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12月 24日

日本図書館協会、2015年度をもって図書選定事業を終了

2015年12月24日、日本図書館協会(JLA)は、2015年度をもって図書選定事業を終了すると発表しています。

1949年から実施してきた図書選定事業が、選書の参考となる情報の提供状況の変化により、現在では図書館において新刊書の選定にはあまり利用されていない状況が明らかになったこと、また、毎年『選定図書速報』や『選定図書総目録』の購入機関が減少し、収益に関わってくる事態になってきたことから、2015年9月25日の理事会で検討し、その結果、2015年度(2016年3月)をもって終了することに決定したとのことです。

日本図書館協会 お知らせ
http://www.jla.or.jp/
※「2015/12/24 日本図書館協会 図書選定事業の終了について」とあります。

【重要】図書選定事業の終了について(JLA,2015/12/24)
http://www.jla.or.jp/activities/sentei/tabid/207/Default.aspx

日本図書館協会、「図書・雑誌・新聞への消費税軽減税率適用の要望」を公表

2015年12月24日、日本図書館協会(JLA)は、「図書・雑誌・新聞への消費税軽減税率適用の要望」を公表しています。

先般、公表された2016年度税制改正大綱において、新聞について軽減税率が適用されたことを歓迎するとともに、図書・雑誌について、2017年4月の実施に向けて引き続き検討事項となったことに関して、図書・雑誌へ軽減税率が適用されることを要望する内容となっています。

図書・雑誌・新聞への消費税軽減税率適用の要望(JLA,2015/12/24)
http://www.jla.or.jp/demand/tabid/78/Default.aspx?itemid=2787

参考:
日本書籍出版協会など出版4団体、出版物への軽減税率適用を求める声明「本日決定の与党税制改正大綱について」を発表
Posted 2015年12月18日
http://current.ndl.go.jp/node/30259

NDL書誌情報ニュースレター2015年4号が刊行:「世界のRDAの取組みのいま」、「文字コード講座」の連載のほか、「NDL書誌データ検索シート」のカスタマイズ方法等を掲載

国立国会図書館(NDL)が、ウェブサイトに『NDL書誌情報ニュースレター』2015年4号(通号35号)を掲載しました。

「世界のRDAの取組みのいま」、「文字コード講座」の連載のほか、「NDL書誌データ検索シート」のカスタマイズ方法等が掲載されています。

本号に掲載されている「世界のRDAの取組みのいま」は、カナダ・フィリピンの動向とフランス語訳についての記事となっています。

また「文字コード講座」の連載は今号が第1回目で「文字コードの歴史(Unicode前史)」がテーマとなっています。

国立国会図書館 新着情報
http://www.ndl.go.jp/
※「NDL書誌情報ニュースレター2015年4号(通号35号)を掲載。「世界のRDAの取組みのいま」、「文字コード講座」の連載のほか、「NDL書誌データ検索シート」のカスタマイズ方法もご紹介しています」とあります。

米国図書館協会(ALA)、デジタル処理で包括的なコミュニティを構築する図書館の未来についての報告書を公開

2015年12月17日、米国図書館協会(ALA)が、全国の図書館が、個人の機会やコミュニティの進歩を支援するために、デジタル処理で包括的なコミュニティを構築する方法を導く手段を探る報告書“ After Access: Libraries and Digital Empowerment”を公開しています。

New report looks to future of libraries building digitally inclusive communities(ALA,2015/12/17)
http://www.ala.org/news/press-releases/2015/12/new-report-looks-future-libraries-building-digitally-inclusive-communities-0

Center for the Study of New Testament Manuscripts、ギリシア国立図書館所蔵の手稿をデジタル化してオンラインで公開

2015年12月23日、新しい技術を用いてギリシア語の新約聖書の保存と研究を実施する機関“Center for the Study of New Testament Manuscripts”(CSNTM)が、ギリシア国立図書館所蔵の10点の手稿をデジタル化してオンラインで公開したと発表しています。

New Manuscripts From the National Library of Greece(CSNTM,2015/12/23)
http://csntm.org/Blog/Archive/2015/12/23/NLGMSSDec23

Manuscript Search(CSNTM)
http://csntm.org/Manuscript

New York Times紙が選ぶ2015年の「今年注目を集めた100冊」ほか

New York Times紙が2015年の「今年注目を集めた100冊」「今年の優れた本ベスト10」「今年注目を集めた児童書」「今年の優れた絵本」を発表しています。

100 Notable Books of 2015(New York Times,2015/11/27付け記事)
http://www.nytimes.com/2015/12/06/books/review/100-notable-books-of-2015.html?_r=0

