アーカイブ - 2012年 - car

12月 13日

住民に金銭的、肉体的な健康を-米国ネイパービル公共図書館が“Healthy, Wealthy and Wise”パイロット事業開始へ

米国イリノイ州のネイパービル公共図書館が、“Healthy, Wealthy and Wise”と称する事業を開始するとのことです。

米国図書館協会(ALA)のレファレンス・利用者サービス協会(RUSA)のブログによると、この事業は、1年間かけて行われるもので、ネイパービルの住民の金銭的、肉体的健康の向上を目的として行われるものであり、また図書館をコミュニティの健康や経済に関する情報のセンターへの変革することを目指しています。事業は2013年1月より開始されるとのことで、既に、米国消費者連盟や、銀行、病院などの機関の協力を取り付けているとのことです。

またネイパービルのNaperville Television 17は、この事業がALAにより選ばれたパイロット事業であり、成功した場合には2014年にはナショナル・プロジェクトになるとしています。

Library’s Healthy, Wealthy and Wise program will transform the community, help library thrive, in face of many challenges

図書館員向けの“クール”なギフト(記事紹介)

2012年12月12日付けのSchool Library JournalとLibrary Journalが、図書館員向けの“クール”なギフトを10点程度それぞれ紹介しています。貸出カードと返却期限日のスタンプの付いた“Personal Library Kit”や、中世の図書館にあるような書見台等が紹介されています。

2012 Librarian Lump of Coal Gift Guide (100 Scope Notes 2012/12/12付けの記事)
http://100scopenotes.com/2012/12/12/2012-librarian-lump-of-coal-gift-guide/

Ex Libris社、ディスカバリサービスPrimoの検索結果にaltmetricsを表示する拡張機能を提供

Ex Libris社のディスカバリサービスPrimoに“altmetrics”を表示する無料の拡張機能が登場しました。この機能は、Altmetric.comのサービスを利用してPrimoの検索結果にTwitterやブログ、Mendeleyなどにおけるインパクトを表示するというもので、同社のコミュニティサイト“EL Commons”で公開されています。

Altmetrics on Primo(Ex Libris Initiatives 2012/12/12付け記事)
http://initiatives.exlibrisgroup.com/2012/12/altmetrics-on-primo.html

Altmetric
http://www.altmetric.com/

Altmetricsの可能性:ソーシャルメディアを活用した研究評価指標 / 坂東慶太
http://dx.doi.org/10.1241/johokanri.55.638

参考:
PLOS Oneとaltmetrics.org、Altmetricsに関する論文まとめページ“Altmetrics Collection”を開設
http://current.ndl.go.jp/node/22342

大統領選のニュース報道の“事実”と“意見”を区別する目を養う: 米国図書館協会の“News Know-how”事業が1年目の成果となる動画等を公開

米国図書館協会(ALA)が実施している2カ年計画で進めているプロジェクト“News Know-how”について、その1年目の成果が公表されています。

この事業は、ニュースや情報の批判的分析に資する協力関係と協同を模索するものであり、あわせて高校生が図書館等とともに、“事実”と“意見”をどのように区別するか、ニュースや情報の“情報源”や“妥当性”をどのようにチェックするか、“プロパガンダ”や“がせネタ”をどのように見抜くかを学ぶ機会となることも目指しているものです。

1年目は、高校生(grade10-12)が、今回の大統領選に関連して報じられたニュースの事実と意見を区別する活動が、10の公共図書館で行われました。この活動で作成されたプレゼンテーション(動画等)が公開されています。

Students post News Know-how projects that helped them distinguish between fact and opinion in 2012 presidential campaign
www.ala.org/news/pr?id=12011

News Know-how プロジェクトについて
http://www.newsknowhow.org/basic-page/60

参加館のプレゼンテーション

公共図書館100周年記念コンテンツの作成で学生とコラボ(カナダ)

カナダのエドモントン公共図書館が2013年に開館100周年を迎えるのを記念して、アルバータ大学のヒューマニティーズ・コンピューティング(現在はデジタル人文学の呼称の方が一般的)のコースの学生が、100周年記念に関するデジタルコンテンツを作成することになりました。

