017/9/28)
https://dp.la/info/2017/09/28/new-primary-source-sets-for-education-now-published/

米国国立公文書館、連邦政府各機関から提出された記録管理に関する報告書を分析した報告書を公開

2017年9月28日、米国国立公文書館(NARA)が、連邦政府各機関から提出された、上級記録管理官報告書(SAORM Report)・連邦電子メール管理報告書(Federal Email Management Report)・記録管理に関する自己評価(RMSA)を分析した報告書“Federal Agency Records Management Annual Report 2016”を公開しました。

分析の結果、2019年12月31日が期限となっている、全ての永続的な電子記録の電子的フォーマットでの管理への移行に向けて、連邦政府機関全体で、記録管理の改善と電子記録や電子メール管理の強化が進展していることがわかったとされています。

2016 Annual RM Report Released(NARA,2017/9/28)
https://records-express.blogs.archives.gov/2017/09/28/2016-annual-rm-report-released/

米国議会図書館、連邦裁判所のウェブアーカイブ“Federal Courts Web Archive”を公開

米国議会図書館(LC)が、2017年9月28日、連邦裁判所関連のウェブアーカイブ“Federal Courts Web Archive”を公開したことを発表しています。

同館のウェブアーカイブチームと法律図書館が作成したもので、最高裁判所、連邦控訴裁判所、一審裁判所といった連邦裁判所のウェブサイトが収集されており、判決速報・証言記録・訴訟事件一覧・規則・裁判官等の経歴等といった情報が含まれます。

Federal Courts Web Archive Launched(LC,2017/9/28)
http://blogs.loc.gov/law/2017/09/federal-courts-web-archive-launched/

京都大学図書館機構、ジョサイア・コンドル建築図面110件(4建築114画像)を「京都大学貴重資料デジアルアーカイブ」で追加公開

2017年9月28日、京都大学図書館機構が、ジョサイア・コンドルの建築作品のうち4建築(東京復活大聖堂(ニコライ堂) 、唯一館、三井家倶楽部、山県邸)の図面110点(114画像)を「京都大学貴重資料デジアルアーカイブ」で追加公開したと発表しています。

平成19年度総長裁量経費「建築家ジョサイア・コンドル作品図面のデジタル化とデータベース構築」事業で工学研究科井手亜里教授が作成した高精細画像255点が、分割撮影された元画像を図面1枚の画像になるように接合し公開されています。

【図書館機構】ジョサイア・コンドル建築図面110件(4建築114画像)を追加公開しました(京都大学図書館機構,2017/9/28)
http://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/bulletin/1376152

9月 28日

大阪府立中央図書館、インターナショナル・ゲームズ・ウィークにあわせ、「図書館でボードゲームをする日」を開催

大阪府立中央図書館が、米国図書館協会(ALA)が定めるインターナショナル・ゲームズ・ウィーク(10月29日から11月4日まで)にあわせ、その初日にあたる2017年10月29日に「図書館でボードゲームをする日」を開催すると発表しています。

参加費・申込みは不要で、入退場は自由となっており、ごきぶりポーカー、カタンの開拓者たち、カルカソンヌ、ミッドナイト・パーティー、ねことねずみの大レース、カヤナック等のゲームが用意されるとのことです。

図書館でボードゲームをする日(大阪府立中央図書館)
http://www.library.pref.osaka.jp/site/central/boardgame2017.html
http://www.library.pref.osaka.jp/uploaded/attachment/2927.pdf

【イベント】シンポジウム「情報管理専門職をめぐる民間企業と大学・学界―記録情報管理の現状と研究教育・人材育成―」(2017年度日本アーカイブズ学会第1回研究集会)(11/17・福岡)

2017年11月17日、九州大学中央図書館において、日本アーカイブズ学会(JSAS)・九州大学大学院統合新領域学府ライブラリーサイエンス専攻主催のシンポジウム「情報管理専門職をめぐる民間企業と大学・学界―記録情報管理の現状と研究教育・人材育成―」が開催されます。日本アーカイブズ学会が毎年開催する研究集会を兼ねています。

シンポジウムでは、民間企業の記録情報管理に焦点をあて、記録情報の管理や資産としての価値付け・活用を専門とする民間企業に関して議論が行われる予定で、具体的には、現在、様々な領域で、なにが課題となっているのか、求められているのか、また、企業が求める専門職像に対して、大学・学界側はどのように応じ、何を提供できるかなど、教育研究や人材育成のあり方についてを議論し、今後のキャリアパスの方向性や、研究・教育における連携協力の可能性を探ることを目的としています。

入場無料で事前の申込みも不要です。

シンポジウム「情報管理専門職をめぐる民間企業と大学・学界」(九州大学附属図書館)
https://www.lib.kyushu-u.ac.jp/ja/events/20171117

