アーカイブ - 2013年 - car

12月 27日

2014年に注目すべき教育技術動向7つ(記事紹介)

Open Educational Databaseの2013年12月23日付けのブログ記事で、2014年に注目すべき教育技術に関する動向がまとめられています。取り上げられたのは以下の7つです。

1. 3Dプリンタ
2. MOOCs
3. ビッグデータ
4. デジタル教科書
5. ゲーミフィケーション
6. 反転授業
7. モバイルラーニング

記事中では概要がまとめられているほか、それぞれに対するインフォグラフィックも掲載されています。

7 Ed Tech Trends to Watch in 2014(OEDB.org、2013/12/23付け)
http://oedb.org/ilibrarian/7-ed-tech-trends-watch-2014/

モバイル端末のアクセシビリティについて学ぶコンテンツを公開(スペイン)

2013年12月2日、Amóvilのウェブサイトに、モバイル端末のアクセシビリティについて学ぶコンテンツが公開されていました。Vodafone Spain Foundationが協力しているとのことです。このコンテンツは、ユニバーサル・アクセシビリティと全ての人のためのデザインの原則に基づくガイドラインを提供するものとのことで、ガイドラインでは、障害のある人にとってアクセスしやすいモバイル端末が準拠すべき要件を示しているとのことです。さらに、それぞれの障害の特徴と、技術を扱う際にこれらのユーザが直面しがちな障壁について示しているとのことです。

また、同サイトでは、障害の種類を選択すると、スペインで販売されているどのモバイル端末が適しているかを推薦してくれるコンテンツも提供しています。

Mobile device accessibility self-training course
http://www.amovil.es/en/blogs/mobile-device-accessibility-self-training-course

Accessible Mobile Search Assistant
http://www.amovil.es/en/search-assistant

カンザス州でソーシャルメディアへの投稿内容を理由に州立大学教職員を処分できることが規定に明記される(米国)

2013年12月18日、カンザス州の6つの州立大学の理事会を管理するKansas Board of Regentsが、教職員の処分に関する規定の中に新たにソーシャルメディアの不適切な利用に関する条項を設けたことを発表しました。追加された規定によれば、暴力や治安を乱すことを煽る投稿や、大学の利益に反する投稿、学生の個人情報を公開するような投稿をした場合などが解雇理由となりうるとされています。

2013年12月19日付けのInside Higher Educationの記事では、この規定変更について、学問の自由に反するといった批判が出ていることも紹介されています。

Board Amends Policy to Include Language Regarding Improper Use of Social Media(The Kansas Board of Regents、2013/12/18付け)
http://www.kansasregents.org/board_amends_policy_to_include_language_regarding_improper_use_of_social_media

“Ache Tsunami Archive”が公開

2013年12月26日「Ache Tsunami Archive」が公開されました。2004年の同日に発生した「インド洋大津波」から9年目の公開となります。首都大学東京の渡邉英徳研究室が京都大学・地域研究統合情報センター(CIAS)の山本博之氏・西芳実氏と共同で制作したものということです。

このアーカイブは、これまでにリリースされてきた、東日本大震災アーカイブなどのアーカイブシリーズと同様のシステムデザインが施されており、デジタル地球儀「Google Earth」に、インド洋大津波に関する多元的な資料がマッピングされているとのことです。

具体的には、津波災害を生き延びた被災者たちの証言や被災直後から集められていた写真、世界から現地に届いた支援の手をあらわす光の線などが閲覧できるとのことです。

写真については、タイムスライダーを操作することで、時系列に沿って絞り込み表示を可能にしたり、ズーム度合いに応じて写真のサムネールサイズが変化するようなインタフェースも取り入れており、大量のアイコンを一つ一つクリックせずとも、写真の内容を知ることができるようになっているとのことです。

Ache Tsunami Archive
http://aceh.mapping.jp/index.html

アーカイブズ・シリーズ

シカゴ公共図書館の新しいウェブサイトは「まるでAmazon」 ベータ版公開中

2013年1月にBiblioCommons社と提携し、ウェブサイトをリニューアルするとしていた米国シカゴ公共図書館が、11月から新ウェブサイトのベータ版を公開していました。新サイトではトップページのデザインが一新されているほか、利用者が図書のレビューを書いたり、ブックリストを作成したりコンテンツを友人と共有できる機能等が実装されています。2013年11月20日付けのAmerican Libraries誌オンライン版記事では、まるでAmazon.comのようであると評されています。