2012年12月6日付けの同大学のニュースによると、作成されるコンテンツは、エドモントンの地域住民が図書館の歴史を調べ、そのサービスを利用できるようなオンラインストーリーマップとウェブベースのゲームとなるようです。そのほか、住民が近隣の図書館にまつわる話題や写真をアップロードできる機能等も予定されているとのことで、2013年5月の一般公開を目指しているようです。

英国ではこの1年間で201の公共図書館がなくなった(英CIPFA統計)

2012年12月10日、英国公認会計士協会(Chartered Institute of Public Finance and Accountancy:CIPFA)が、2011-2012年の公共図書館統計を発表しました。

英国では近年、政府の緊縮財政による公共図書館の閉鎖が問題となっていますが、この統計によると、この1年間で図書館(library service point)の数が201減少したということが分かりました。2010-2011年においては減少数は146で、減少率が上昇しています。(なお、library service pointについては、“any library, static or mobile, through which the public library authority provides or directly manages a service to the general public”と説明されています。)

その他にも、予算減、職員の減少、ボランティアの増加、来館者数および貸出数の減少(子どもによるフィクションの貸出のみ微増)がみられます。

英Guardian紙も“UK lost more than 200 libraries in 2012”と報じています。

「カレントアウェアネス・ポータルをブラウジングするのに便利なChrome拡張機能」が公開

2012年12月13日、ウェブサイト“library labs”が、「カレントアウェアネス・ポータルをブラウジングするのに便利なChrome拡張機能」をリリースしています。これを使うことで、『カレントアウェアネス』、「カレントアウェアネス-E」の発行年をクリックしたあとの通号一覧ページで、各号の記事も表示できるとのことです。

カレントアウェアネス・ポータルをブラウジングするのに便利なChrome拡張機能 (library labs 2012/12/13付けの記事)
http://library-labs.tumblr.com/post/37799135934/ca-chrome-extension

参考:
『カレントアウェアネス-E』を電子書籍(EPUB)に変換するツール
http://current.ndl.go.jp/node/22488

岡山県立図書館、福島県の仮設小中学校へ調べ学習資料1,116冊を寄贈

2012年12月12日、岡山県立図書館は、東日本大震災被災地支援プロジェクトとして、調べ学習資料(図書)計1,116冊を、福島県の仮設小中学校に向けて発送したと発表しました。これは、福島県立図書館から提供依頼を受け、同館が11月1日から22日かけて広く利用者から寄贈を受け付けていたものです。

1000冊を超える本を福島の子ども達に届けます! (PDF)
http://www.libnet.pref.okayama.jp/news/h24/121213.pdf

「福島の子ども達に調べ学習の本を届けよう!」 資料発送のご報告 (岡山県立図書館 2012/12/12付けの記事)
http://www.libnet.pref.okayama.jp/news/h24/news1213.htm

12月 12日

日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアム、「市川森一アーカイブ」を公開

2012年12月10日、日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアムが、故・市川森一氏1周忌にあわせ、「市川森一アーカイブ」を公開しました。このアーカイブは、市川森一氏の脚本や氏の足跡、関係者へのインタビューで構成されています。なお、一部については2013年3月31日までの期間限定公開となっています。

市川森一アーカイブ
http://nkac-ichikawa.jp/

日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアム
http://www.nkac.jp/

福岡市が政令指定都市として初となる「LINE」公式アカウントを開設、芝浦工業大は「LINE@」を

2012年12月11日、福岡市がNHN Japan株式会社の運営するスマートフォンアプリ「LINE(ライン)」に公式アカウント(@fukuokacity)を開設しました。政令指定都市としては初とのことで、LINEを通じて、市政情報や市の魅力に関する情報の発信を行うようです。

また、同日、芝浦工業大学が「LINE@」のローカルアカウントを取得したと発表しており、今後広報活動に利用していくとしています。

LINE(ライン)への「福岡市」公式アカウント開設について (福岡市 2012/12/11付けのプレスリリース)
http://www.city.fukuoka.lg.jp/data/open/cnt/3/36314/1/LINE.pdf

芝浦工業大学公式「LINE@」アカウントを取得~話題のサービスLINEでの情報発信を行います~ (芝浦工業大学 2012/12/11付けの記事)
http://www.shibaura-it.ac.jp/press_release/detail/id/2733/year/0/

