アーカイブ - 2017年 8月 - car

8月 31日

米・コロラドカレッジタット図書館、CO2排出量ゼロの図書館に改修し、再開館

2017年8月28日、米・コロラド州にあるコロラドカレッジのタット図書館が、CO2排出量ゼロの図書館に改修され、再開館しました。

大学の中庭Armstrong Quadに設置された地熱発電、屋上・敷地外の太陽電池パネル、コージェネレーションによる発電や屋上の緑化庭園によって実現しているもので、全米大学実務者協会(NACUBO)の“2017 Innovation Awards”を受賞しました。

CC’s Net-Zero Energy Library Opens (Colorado College,2017/8/30)
https://www.coloradocollege.edu/newsevents/newsroom/cc-s-net-zero-energy-library-opens

英国図書館、全ての公共図書館のための単一のデジタルプラットフォームの可能性に関する調査を実施

2017年8月30日、英国図書館(BL)が、同国における全ての公共図書館のための単一のデジタルプラットフォーム(single digital presence)への需要や可能な形態を調査するためのプロジェクトを実施すると発表しました。

公共図書館のための単一のデジタルプラットフォームは、文化・メディア・スポーツ省が2014年に発表した、英国政府や地方自治体等への公共図書館サービスに関する提言をまとめた報告書“Independent Library Report for England”での提言の一つでもあり、今回、イングランド芸術評議会(ACE)やカーネギー英国財団(Carnegie UK Trust)の助成を受けて、地域のコレクションやサービスへのアクセスを提供する全国規模のプラットフォームの可能性やその領域を評価するために実施されるものです。

18か月間の調査は、市場調査、関係者へのインタビュー、ワークショップ等の手法によって行なわれ、その結果は、可能な形態の一連の選択肢、調査での知見、今後の進め方への勧告からなる草案としてまとめられます。

英・Libraries Taskforce、根拠に基づいた長期的で持続可能な戦略策定のためのツールキット(beta版)を公開

2017年8月30日、英・Libraries Taskforceが、根拠に基づいた長期的で持続可能な戦略策定のためのツールキット“Longer-term, evidence-based sustainable planning toolkit”のbeta版を公開しました。

Libraries Taskforceの活動計画“Libraries Deliver: Ambition”では、図書館行政庁は長期的思考に基づいて図書館サービスを計画・変更しなければいけないと述べられ、また、地方議会は、図書館サービスが幅広い地域の目標と合致しているかに目を向ける必要があるとしており、今回公開されたツールキットは、そのことを実現するため、活動計画のアクションプランの項目10で地方自治体協会(LGA)とLibraries Taskforceで策定するとされていたものです。

【イベント】JPCOARスキーマ説明会(10/10・東京)

2017年10月10日、国立情報学研究所(NII)において、JPCOARスキーマ説明会が開催されます。

オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)が2017年秋にリリースを予定している新しいメタデータスキーマ「JPCOARスキーマ」について、概要と詳細、今後のスケジュールなどが説明されます。

参加費は無料で、事前申込が必要です。

2017年8月30日 JPCOARスキーマ説明会を開催します(JPCOAR, 2017/8/30)
https://jpcoar.repo.nii.ac.jp/?page_id=49#_href_135

JPCOARスキーマ説明会参加申込フォーム
https://jp.surveymonkey.com/r/73H7CXL

米国政府印刷局、連邦官報の1980年から1989年発行分をデジタル化して公開

2017年8月30日、米国政府印刷局(GPO)は、国立公文書館連邦官報事務局(OFR)と共同で、1980年から1989年までに発行された連邦官報(Federal Register)をデジタル化して公開したと発表しています。

これにより、1980年以降の連邦官報が、連邦政府の情報を利用できるデータベース“govinfo”から閲覧できるようになりました。

1936年の創刊号からのデジタル化計画の一環で、これまで、200万ページ分がデジタル化されてます。

GPO ISSUES DIGITAL RELEASE OF FEDERAL REGISTER FOR THE 1980S (GPO,2017/8/30)
https://www.gpo.gov/pdfs/news-media/press/17news35.pdf

オーストラリア国立図書館、連邦政府機関のウェブサイトを収集・保存する“Australian Government Web Archive”に1,400万点のドキュメントを追加

2017年8月30日、オーストラリア連邦政府機関のウェブサイトを収集・保存するウェブアーカイブ“Australian Government Web Archive”(AGWA)に、バルク収集によって収集された1,400万点のドキュメント(1.9TB)が追加されたことが、オーストラリア国立図書館(NLA)が運営するウェブアーカイブPANDORAのTwitter公式アカウントで発表されています。