American Libraries誌の記事によれば、シカゴ公共図書館のウェブサイトで作成した図書のレビュー等は、同図書館だけではなくBiblioCommonsのプラットフォームを利用している他の図書館利用者との間でも共有できるようになるとのことです。シカゴ公共図書館理事のBrian Bannon氏は、Amazonの強みの一つはコンスタントにレビューを書くなどして同社のプロダクトに貢献する人々のグローバルなネットワークを持っていることであるとした上で、BiblioCommonsによって利用者はAmazonを利用するのと同様の利益を得ることができると述べています。

シカゴ公共図書館の新ウェブサイトは2014年の早期に正式公開予定とのことです。

高インパクト商業誌への苦言と代替案 ノーベル医学生理学賞受賞者Randy Schekman氏へのインタビュー(記事紹介)

2013年12月24日、Library Journal誌オンライン版に2013年のノーベル医学生理学賞受賞者、Randy Schekman氏へのインタビュー記事が掲載されました。Schekman氏は米国カリフォルニア大学バークレー校教授で、2012年に創刊された生命科学・生物医学分野のオープンアクセス誌“eLife”の初代編集主幹でもあります。同氏は2013年12月9日付けの英国The Guardian紙上でNature、Cell、Scienceといった高インパクトな商業雑誌に対する批判を展開し、自身の研究室は今後それらの雑誌に投稿しないことを表明したことで注目を集めていました。

Library Journal誌のインタビューではあらためてThe Guardian紙掲載記事や投稿ボイコットの意図について尋ねるとともに、若手研究者にとってそれら高インパクト商業誌の代替として何が考えられるのか等を尋ねています。Schekman氏は高インパクト商業誌への掲載論文数を研究者が競い合っている現状への疑問を述べた上で、代替手段としてはeLifeのようなオープンアクセス誌への投稿を提案するとともに、大学等が高インパクト商業誌への掲載数ではなく、論文そのものの内容を評価するようにならねばならないと答えています。

日本電子出版協会(JEPA)、2013年「JEPA電子出版アワード」の結果を発表

2013年12月19日に選考が行われた、日本電子出版協会(JEPA)の2013年「JEPA電子出版アワード」の結果が発表されました。電子出版アワード大賞は「でんでんコンバーター」に決定しました。その他の各賞は以下の通りです。

デジタル・インフラ賞  Amazon KDP(アマゾンジャパン)
スーパー・コンテンツ賞  Dモーニング(講談社)
エクセレント・サービス賞  デジ本(三省堂書店)
エクセレント・サービス賞  デジ本(BookLive)
チャレンジ・マインド賞  デジタルペーパー(ソニー株式会社)
エキサイティング・ツール賞 でんでんコンバーター(高瀬拓史氏)
選考委員特別賞  青空文庫
選考委員特別賞  藤井太洋氏

第7回 JEPA電子出版アワード 大賞は「でんでんコンバーター」
http://info.jepa.or.jp/pr/award2013

電子出版アワード 2013
http://info.jepa.or.jp/awards/2013

第7回JEPA電子出版アワード、大賞は「でんでんコンバーター」(Internet Watch, 2013/12/20付け)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20131220_628595.html

マドリードの地下鉄図書館“Bibliometro”(記事紹介)

2013年12月26日、「BOOKWAVE」において、スペインのマドリードの地下鉄図書館Bibliometroを紹介する記事を掲載しています。

気軽に本に親しめる マドリードの地下鉄図書館(BOOKWAVE, 図書館ニュース, 2013/12/26)
http://www.bookwave.jp/bibliometro-madrid/

記事でリンクが張られている写真共有サイト(flickr)
charlotte henard/flickr (May 3, 2013)

明治学院大学図書館、「聖書和訳デジタルアーカイブス」を公開

明治学院大学図書館が、2013年12月25日に、聖書和訳デジタルアーカイブスを公開しています。同図書館の所蔵する聖書和訳に関連した資料等をデジタル化し公開したもので、3万2000枚を超えるデジタル画像が公開さているとのことです。同デジタルアーカイブのサイトには、「聖書和訳年表」や「聖書和訳史概説」も掲載されています。

同ウェブサイトに掲載された情報によると、同図書館に所蔵していない聖書の寄贈を受けつけており、また聖書和訳に関する貴重な原稿や資料についても、情報を求めているようです。

なお、同図書館のデジタルアーカイブには、和英語林集成デジタルアーカイブスも公開されており、全体がリニューアルされています。

聖書和訳デジタルアーカイブス
http://www.meijigakuin.ac.jp/mgda/bible/

科学技術・学術政策研究所、「大学・公的機関名英語表記ゆれテーブル(Web of Science版)」を公表

科学技術・学術政策研究所が、2013年12月26日、「大学・公的機関名英語表記ゆれテーブル(Web of Science版)」を公表したことをアナウンスしています。

このデータは、「1996-2011年の期間にWeb of Scienceに採録された論文のうち、日本の機関に所属する著者を含む論文のデータ(約140万件)を対象に、機関名英語表記のゆれを調査・分析しリスト化した結果」とのことです。