The 10 Best Books of 2015(New York Times,2015/12/3付け記事)
http://www.nytimes.com/interactive/2015/12/02/books/review/best-books-of-2015.html

Notable Children’s Books of 2015(New York Times,2015/11/30付け記事)

【イベント】日本図書館研究会第57回(2015年度)研究大会(2016年2/21-22・京都)

日本図書館研究会の第57回(2015年度)研究大会が、2016年2月21日から22日にかけて、立命館大学朱雀キャンパス(京都市)で開催されます。一日目は個人研究発表とグループ研究発表、二日目は「障害者差別解消法の施行と図書館」をテーマにシンポジウムが開催されるとのことです。

第57回(2015年度)研究大会のご案内(日本図書館研究会)
http://www.nal-lib.jp/events/taikai/2015/invit.html

全米人文科学基金(NEH)とアンドリューW.メロン財団、人文学分野の絶版本のデジタル化及びオープンアクセス化のための助成を発表

2015年12月17日、全米人文科学基金(NEH)とアンドリューW.メロン財団が、人文学分野の絶版本のデジタル化及びオープンアクセス化のための助成を発表しています。

“Humanities Open Book program”と名付けられた同プロジェクトは、重要な人文学の書籍を識別し、適切な権利を保護し、無料で(将来的にはクリエイティブコモンズライセンスのもので)利用できるように、約77万4千ドルを出版社に助成するものとのことです。

10の学会や大学出版局が助成先として選ばれています。

National Endowment for the Humanities and the Mellon Foundation Announce New Grants to Bring Back Essential Out-of-Print Books (Andrew W.Mellon Foundation,2015/12/17)
https://mellon.org/news-publications/articles/national-endowment-humanities-and-mellon-foundation-announce-new-grants-bring-back-essential-out-print-books/

参考:

三重県総合博物館、第10回企画展「国立公文書館共催 明治の日本と三重~近代日本の幕開けと鹿鳴館時代~」を開催(2/6-3/21)

三重県総合博物館は、2016年2月6日から3月21日まで、第10回企画展「国立公文書館共催 明治の日本と三重~近代日本の幕開けと鹿鳴館時代~」を開催するとのことです。

同展は、独立行政法人国立公文書館との共催で、日本の近代史の中で歴史に残る出来事などを記した重要文化財を含む歴史的公文書のほか、明治初期から三重県庁で保存されてきた公文書や絵図・地図類を一堂に展示し、近代日本の幕開けと鹿鳴館時代の三重を紹介するとのことです。

第10回企画展「国立公文書館共催 明治の日本と三重~近代日本の幕開けと鹿鳴館時代~」を開催します!(三重県,2015/12/23)
http://www.pref.mie.lg.jp/TOPICS/2015120292.htm

学校図書館問題研究会、『週刊少年ジャンプ』掲載の 「斉木楠雄のΨ難 第170χ 図書室のΨ難」における利用者のプライバシーに関わる描写について、編集者と作者宛に要望書を送付

学校図書館問題研究会は、2015年12月21日、『週刊少年ジャンプ』2015年11月16日号掲載の「斉木楠雄のΨ難 第170χ 図書室のΨ難」において、本を借りた利用者の名前が記載されている貸出カードが軸となって、ストーリーが展開するといった利用者のプライバシーにかかわる描写があったことに関して、編集者と作者宛に要望書を送付したと発表しています。

「斉木楠雄のΨ難」プライバシーにかかわる描写への対応(学校図書館問題研究会,2015/12/21)
http://gakutoken.net/joj47vju2-49/#_49

参考:
学校図書館問題研究会、神戸新聞による村上春樹氏の学校図書館貸出記録の公表に関し見解を公表
Posted 2015年10月20日
http://current.ndl.go.jp/node/29692

図書館問題研究会、「CCCの運営する図書館(通称「TSUTAYA 図書館」)に関する問題についての声明」を発表

2015年12月24日、図書館問題研究会は、常任委員会名義、12月2日付で「CCCの運営する図書館(通称「TSUTAYA 図書館」)に関する問題についての声明」を発表しました。

声明では、CCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社)が指定管理者として運営を受託する公共図書館(通称「TSUTAYA 図書館」)に関し、「TSUTAYA 図書館」の運営に関わる問題や、指定管理者の制度的問題について言及されています。指定管理者の決定等に関わる(「TSUTAYA 図書館」の導入自治体及び導入を予定・検討している)自治体に向けて、その慎重な検討及び再考が訴えられています。