@NLAPandora(twitter,2017/8/30)
https://twitter.com/NLAPandora/status/902705884832268290

Australian Government Web Archive(NLA)
http://webarchive.nla.gov.au/gov/

全米人文科学基金(NEH)、ハリケーン「ハービー」の被害を受けたテキサス州とルイジアナ州の図書館等の文化機関に対して100万ドルの資金援助

2017年8月30日、全米人文科学基金(NEH)は、ハリケーン「ハービー」の被害を受けたテキサス州とルイジアナ州の図書館等の文化機関に対して、人文学コレクションの保全や運営再開を支援するために、100万ドルの資金援助を緊急に実施することを発表しました。

まず、これら2州の人文学協議会に対して約25万ドルが資金援助され、各州で再配分されます。また、被害の調査のためにTexas Cultural Emergency Response AllianceとHeritage Emergency National Task Forceに対しても資金援助されます。

また、連邦緊急事態管理庁(FEMA)の指定を受けた地域の文化機関は、3万ドルの緊急資金援助をNEHに申請することができます。

NEH Commits $1 Million to Cultural Organizations Impacted by Hurricane Harvey(NEH, 2017/8/30)
https://www.neh.gov/news/press-release/2017-08-30

8月 30日

ISNI国際機関、ISNI Organizations Registryを開始

2017年8月28日、ISNI国際機関(ISNI-IA)が、学術コミュニケーションの分野で活動している団体に公開IDを付与するためのインフラの変更を行なったと発表しています。

変更点は、ISNI Organizations Registryを設け、登録されている団体が自身の記録を変更・修正することを可能とすることで、研究コミュニティによる典拠データの公的で永続的な維持を認めるものです。

ISNIの登録簿には、既に、個人、団体の記録が登録されていますが、団体の登録簿を別管理とするもので、同データはクリエイティブコモンズのCC0ライセンスの下、ダウンロードやAPIを通じて提供されます。

また、学術コミュニケーションコミュニティのISNI-IAへのオープンで透明なアクセスを確保し、ISNI Organizations recordの採用と全てのデータセット間のクロスウォークを実現するための諮問委員会も設置されます。

米国国立医学図書館、連邦政府及び民間団体から助成を受けた研究成果のPubMed Centralへの登録支援を拡大

2017年8月29日、米国国立医学図書館(NLM)が、2017年10月からは保健福祉省コミュニティ生活局(ACL/HHS)の研究者が、2018年の初頭からは国土安全保障省(DHS)の研究者が、NIH Manuscript Submission (NIHMS) systemを用いて、各機関のパブリックアクセスポリシーに該当する原稿をPubMed Central (PMC) に登録することを支援すると発表しました。

また、ビル & メリンダ・ゲイツ財団の助成を受けた研究成果は、クリエイティブコモンズのCC BYライセンスのもとPMCで公開する必要がありますが、NIHMS systemでの支援は実施されていないため、出版社などから直接PMCに出版社版が登録されます。

NLMでは、2016年3月から、保健福祉省事前準備対応次官補局(ASPR/HHS)・環境保護庁(EPA)・航空宇宙局(NASA)の研究者に対して同内容の支援を行なっています。

米・ニューメディアコンソーシアム、「ホライズン・レポート」の2017年・K-12版を公開

米・ニューメディアコンソーシアム(NMC)が、CoSN(Consortium for School Nerworking)と協力し、K-12版の「ホライズン・レポート」の2017年版を公開しています。

同レポートは、戦略的な技術計画と教育政策の意思決定に必要な情報を提供する事を目的としており、主要な技術的テーマや課題、実践への応用に焦点をあててまとめられ、今後5年間の世界中のK-12の教育に影響を与える政策や技術を以下のように評価しています。

●K-12の教育で加速される動向
・長期的 イノベーション文化の進展、Deeper learningの手法
・中期的 学習効果の測定への注目の増大、学習空間の再設計
・短期的 リテラシーの一環としてのコーディング技術、STEAM学習の増加

●K-12の教育での重大な課題
・解決可能な課題 「真正の学び」の体験、デジタルリテラシーの改善
・困難な課題    教員の役割の再考、コンピュータ的思考の指導
・定義が困難な深刻な課題 学力差、リーダーシップの変更による持続的なイノベーション

