アーカイブ - 2012年 9月 - car

9月 28日

文化庁、「最近の情勢と今後の文化政策(提言)~東日本大震災から学ぶ、文化力による地域と日本の再生~」を公表

2012年9月28日、文化庁が、文化審議会文化政策部会による提言「最近の情勢と今後の文化政策(提言)~東日本大震災から学ぶ、文化力による地域と日本の再生~」を公表しました。

最近の情勢と今後の文化政策(提言)~東日本大震災から学ぶ、文化力による地域と日本の再生~(PDF:33ページ)
http://www.bunka.go.jp/bunkashingikai/seisaku/pdf/10_teigen.pdf

「震災からよみがえった東北の文化財展」が今年度は静岡・愛知・兵庫の3県で開催

岩手県遠野市の遠野文化研究センター等が、東日本大震災から救出された東北の被災文化財120点を集めた「震災からよみがえった東北の文化財展」という展示を2011年度に引き続き開催すると発表しています。2012年10月から2013年1月にかけて、静岡県、愛知県、兵庫県で順番に開催されるということです。

「震災からよみがえった東北の文化財展」の開催について(PDF:1ページ)
http://www.city.tono.iwate.jp/index.cfm/1,22246,c,html/22246/TonoCity_120927-Press0800.pdf

参考:
レスキューされた被災文化財を集めた「震災からよみがえった東北の文化財展」が東京・岩手で開催
http://current.ndl.go.jp/node/20193

Library of the Year 2012の大賞候補(優秀賞)に選ばれた4つの機関・活動が発表

2012年9月28日、NPO法人知的資源イニシアティブ(IRI)が授与する“Library of the Year”の2012年の大賞候補となる優秀賞に選ばれた4つの機関・活動が以下のように発表されました。大賞は、2012年11月に横浜で開催される第14回図書館総合展での最終選考で決定されます。

・CiNii
・saveMLAK
・ビブリオバトル
・三重県立図書館

Library of the Year 2012
http://www.iri-net.org/loy/loy2012.html

Library of the Year 2012 優秀賞の決定および最終選考について(PDF:3ページ)
http://www.iri-net.org/loy/loy12-prel.pdf

Library of the Year 2012優秀賞を受賞しました!(三重県立図書館)
http://www.library.pref.mie.lg.jp/info/LoY2012.htm

参考:
2012年の日本の“Library of the Year”候補の推薦の募集が開始される
http://current.ndl.go.jp/node/20866

NDL書誌情報ニュースレター2012年3号が刊行、洋図書等のRDA適用について検討開始など

国立国会図書館(NDL)は、2012年9月28日付けでウェブサイトに『NDL書誌情報ニュースレター』2012年3号(通号22号)を掲載しました。以下の記事等が掲載されています。

・講演会「書誌コントロールをめぐる論点 ―新しい枠組みに向けての課題整理」開催報告
・コンピュータ世界の変化とともに ―JAPAN/MARCのあゆみ
・おしらせ:洋図書等のRDA適用について検討を開始しました
・おしらせ:外国刊行図書の日本人著者について典拠リンクを開始しました
・コラム:書誌データ探検 和古書・漢籍編

NDL書誌情報ニュースレター2012年3号(通号22号)
http://www.ndl.go.jp/jp/library/data/bib_newsletter/2012_3/index.html

英文化大臣、公共図書館における電子書籍貸出サービスの調査を実施へ

2012年9月25日、英国のベイジー(Ed Vaizey)文化大臣は、イングランドのより多くの公共図書館で電子書籍貸出サービスを推進するためには、その最善の方法を調査する必要があるとして、公共図書館における電子書籍貸出について調査を実施すると発表しました。

この調査は、大臣からの依頼を受け、Forward Publishing社のWiliam Sieghart氏が中心となり、英国図書館長協会会長のJanene Cox氏や作家のJoanna Trollope氏らが加わっています。調査委員会は、電子書籍貸出の利点、現状と将来予想される要望、図書館への電子書籍供給を妨げている要因、図書館、出版者、そして市民に対して起こりうる事態について検討し、2013年に報告をまとめるようです。

Vaizey launches review of e-books in public libraries (DCMS 2012/9/26付けの記事)
http://www.culture.gov.uk/news/media_releases/9365.aspx

Review of e-lending launched (DCMS 2012/9/25付けの記事)
http://www.culture.gov.uk/news/news_stories/9366.aspx

国際基督教大学図書館、文献管理ツールRefWorks、Zotero、Mendeleyの機能比較表を公開

2012年9月27日、国際基督教大学図書館は、文献管理ツール(RefWorks、Zotero、Mendeley)の機能を比較した一覧表を、同館のウェブサイトで公開しました。日本語版と英語版の2種類が用意されています。

文献情報管理ツール
http://www-lib.icu.ac.jp/Citation_manager/index.htm

Citation Manager
http://www-lib.icu.ac.jp/Citation_manager/index-e.htm

【イベント】第17回情報知識学フォーラム「震災の記憶・記録とアーカイブズ」(11/4・東京)

2012年11月4日、情報知識学会は、第17回情報知識学フォーラム「震災の記憶・記録とアーカイブズ」を、東京大学本郷キャンパス工学部2号館で開催します。このフォーラムは、産官学で様々に実施されている震災のアーカイブズプロジェクトの現状と課題を共有し、アーカイブズとは何か、どのようにあるべきか、どのように活用できるといったことについて、第一線で活躍されている講師の方々および参加者の方々と議論することを目的としたものとのことです。