参考:
首相官邸、行政機関初となるLINE公式アカウントを開設
http://current.ndl.go.jp/node/22011

福岡市がPinterestに公式アカウントを開設、日本の自治体では初

英国の歴史学関係雑誌21誌が政府OA方針に対して異議

2012年12月10日、英国の“Past & Present”や“English Historical Review”等、歴史学関係雑誌21誌が連名で、フィンチレポートに基づく学術論文のオープンアクセス化を進める政府の見解に対し、その一部について異議を唱える声明を発表しました。

声明では、21誌の立場として
(1)投稿料モデルによるオープンアクセス(OA)化、いわゆるゴールドOAを認める。
(2)エンバーゴの経過後にOAとする、いわゆるグリーンOAについても認める。ただし、エンバーゴは36か月とする。
(3)掲載決定の判断は、著者がOAのための費用を支払うことができるか否かに関わらず行われるものとする。すなわち、論文の質だけが掲載基準とする。
(4)グリーンOAにせよゴールドOAにせよ、OA化のライセンスは“CC BY-NC-ND(表示-非営利-改変禁止)”とする。

このうち特に(4)に関し、政府はパブリックドメイン化(“CC-BY(表示)”)を求めていますが、21誌はその方針が著者の知的財産権の重大な侵害であり、著者に対して権利の放棄を求めることはできない、とコメントしています。

IFLA、TPP交渉に懸念を示すインターネット協会らの共同声明に署名

インターネット協会(Internet Society:ISOC)らが、環太平洋戦略的経済連携(TPP)協定に関する交渉の透明性および包括性に関する懸念を示す共同声明を発表しました。国際図書館連盟(IFLA)を含めた以下の団体等が署名を行っています。なお、IFLAは2012年7月に交渉に参加する各国の図書館関連団体と合同で声明を発表していました。

・The Internet Society (ISOC)
・Electronic Frontier Foundation (EFF)
・InternetNZ
・Knowledge Ecology International (KEI)
・Open Media
・Global Voices Advocacy
・The International Federation of Library Associations and Institutions (IFLA)

To the negotiating nations of the Trans-Pacific Partnership (TPP) Agreement(Internet Society)

欧州地中海諸国のオープンアクセスの現況を知ることのできるウェブサイト“Open Access Tracker”が公開

欧州のオープンアクセス推進プログラムMedOANetが、地中海諸国のオープンアクセスの現況についての情報提供サイト“Open Access Tracker”を立ち上げました。MedOANetは、欧州連合(EU)の第7次研究開発枠組み計画(FP7)による助成を受けた2か年のプログラムです。

このサイトでは、ギリシア、トルコ、イタリア、フランス、スペイン、ポルトガルの6か国における、オープンアクセスジャーナル、リポジトリ、出版社の著作権、研究機関や助成機関のオープンアクセス方針が一覧できるようになっています。そのデータソースには、DOAJ、SHERPA/RoMEO、SHERPA/Juliet、OpenDOAR、ROARMAPなどが挙げられています。

Open Access Tracker Information
http://www.medoanet.eu/open-access-tracker-information

Mediterranean Open Access Network | Medoanet
http://www.medoanet.eu/

Release of the MedOANet Open Access Tracker(LIBER 2012/12/11付けニュース)

BioMed Central社、EPUBフォーマットによる電子ジャーナルに着手

オープンアクセス出版社のBioMed Centralが、EPUBフォーマットによる電子ジャーナルの出版に着手しました。まずは、Journal of Neuroinflammation誌に掲載されたいくつかの論文のEPUBファイルが公開されています。

例)Immunoglobulin G (IgG) attenuates neuroinflammation and improves neurobehavioral recovery after cervical spinal cord injury
http://www.jneuroinflammation.com/content/9/1/224

国立国会図書館関西館10周年記念展示「関西の図書館100年、関西館の10年」の図録が公開

国立国会図書館関西館の開館10周年を記念して2012年10月に開催されていた展示「関西の図書館100年、関西館の10年」の展示図録が公開されました。

展示図録・高解像度版(PDF:11.7MB)
http://www.ndl.go.jp/jp/event/exhibitions/10years.pdf

展示図録・低解像度版(PDF:1.26MB)
http://www.ndl.go.jp/jp/event/exhibitions/10years_light.pdf