米国議会図書館、初代財務長官アレクサンダー・ハミルトンの原文書をオンラインで公開

2017年8月28日、米国議会図書館(LC)が、同館が所蔵するアレクサンダー・ハミルトン(Alexander Hamilton)文書の原文書をオンラインで公開したと発表しました。

アレクサンダー・ハミルトンは、同国の初代財務長官で、LCが所蔵する同文書は1万2千点に及び、書簡、法的文書、演説の草稿、著作物等を含みます。

同文書は、1848年に彼の未亡人及び家族から2万ドルで購入し、当初は国務省で所蔵されていましたが、1904年にセオドア・ルーズベルト大統領の指示により、他の同省の歴史的資料とともに、LCに移管され、現在、同館の手稿部で所蔵されています。

上記に加え、2017年にLCが購入した、彼の義父スカイラー(Philip Schuyler)から彼および妻に送られた書簡等55点もあわせて公開されています。

Alexander Hamilton Papers Now Online(LC,2017/8/28)
https://www.loc.gov/item/prn-17-119/

英・Libraries Taskforce、国レベルの図書館政策に関する情報を現場の図書館員に伝えるためニュースレターの配信を開始

2017年8月29日、英・Libraries Taskforceが、国レベルの図書館政策に関する情報を現場の図書館員に伝えることを目的にニュースレターを配信すると発表しています。

これまで、ウェブサイト、ブログ、Twitter等を用いて、国レベルの施策に関して情報提供を行なってきたものの不十分であったとの認識のもと、現場で働く図書館員とのコミュニケーションを改善する事が目的に実施されるものです。

月刊で配信されるニュースレターは1枚物で、図書館員がパソコンを立ち上げて電子メールで確認しなくてもよいように、印刷してスタッフルームや休憩室の掲示板に張り出すことができるようにデザインされています。

ニュースレターには以下の4つの情報が掲載されます。

8月 29日

フランス・ラオン=レタップ公共図書館によるサードエイジの住民の孤立化を防ぐ取組(文献紹介)

2017年8月19日から8月25日までポーランドのヴロツワフで開催された第83回世界図書館情報会議(WLIC)・国際図書館連盟(IFLA)年次大会でのポスター発表資料として、国立高等情報科学図書館学校(enssib)のアレクサンドラ(ORLANDO, Alexandra)氏によるポスター“Fight against isolation of third aged people : a purpose for the Raon l'Etape public library in a little town in Vosges, France”が公開されています。

フランス東部ヴォージュ県にあるラオン=レタップ(Raon l'Etape)公共図書館による、サードエイジ(リタイア後の健康で活発な時期)の住民の孤立化を防ぐための取組を紹介するものです。

米国図書館協会、ハリケーン・ハービーの被害を受けたテキサス州で、州図書館協会や州立図書館と連携し、救援活動を支援

2017年8月28日、米国図書館協会(ALA)は、ハリケーン・ハービーの被害を受けたテキサス州のメキシコ湾岸地域で、図書館による救援活動を支援していることを発表しています。

ALAでは、地域の図書館と連携して救援活動を実施している、テキサス図書館協会(TLA)やテキサス州立図書館を支援しており、ALAの会員に対しても、募金や情報提供を通じて支援するよう呼びかけています。

ALA, library community work to support Hurricane Harvey recovery efforts(ALA,2017/8/28)
http://www.ala.org/news/member-news/2017/08/ala-library-community-work-support-hurricane-harvey-recovery-efforts

COAR Asia、“Asia OA Meeting - 2017”をネパール・カトマンズで開催

オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)の地域コミュニティであるCOAR Asiaが、2017年12月5日と6日に、ネパールのカトマンズにおいて“Asia OA Meeting - 2017”を開催すると発表しています。

Asia OA Meeting - 2017(COAR)
https://www.coar-repositories.org/community/asia-oa/asia-oa-meeting-2017-kathmandu-nepal-december-5-6-2017/

参考:
E1898 - COAR Asia オープンアクセスサミット<報告>
カレントアウェアネス-E No.322 2017.03.23
http://current.ndl.go.jp/e1898

米・イェール大学バイネッキ貴重書・手稿図書館、慶応義塾大学名誉教授・高宮利行氏旧蔵の中世英語の写本コレクションの展覧会を開催

米・イェール大学のバイネッキ貴重書・手稿図書館が、中世英語の写本の展覧会“Making the Medieval English Manuscript: The Takamiya Collection in the Beinecke Library”を2017年9月1日から2017年12月10日まで開催します。