なお使用については、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CCライセンス)の「表示-継承」を適用しているとのことです。

大学・公的機関名英語表記ゆれテーブル(Web of Science版)の公表について(科学技術・学術政策研究所、2013/12/26付け)
http://www.nistep.go.jp/archives/13967

“メエだいといっしょに図書館めぐりの旅にでかけましょう” 名古屋大学附属図書館、近隣の図書館等を紹介する「図書館すごろく」公開

名古屋大学附属図書館が、図書館報「KANTO News Letter」のNo.9に、「図書館すごろく」を掲載しています。名古屋大学の図書館で見つからなかった際に役に立つ、近隣の図書館等を紹介するものとなっています。

KANTO News Letter No.9 (名古屋大学付属図書館、2013/12/19付け)
http://www.nul.nagoya-u.ac.jp/koho/kanto/newsletter9.pdf

附属図書館報「館燈」(KANTO News Letter)
http://www.nul.nagoya-u.ac.jp/koho/kanto/index.html

12月 26日

Springer社がオープンアクセス誌にCC-BY 4.0ライセンスを適用へ

2013年12月18日、Springer社は、BioMed Central、Chemistry Central、SpringerOpenに投稿された論文に、2014年2月3日以降、CC-BY 4.0ライセンスを適用すると発表しました。

BioMed Central、Chemistry Centralにおいては、表や補足資料など、CC0でライセンスを放棄したものとCCライセンスを組み合わせた形態で出版されるということです。SpringerOpenとSpringer社のオープンアクセスのオプションで出版されるコンテンツについては、すべてCC-BY 4.0ライセンスが適用されるとのことです。

Springer’s open access titles move to new CC-BY 4.0 license
http://www.springer.com/about+springer/media/pressreleases?SGWID=0-11002-6-1449441-0

参考:
E1516 - CCライセンスが6年振りに改定,4.0版に カレントアウェアネス-E No.251 2013.12.26
http://current.ndl.go.jp/e1516

コロラド図書館コンソーシアム、書誌サービス“SkyRiver”を導入

2013年12月17日付のThe Digital Shift(from Library Journal)で、コロラド図書館コンソーシアム(Colorado Library Consortium: CLiC)がInnovative Interfaces社と契約し、コロラド州全土の図書館で書誌サービス“SkyRiver”を利用できるようになったと報じられています。

CLiCの総合目録である“AspenCat”を使用している49の公共図書館、学術図書館、大学図書館、専門図書館は小規模な図書館で、これまでは公的なカタロギングソースがなく、公開されており、Z39.50で入手できるデータに依存していたため、書誌データの品質が低かったということです。

Colorado Library Consortium, SkyRiver Partnership Offers Bibliographic Services to Small Libraries
http://www.thedigitalshift.com/2013/12/metadata/colorado-library-consortium-skyriver-partnership-offers-bibliographic-services-small-libraries/

奈良県立図書情報館、「本をめぐる冒険」をテーマに人と本を結ぶフォーラム・ワークショップ 「本の原点を探る2日間」 を開催

奈良県立図書情報館が、「本をめぐる冒険」をテーマに人と本を結ぶフォーラム・ワークショップ 「本の原点を探る2日間」を開催するとのことです。

「聞き書き」を通じて介護民俗学を提唱されている六車由実氏、日常編集家のアサダワタル氏をゲストに迎え、「記憶を聞いて掘り起こし、書きとめて、編集することを学ぶ」イベントとのことです。

開催日は2014年1月11日、12日です。

「本をめぐる冒険」をテーマに人と本を結ぶフォーラム・ワークショップ 「本の原点を探る2日間」平成26年1月11日(土)・12日(日)
http://eventinformation.blog116.fc2.com/blog-entry-1106.html

新企画「本の原点を探る2日間」開催(奈良県、2013/12/18付け)
http://www3.pref.nara.jp/hodo/item/45864.htm

関連:
六車由美のページ
http://eventinformation.blog116.fc2.com/blog-entry-1106.html

記憶を形にし、継承していく- 介護現場から考える聞き書きの原点(月刊みんぱく 2013/9)
http://muguyumi.a.la9.jp/minpaku.pdf

日常再編集 by アサダワタル

データに基づく図書の除籍 - 意思決定支援ツールを用いた大学図書館の事例(米国)

Collection Management誌に、大学図書館における、データに基づく図書の除籍に関する記事“Data-Driven Deselection: Multiple Point Data Using a Decision Support Tool in an Academic Library”が掲載されています。2013年12月20日にオンラインで公開されています。