日本学術会議、提言「新たな情報化時代の人文学的アジア研究に向けて―対外発信の促進と持続可能な研究者養成―」を公表

2017年9月21日、日本学術会議の言語・文学委員会・哲学委員会・史学委員会・地域研究委員会合同アジア研究・対アジア関係に関する分科会が、提言「新たな情報化時代の人文学的アジア研究に向けて―対外発信の促進と持続可能な研究者養成―」を公表しています。

日本における人文学的アジア研究の発信力の向上を図り、国際的に最先端の舞台で活躍する人材を育成しつつ、研究の活性化をいかに促進するかに狙いを定め、具体的な政策提言を行なうことを目的としたもので、

(1)アジア研究情報に対するアクセスの平等性の確保
(2)日本からのアジア研究情報の発信
(3)長期的な研究者養成とアジア研究の社会的基盤形成

が提言されています。

国会図書館や個々の分野の研究拠点となる大学・研究機関に対してデータベースアクセスのための予算措置を国や自治体は講じるべきこと、日本の学会誌や紀要などのデジタル化とウェブ上での無料あるいは廉価での公開を促進し国内外の研究者が日本発の学術成果に自由にアクセスできる環境を整える必要があること、公共図書館・文書館・博物館に専門的知識と高い学術的力量を備えた専門職員を配置すること、などが指摘されています。

アイルランド国立図書館、同国出身の詩人イェイツに関する資料を購入・寄贈により取得

2017年9月27日、アイルランド国立図書館(NLI)が、同国出身の詩人ウィリアム・バトラー・イェイツ(William Butler Yeats)関連の資料を取得したと発表しています。

1つ目は、イェイツと妻との間でやり取りされた500通以上の手紙で、ロンドンでオークションに出品される前に、同館に対して打診があり、購入されたものです。

2点目は、イェイツの父であるJohn Butler Yeatsによる水彩画の自画像や家族の肖像画・スケッチ画で、family charitable trustからの助成を得て、オークションで購入したものです。

3点目は、現在、イェイツの遺族から展覧会のために貸出されている資料で、今後同館へ寄贈されることが発表されています。

米国国立医学図書館とウェルカム・トラストによる150年分の生物医学分野の雑誌のデジタル化事業、50万ページに到達

2017年9月27日、米国国立医学図書館(NLM)が、ウェルカム・トラストと共同で実施している、150年分の生物・医学分野の雑誌のデジタル化事業が、4万5,000記事・50万ページのデジタル化を達成したと発表しています。

デジタル化された雑誌は、PubMed Central及びEurope PMCから無料で公開されています。また、公開されているタイトルは、テキストマイニング・再利用が可能です。

Wellcome Trust and NLM Partnership to Provide Free Access to 150 Years of Medical Research Reaches Half-Million Page Milestone(NLM,2017/9/27)
https://www.nlm.nih.gov/news/nlm-wellcome-trust-milestone.html

EBSCO社、2018年の学術雑誌価格上昇の予測値を5~6%と発表

2017年9月27日、EBSCO社が、2018年における大学・医学図書館向けの学術雑誌の価格上昇の予測値を公表しました。これによると、全体として5~6%(外国為替レートを考慮しない場合)の上昇になると予測されています。

EBSCO Information Services Releases Serials Price Projection Report for 2018~Overall Effective Publisher Price Increases Expected to be in the Range of Five to Six Percent ~(EBSCO,2017/9/27)
https://www.ebsco.com/news-center/press-releases/ebsco-information-services-releases-serials-price-projection-report-for-201

9月 27日

国立国会図書館、NDL書誌情報ニュースレター2017年3号(通号42号)を公開

2017年9月27日、国立国会図書館(NDL)は、ウェブサイトに『NDL書誌情報ニュースレター』2017年3号(通号42号)を掲載しました。

当館職員の出張報告である米国議会図書館(LC)におけるBIBFRAMEの動向に関する記事のほか、平成29年度全国書誌データ・レファレンス協同データベース利活用研修会の報告記事などを掲載しています。

NDL書誌情報ニュースレター2017年3号(通号42号)
http://www.ndl.go.jp/jp/data/bib_newsletter/2017_3/index.html

更新情報(国立国会図書館)
http://www.ndl.go.jp/jp/data/news.html

欧州の20組織、欧州の著作権改革案におけるテキスト・データ・マイニングの例外規定の修正を求める公開書簡を送付

2017年9月26日、“European Alliance for Research Excellence”の調整により、欧州の大学・図書館・研究機関・企業を代表する20の組織が、欧州議会法務委員会委員と28のEU加盟国の次席代表に対して、「欧州デジタル単一市場における著作権に関する指令」案における、テキスト・データ・マイニング(TDM)の例外規定の修正を求める公開書簡を送付しました。

公開書簡では、現在の欧州での著作権改革についての議論が、将来の欧州の研究や革新を脅かす、TDMの例外規定の範囲を狭めるものになることを懸念し、著作権者や創作者のインセンティブを侵害することなくTDMの例外規定を拡大するような適切な例外規定に修正することを求めています。

公開書簡の署名者には、オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)、欧州研究図書館協会(LIBER)、OpenAIRE、英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)、SPARC Europe等が含まれます。