慶応義塾大学名誉教授・高宮利行氏が40年間にわたって集めたコレクションで、2013年に高宮氏が同館に納めたものです。

詩人・チョーサーの写本、哲学者・ボエティウスの「哲学の慰め」、詩人・ラングランドの「農夫ピアズの幻」、中世英語におる医学写本等が含まれます。

米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)、ネイティブ・アメリカンとネイティブ・ハワイアンのための図書館サービス支援プログラムに400万ドルを助成

2017年8月23日、米国の博物館・図書館サービス機構(IMLS)は、ネイティブ・アメリカンとネイティブ・ハワイアンのための図書館サービス向上をサポートする3つのプログラムで、合計215件、約400万ドルを助成することを発表しました。

IMLSは、ネイティブ・アメリカンとネイティブ・ハワイアンのための図書館サービスの支援を長年継続しています。助成を通じて、教育や情報アクセス、職業訓練の機会を拡大するための組織を支援してきました。今回助成の対象となるプログラムは、以下の3つです。

ネイティブ・アメリカンの部族やアラスカの先住民等のコミュニティを対象に、Native American Library Services Basic grantsとして195件、合計約145万ドルが拠出されます。とくに同年度のBasic grantsの中から表彰された16件には、Native American Library Services Enhancement grantsとして合計約206万ドルが助成されます。また、ネイティブ・ハワイアンのために活動するNPOを対象に、Native Hawaiian Library Services grantsとして4件、合計約56万ドルが助成されます。

8月 28日

篠山市立中央図書館(兵庫県)、県レベルよりも小さな地域で発行されている全国の地域紙を展示する「全国地方新聞展」を開催中

兵庫県の篠山市立中央図書館が、全国の地域紙を展示する「全国地方新聞展」を2017年9月7日まで開催しています。

県レベルよりも小さな地域を拠点に発行している、北は北海道の「あさひかわ新聞」から南は沖縄県石垣島の「八重山毎日新聞」までを含む、全国の地域紙39紙を展示するもので、展示されている新聞は手にとって読むことができるほか、各地域に関連する図書や39社の所在地を示す全国地図もあわせて展示されています。

2017年6月に京都府綾部市で開催された全国地域紙交流会に参加した丹波新聞社が持ち帰った地域紙を、同社の協力のもと展示するものです。

全国地方新聞展を9月7日(木)まで開催中!!(ささやま写真新聞)(篠山市,2017/8/26)
http://www.city.sasayama.hyogo.jp/pc/photo/event/post-1160.html

ドイツ・DEALプロジェクト、2017年末をもってElsevier社との契約を延長しない国内機関のリストを公開

2017年8月21日、ドイツにおけるナショナルライセンス契約を目的とするプロジェクトDEAL(Projekt DEAL)が、同プロジェクトのウェブサイトにおいて、2017年末をもってElsevier社との契約を延長しない国内機関のリストを公開しています。

Vertragskündigungen Elsevier 2017(Projekt DEAL,2017/8/21)
https://www.projekt-deal.de/vertragskundigungen-elsevier-2017/

米・ヴァンダービルト大学、15世紀から20世紀にかけてのゲームに関する書籍等からなるコレクション「ジョージ・クルロウ U.Sプレイング・カード社ゲームコレクション」を取得

2017年8月25日、米・テネシー州にあるヴァンダービルト大学が、カードゲームや、さいころ・トランプ・ルーレット・チェスなどといった、ゲームに関する書籍等のコレクション「ジョージ・クルロウ U.Sプレイング・カード社ゲームコレクション」(George Clulow and United States Playing Card Co. Gaming Collection)を取得したと発表しています。

U.Sプレイング・カード社から取得したもので、15世紀から20世紀にかけての資料約1,000冊からなるコレクションです。

U.Sプレイング・カード社が1898年に英国のトランプメーカーであるジョージ・クルロウから購入したコレクションが基となっており、その後、同社が資料を追加して構築されたコレクションです。

英国、フランス、ドイツ、イタリア、インド、スペイン、スイス、米国の資料からなり、デザインや色彩の理論家オーウェン・ジョーンズ(Owen Jones)によってデザインされたトランプのオリジナルのスケッチ、トランプゲームの攻略本、ゲームやギャンブルが重要な役割を果たす文学作品の初版、タロットカードに関する最も早い記述のある15世紀の手稿、米国でのトランプ製造を記録したアーカイブ資料等が含まれています。

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