参考:
E1343 - 記念展示会「関西の図書館100年,関西館の10年」を企画して
http://current.ndl.go.jp/e1343

12月 11日

米ITHAKA S+R、今日の歴史研究者のニーズと彼らへの研究支援の在り方をテーマとしたレポートを公表

米国の非営利団体ITHAKA S+Rが、2012年12月7日付けで、“Supporting the Changing Research Practices of Historians”と題したレポートを公表しました。今日の研究者のニーズを明らかにし、彼らに対する研究支援の在り方について方向性を示すという主旨の一連のレポートの第一弾で、今回は歴史研究者が対象になっています。

Supporting the Changing Research Practices of Historians(Ithaka S+R)
http://www.sr.ithaka.org/research-publications/supporting-changing-research-practices-historians

Understanding Historians Today — New Ithaka S+R Report(Ithaka S+R 2012/12/10付けニュース)
http://www.sr.ithaka.org/news/understanding-historians-today-%E2%80%94-new-ithaka-sr-report

参考:

米パデュー大学図書館、研究データセットのプロファイルを掲載する“Data Curation Profiles Directory”を創刊

米国のパデュー大学図書館が“Data Curation Profiles Directory”というオープンアクセスジャーナルの出版を開始しました。ここで、“Data Curation Profiles(DCP)”とは、研究データセットについて詳細に記述した文章を指すようです。そして、Data Curation Profiles Directoryは、DCPの出版を支援するもので、DCPに対するDOIの付与、DCPのメタデータのディスカバリサービス等への提供、CLOCKSSやPorticoを利用した長期保存、といったサービスを行うということです。現在、2009年のVol.1から2012年のVol.4までが公開されています。

Data Curation Profiles Directory
http://docs.lib.purdue.edu/dcp/

About | Data Curation Profiles Directory(サービス内容について触れています)
http://docs.lib.purdue.edu/dcp/about.html

Data Curation Profiles
http://datacurationprofiles.org/

『カレントアウェアネス-E』を電子書籍(EPUB)に変換するツール

ウェブサイト“library labs”で、メールマガジン『カレントアウェアネス-E』を電子書籍フォーマットのEPUBに変換するツール(ブックマークレット)が公開されています。

その他にも同サイトの運営者は、最近、音声によってCiNiiを検索する“Cat Search”や、様々な検索支援機能を導入してCiNii Articlesを検索する“ANii”といったサービスも開発されているようです。

カレントアウェアネス-EをEPUBに変換して電子書籍で読む(library labs)
http://library-labs.tumblr.com/post/37653059282/ca-epub

音声でCiNIi(論文・本・雑誌)を検索する(library labs)
http://library-labs.tumblr.com/post/37564147114/cat-search

全史料協調査・研究委員会、アーカイブス関係雑誌の新着記事をツイートするアカウント“@archivearticles”を作成

2012年12月10日、全国歴史資料保存利用機関連絡協議会(全史料協)の調査・研究委員会が、アーカイブス関係雑誌の新着記事をツイートするTwitterアカウント“@archivearticles”を作成したと発表しています。データソースとして国立情報学研究所の提供するCiNii Articlesを利用しているとのことです。

なお、このアカウントは、11月27日に公開された、図書館関係和雑誌の新着記事をお知らせするTwitterアカウント“@libraryarticles”に触発されて、作成されたものとのことです。

@archivearticles (Twitter)
https://twitter.com/archivearticles

twilog
http://twilog.org/archivearticles

ニュージーランド地震での女性の体験談を集めたオーラルヒストリーアーカイブ、“QuakeStudies”で公開

2012年12月3日、カンタベリー大学によるニュージーランド地震のデジタルアーカイブ“QuakeStudies”で、地震のさなか、そしてその後の女性の体験談を収録したオーラルヒストリーアーカイブの提供が開始されました。

このオーラルヒストリーアーカイブプロジェクト“Women's Voices: Recording women's experiences of the Canterbury earthquakes”は、ニュージーランド女性協議会クライストチャーチ支部とカンタベリー大学との共同によるものです。プロジェクトでは、30人以上のボランティアが、クライストチャーチ在住の女性100人にインタビューしたとのことで、“QuakeStudies”では、その音声データとテキストが提供されています。

Women's Voices: Recording women's experiences of the Canterbury earthquakes (Quakesgtudies)
https://quakestudies.canterbury.ac.nz/store/collection/228

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