CCCの運営する図書館(通称「TSUTAYA 図書館」)に関する問題についての声明(図書館問題研究会, 2015/12/2)
http://tomonken.sakura.ne.jp/tomonken/statement/ccc/

CCCの運営する図書館(通称「TSUTAYA 図書館」)に関する問題についての声明を掲載しました(図書館問題研究会, 2015/12/24)

【イベント】三重県立図書館、「伊勢志摩サミット」とその後の地域づくりなどをテーマに「明日の県立図書館フォーラム2016「三重が、三重らしくあるために」」を開催(1/30・三重)

2016年1月30日、三重県立図書館は、三重県総合文化センターで「明日の県立図書館フォーラム2016「三重が、三重らしくあるために」」を開催します。

2016年5月26日と27日に開催される「伊勢志摩サミット」と、その後の地域づくりをテーマにして行われ、2015年10月15日に発表した同館の2018年度までの取組方針「どこにも2つの図書館」の取組の報告も行われるとのことです。

参加費は無料ですが、定員は400名で、事前申込制とのことです。

明日の県立図書館フォーラム2016「三重が、三重らしくあるために」を開催します(三重県立図書館, 2015/12/23)
http://www.library.pref.mie.lg.jp/app/details/index.asp?cd=2015120226

フォーダム大学(米国)、ニューヨークのブロンクス地区のアフリカ系アメリカ人に関するオーラル・ヒストリーの音声データとその文字起こしを公開

米国ニューヨーク州にあるフォーダム大学は、同学の“Bronx African American History Project”の一環としてブロンクス地区のアフリカ系アメリカ人に関するオーラルヒストリーの資料を同学のウェブサイトで公開しました。

公開された資料は2002年以降、同学の研究者らが実施したインタビューの文字起こし原稿のPDFファイルと、音声ファイル(mp3)100点以上です。

インタビューの対象は、ブロンクス地区のアフリカ系アメリカ人のみではなく、近隣に居住し、1940年代から1950年代にかけての同地区の「人口転換」を経験した白人も含まれるとのことで、白人の人口転出は、急激に起こったものではない、とされています。

Bronx African American History Project(Fordham University Research)
http://fordham.bepress.com/baahp/

Bronx Black History Archives Open to Public(Fordham University, 2015/11/13)
http://news.fordham.edu/politics-and-society/bronx-black-history-archives-go-public/

IFLA、2014年の年報を公開

2015年12月23日、国際図書館連盟(IFLA)が2014年の年報を公開しました。

Now available: IFLA Annual Report 2014(IFLA)
http://www.ifla.org/node/10075

Annual Report 2014 IFLA - The Global Voice of Libraries(10 MB)
http://www.ifla.org/files/assets/hq/annual-reports/2014.pdf

参考:
IFLA、2012年、2013年の年次報告を公表
Posted 2015年4月21日
http://current.ndl.go.jp/node/28347

神奈川県立川崎図書館、「文化財を守る技術」をテーマとした展示を開催中

2016年2月10日まで、神奈川県立川崎図書館で、ミニ展示「文化財を守る技術」が開催されています。

東京文化財研究所、神奈川県立歴史博物館、神奈川県立金沢文庫などの協力を得て、博物館・団体・企業からの借用品や、所蔵資料で文化財を守るために用いられる技術を紹介するものです。

2016年1月16日と23日には関連の講演会も開催されるとのことです。

ミニ展示:「文化財を守る技術」(神奈川県立川崎図書館)
https://www.klnet.pref.kanagawa.jp/kawasaki/information/osirase15023.htm

ミニ展示関連講演会 1:「未来へ〝文化〟をつなげるために―神奈川県立歴史博物館の資料保存活動―」(神奈川県立川崎図書館)
http://www.klnet.pref.kanagawa.jp/kawasaki/information/osirase15027.htm

ミニ展示関連講演会 2:「博物館の大きな役割としての資料保存ーそのための環境と維持管理-」(神奈川県立川崎図書館)
https://www.klnet.pref.kanagawa.jp/kawasaki/information/osirase15028.htm

参考:

12月 22日

電子図書館事業などを展開するODILO社、Gardners Books社と提携し、北米の図書館での電子書籍提供タイトル65万件増へ

2015年12月16日、欧州・ラテンアメリカを中心に電子書籍事業を展開し、図書館向けの電子図書館事業も行うODILO社が、英国の大手書籍卸であるGardners Books社と提携したことを発表しています。