意思決定支援ツール(Sustainable Collection Services社の提供するツール)を用い、複数の種類のデータに基づいて図書の除籍の決定に取組んだ、Rollins Collegeのオーリン図書館(Olin Library)の事例を紹介・考察したものです。

Data-Driven Deselection: Multiple Point Data Using a Decision Support Tool in an Academic Library(Collection Management, Volume39,Issue1, 2014)
http://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/01462679.2013.866607#.Urt5INIW19u

Sustainable Collection Services (SCS)

OCLC、書籍検索サイトの“Novelry”と提携

OCLCが、2013年12月20日、新たな“WorldCat.org traffic partners”の1つとして、米国で新しく立ち上がった書籍検索サイトの「Novelry」と提携したことを発表しています。米国内の利用者は、Novelryの検索結果から“Find a Copy”の“Borrow”ボタンをクリックすると、WorldCatを経由して地域の図書館の所蔵状況が確認できるようになっているとのことです。

なお、Novelryは、同サイトの説明によると、近年の他者の購入データなどに基づくリコメンド機能の考え方とは一線を画した検索サイトを目指しているようです。ユーザが検索履歴のどの段階にも遡りやすくなっている等の特徴があるようです。

OCLC partnership with Novelry helps connect readers with libraries(OCLC, 2013/12/20付け)
http://www.oclc.org/en-US/news/announcements/2013/partnership-with-Novelry-connects-readers-with-libraries.html

WorldCat.org traffic partner sites

Project Information Literacy、大学の新入生の情報リテラシーに関する調査レポートを公表

Project Information Literacyから、大学レベルの研究課題に取り組み始める大学1年生が直面する課題、情報探索の戦略に関するレポート“Learning the Ropes: How Freshmen Conduct Course Research Once They Enter College”が公開されています。

アブストラクトによると、6大学の35人の新入生に対するインタビュー調査や、1,941人の高校生及び大学生から回答を得たオンライン調査などを実施したとようです。結果からは、高校時代に身に付けたGoogle中心の検索スキルは大学の課題をこなすには十分でないこと、多くの新入生が大学図書館及びその提供する多様なデジタル情報源がニーズに合うものであることをよくわかっていないこと、が示唆されているとのことです。

レポートでは、高校図書館と大学図書館のギャップを埋めることなど、提言が4点にまとめられ示されています。

Learning the Ropes: How Freshmen Conduct Course Research Once They Enter College(pdf, 48ページ、2013/12/4付け)

米児童図書館サービス部会、“Great Websites for Kids”に新たに6のウェブサイトのリンクを追加

2013年12月20日、米国図書館協会の児童図書館サービス部会(Association for Library Service to Children:ALSC)が、子ども向けの優れたオンラインリソースを紹介するポータルサイト“Great Websites for Kids”に、新たに6つのウェブサイトのリンクを追加したことを発表しています。

追加されたウェブサイトは以下のとおりです。

Discovery Kids in Spanish -
http://www.tudiscoverykids.com/

GlacierWorks: Everest -
http://explore.glacierworks.org

Kidzone with the New York Philharmonic -
http://www.nyphilkids.org

Lawrence Hall of Science -
http://www.lawrencehallofscience.org/kidsite/

Mocomi -
http://mocomi.com/

PBS Kids Lab in Spanish -SciGirls –
http://pbskids.org/scigirls

Ref:

2013年の“I Love My Librarian Award”受賞者が発表される(米国)

2013年の“I Love My Librarian Award”の受賞者10名が発表されました。推薦書が併せて公開されています。この賞は、Carnegie Corporation of New YorkとNew York Timesの資金援助を受けて、米国図書館協会(ALA)が運営しているものです。

2013 I Love My Librarian Award Winners
http://www.ilovelibraries.org/lovemylibrarian/2013/13winners

Carnegie Corporation of New York, The New York Times and the American Library Association announce I Love My Librarian Award recipients (ALA, 2013/12/17付け)
http://www.ala.org/news/press-releases/2013/12/ten-librarians-across-nation-receive-prestigious-public-service-honor

参考:
2012年の“I Love My Librarian Award”受賞者が発表される(米国)

【イベント】国立国会図書館、第10回レファレンス協同データベース事業 フォーラムを開催(2/17・京都)

国立国会図書館は、2014年2月17日(月)に、「教育と図書館の未来―レファレン協同データベースと生み出す力」をテーマに「第10回レファレンス協同データベース事業フォーラム」を開催します。

基調講演として山梨県立図書館館長の阿刀田高氏のほか、同テーマに関する実践報告、パネルディスカッションを予定しています。

会場は関西館です。

第10回レファレンス協同データベース事業フォーラム
http://crd.ndl.go.jp/jp/library/forum_10.html

レファレンス協同データベース
http://crd.ndl.go.jp/reference/

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