Library of the Year 2017の優秀賞とライブラリアンシップ賞の受賞者が発表される

2017年9月27日、NPO法人知的資源イニシアティブ(IRI)によるLibrary of the Year 2017(LoY2017)の優秀賞とライブラリアンシップ賞が発表されました。

優秀賞は、従来の図書館イメージを覆す図書館サービスを提供し、これからの図書館のあり方を示唆するような先進的な活動を行っている機関を評価するもの、ライブラリアンシップ賞は、長期にわたって日本を代表する優れた図書館サービスを、館種を超えた図書館や地域住民と共に行ってきたことを評価するものです。

IRIメンバーおよび外部推薦で寄せられた53施設・団体・サービスの中から、第一次、第二次の選考会を経て、次の3機関がLoY2017優秀賞、2機関がLoY2017ライブラリアンシップ賞を受賞しました。

◯LoY2017優秀賞
・大阪市立中央図書館:20年間継続されてきた地域資料のデジタルアーカイブ事業と将来に向けた取り組み
・瀬戸内市民図書館もみわ広場:市民と行政が育てる もちより・みつけ・わけあう広場としての図書館
・ウィキペディアタウン(各地でウィキペディアタウンを企画実施したみなさんとこれをサポートしたウィキペディアンのみなさん):地域情報資源を活用した公共情報資産の共創活動

【イベント】三田図書館・情報学会2017年度研究大会 ラウンドテーブル「図書館情報学研究と科学研究費補助金」も開催(10/7・東京)

2017年10月7日、慶應義塾大学三田キャンパスにて、三田図書館・情報学会2017年度研究大会が開催されます。

図書館情報学に関する研究発表が行われるほか、午後の時間帯には「図書館情報学研究と科学研究費補助金」と題したラウンドテーブル(話題提供者等以外にも、参加者が積極的に討議に関わる場)が設けられています。図書館情報学分野にとって重要でありながら、研究発表のテーマにはなりにくい「科研費」について、自由な意見交換を行うことを意図したものとのことです。

三田図書館・情報学会 2017年度研究大会
http://www.mslis.jp/am_2017.html

三田図書館 ・情報学会研究大ラウンドテーブル「図書館情報学研究と科費補助金 」
http://www.mslis.jp/am2017abst/2017roundtable.pdf

米国大学・研究図書館協会、図書館が学生の学習と成功を高め、関係者にその価値を効果的に伝えるための方法を調査した報告書を公開

2017年9月26日、米国大学・研究図書館協会(ACRL)が、図書館が学生の学習と成功を高め、関係者にその価値を効果的に伝えるための方法を調査した報告書“Academic Library Impact: Improving Practice and Essential Areas to Research”を公開しました。

2010年9月の報告書“Value of Academic Libraries: A Comprehensive Research Review and Report”や2013年からのプロジェクト“Assessment in Action: Academic Libraries and Student Success”の結果に基づいており、OCLC Researchと連携して、文献レビュー・フォーカスグループインタビュー・ブレインストーミング・学長へのインタビューなどにより構成されています。

関心のある分野についての既存の文献のフィルタリングや、データを視覚化することができる“Visualizing Academic Library Impact: The ACRL/OCLC Literature Analysis Dashboard”もあわせて公開されています。

米国政府印刷局、米国議会図書館と共同で、1920年代の連邦議会議事録をデジタル化し“govinfo”で公開

2017年9月26日、米国政府印刷局(GPO)が、米国議会図書館(LC)と連携して、1921年から1930年までの連邦議会議事録をデジタル化し、連邦政府の情報を利用できるデータベース“govinfo”で公開したと発表しています。

公開したものは第67議会から第71議会までの議事録で、禁酒法、1924年移民法、不戦条約、ドーズ案、ティーポット・ドーム事件、1929年の株価大暴落に関するもの等が含まれます。

GPO ISSUES DIGITAL RELEASE OF HISTORICAL CONGRESSIONAL RECORD FOR THE 1920s (GPO,2017/9/26)
https://www.gpo.gov/newsroom-media/presspage/17presspage38.htm

宮崎県立図書館、「宮崎県立図書館ビジョン」(素案)のパブリック・コメントを実施

宮崎県立図書館が、2017年9月25日から10月24日まで、「宮崎県立図書館ビジョン」(素案)のパブリック・コメントを実施しています。

同ビジョンは、県立図書館のこれまでの取組の検証や今後取り組むべき課題等を踏まえ、県の中核的な図書館として、今後目指すべき姿や果たすべき役割、施策展開の方向性等を、長期的視点に立って明確にするためのもので、その期間は、平成30年度から平成39年度までの10年間とし、必要に応じて見直しを行うこととされています。

「宮崎県立図書館ビジョン」(素案)のパブリック・コメント実施(宮崎県立図書館,2017/9/25)
http://www2.lib.pref.miyazaki.lg.jp/index.php?key=bbn74pbja-287#_287

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