ODILO社の発表によると、この提携により、2016年1月から同社が北米の図書館で提供する電子書籍が65万タイトル追加され、提供するタイトル数は100万を超す見込みとのことです。

OdiloNews(ODILO)
http://www.odilo.es/en/news/
※2015/12/17付で、“With Gardners, ODILO now offers over one million titles”というニュースが掲載されています。

ODILO
http://www.odilo.es/en/

Odilo and Gardners Partner to Boost Library Offering(Digital Book World, 2015/12/16)
http://www.digitalbookworld.com/2015/odilo-and-gardners-partner-to-boost-library-offering/

Gardners Books

いらないプレゼントを本と交換してくれるマシーンが稼働(ドイツ)

ドイツの出版者と書店が提携し、2015年12月28日から12月30日にかけて、いらないプレゼントを投入すると本と交換してくれるマシーンを稼働すると発表しました。

この企画を実施するのはBastei Lübbe(出版者)とHugendubel(書店)です。利用者はこのマシーンにいらないプレゼントを投入すると、Bastei Lübbe社の7タイトルの本のうちの1冊を代わりに受け取ることができます。マシーンは3日間の間に、Hugendubelの3店舗に1日ずつ設置されるとのことです。

投入されたいらないプレゼントは地元のチャリティに提供されます。

Publisher and Bookseller Partner to Solve the Unwanted Gift Problem(The Digital Reader、2015/12/21付け)
http://the-digital-reader.com/2015/12/21/95439/

Buchtrost für unglücklich Beschenkte(buchreport、2015/12/21付け)

「今までにない、驚くべき、革新的な」等のポジティブな表現が科学論文中で増加(記事紹介)

2015年12月14日付けのNature誌ニュース記事で、2015年11月にBMJ誌に掲載された論文” Use of positive and negative words in scientific PubMed abstracts between 1974 and 2014: retrospective analysis”が紹介されています。

BMJ誌掲載論文はオランダ・ユトレヒト大学のChristiaan H. Vinkers氏らによるものです。Vinkers氏らは1974年から2014年に出版された科学論文で、PubMedに収録されているもの全ての抄録を対象に、「たしかな」(”robust”)、「今までにない」(”novel”)、「革新的な」(”innovative”)などポジティブな結果を強調する単語25語と、ネガティブな結果を強調する単語25語、中立的な表現を示す単語25語を選定し、その出現回数の推移を集計しました。また、比較のためランダムに選んだ単語100語の出現回数や、各単語のGoogle Books Ngram Viewerでの出現回数(図書における出現回数)の変化も分析しています。

オンライン投稿・査読システムScholarOne ManuscriptsがRinggoldの機関情報データベースを導入

2015年12月18日、研究機関等にIDを付与し、機関情報データベースを管理・運用しているRinggold社が、同社の機関情報データベースがトムソン・ロイター社のオンライン投稿・査読システムScholarOne Manuscriptsに組み込まれたことを発表しました。

Ringgold社の機関情報データベースには41万6千以上の機関情報が登録されています。ScholarOne Manuscriptsを採用している雑誌に論文を投稿する研究者や、査読者、編集者等は、所属機関情報の入力時等にRinggoldのデータベースを用いて機関名や機関IDを選択・登録できるようになります。

ScholarOne Manuscripts now features Ringgold's Identify Database for institutional affiliations(Ringgold、2015/12/18付け)
http://www.ringgold.com/ScholarOne-Manuscripts-integrates-Identify-Database

参考:
米国コピーライト・クリアランス・センター(CCC)、Ringgoldの機関情報を“RightsLink”に統合し、APC管理等に活用
Posted 2014年9月12日

米コーネル大学、デジタルアートの保存とエミュレーションに関するホワイトペーパーを公表

米コーネル大学が2015年11月付けで、デジタルアートの保存とエミュレーションに関するホワイトペーパー”Preserving and Emulating Digital Art Objects”を公表しています。

このホワイトペーパーはコーネル大学が2013年に全米人文科学基金(National Endowment for the Humanities :NEH)の助成を受けて開始した、デジタルアートに関する保存とアクセスのためのフレームワーク構築プロジェクト、”The Preservation and Access Frameworks for Digital Art Objects project (PAFDAO)”の成果をまとめたものです。PAFDAOプロジェクトはコーネル大学とRose Goldsen Archive of New Media Artの協働の下で進められたとのことです。

Preserving and Emulating Digital Art Objects(eCommons: Cornell’s digital repository)
http://hdl.handle.net/1813/41368

参考:
技術の急速な変化によってデジタルアートが失われる危険性(記事紹介) Posted 2011年5月12日

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