参加費は無料とのことですが、情報知識学会非会員は資料代がかかります。また、同学会はできるだけ事前の参加申込を求めています。

第17回情報知識学フォーラム「震災の記憶・記録とアーカイブズ」 (情報知識学会のウェブサイト)
http://www.jsik.jp/?forum2012

人文系若手研究者に図書館等のソーシャルメディア実践の知識を提供する“Social Media Knowledge Exchange”

英国芸術・人文研究協議会(AHRC)の助成を受け、ケンブリッジ大学やユニバーシティ・カレッジ・ロンドン等が進めているプロジェクト“Social Media Knowledge Exchange”のウェブサイトが公開されました。

これは、人文・芸術系の大学院生や若手研究者に対して、アカデミズムや図書館や博物館等のソーシャルメディア担当者から、その実践に関する知識を提供するというプロジェクトです。カンファレンス等を通じて、院生や若手研究者に、人的ネットワークや研究者としての評価を築くためのスキル習得を支援し、専門分野や所属研究機関の外部で、そしてアカデミズムを超えて様々な機関で、ソーシャルメディアの実践について学ぶ機会を提供する目的で実施されています。現在、文書館や図書館、歴史研究者が個人あるいは組織レベルで開設しているブログの利用状況を調査し、歴史研究者と文書館等の間でその活用と有効性についての情報交換を行うプロジェクト等が実施されています。

Social Media Knowledge Exchange
http://www.smke.org/

CRASSH News & Press
http://www.crassh.cam.ac.uk/page/1138/news--press.htm

議会図書館におけるICTの現状と活用に向けたハンドブック

国連経済社会局、列国議会同盟、そして国際図書館連盟(IFLA)の議会のための図書館・調査サービス部会が共同でまとめたハンドブック“Information and Communication Technologies in Parliamentary Libraries”が、議会におけるICTグローバルセンターのウェブサイトで公開されています。このハンドブックは、議会図書館におけるICTソフトウェア、システム、サービスの現状をまとめ、議会図書館職員向けにICT活用のための情報を提供する内容となっています。ハンドブックはPDF版とEPUB版の2種が用意されています。

Handbook "Information and Communication Technologies in Parliamentary Libraries" (Global Centre for ICT in Parliamentのウェブサイト。ハンドブックダウンロードページ)
http://www.ictparliament.org/handbook-libraries

京都大学図書館機構、「京都大学電子図書館 電子化テキスト」提供終了へ

2012年9月27日、京都大学図書館機構が、「京都大学電子図書館 電子化テキスト」の提供を終了すると発表しています。終了予定日は10月18日で、これまで提供してきたコンテンツの多くは、同大学の学術情報リポジトリ“KURENAI”で引き続き提供され、「樋口一葉小説集」は青空文庫で提供するべく、現在調整を進めているとのことです。

京都大学電子図書館 電子化テキスト
http://edb-6.kulib.kyoto-u.ac.jp/cgi-bin/retrieve/sr_makehtml.cgi?CGILANG=japanese&HTMLFILE=sr_sform.html

スペイン国立図書館、図書館情報学関係雑誌論文紹介ブログサイトを開設

2012年9月27日、スペイン国立図書館が、図書館情報学関係の雑誌論文を要約して紹介するブログ“Resúmenes de artículos sobre Biblioteconomía”を公開しました。図書館情報学や文書管理に関する研究者や学生のために開設されたもので、取り上げられている論文は、スペイン語のものよりも英語論文が多いようです。

Resúmenes de artículos sobre Biblioteconomía
http://blog.bne.es/biblioteconomia

Resúmenes de artículos sobre Biblioteconomía (BNE 2012/9/27付けの記事)
http://www.bne.es/es/AreaPrensa/noticias/ResumenesSDB.html

9月 27日

ピアソン、IT系書籍を対象として正式出版より早く電子書籍を販売するサービスを開始

米国のピアソンが、一部の電子書籍を対象に、正式に出版されるより前に“Early Edition”として販売するというサービスを開始しました。Early Editionは、初期段階の編集や技術的なチェック作業は完了したものの、内容がまだ確定していないバージョンを指し、購入した場合、そのタイトルが正式に出版された際には自動的に内容がアップデートされるということです。通常、出版から60~90日早く入手できるようになるとされています。対象タイトルには“The Core iOS 6 Developer's Cookbook”や“Learning Objective-C 2.0”等の技術書が挙げられています。

Pearson Launches New Early Edition eBook Service(Pearson 2012/9/26付けプレスリリース)
http://www.informit.com/press/press_releases_detail.aspx?promo=139004

イタリア・トレント地域の公共図書館による総合目録のデータ120万件がWorldCatへ追加

OCLCが、イタリア北部の都市トレントにおける136の公共図書館による総合目録“Catalogo Bibliografico Trentino”の目録データをWorldCatに追加したと発表しました。この総合目録には、イタリア語資料の100万件のデータを含む合計160万件の書誌データが登録されており、そのうちWorldCat上で重複しないデータは120万件だったということです。今後も、定期的にデータ追加が行われるそうです。

Italian public library records added to WorldCat(OCLC 2012/9/25付けニュース)
http://www.oclc.org/us/en/news/releases/2012/201261.htm

参考:
イタリアの大学コンソーシアムCIPEの書誌レコード1,100万件がOCLC WorldCatへ
http://current.ndl.go.jp/node/20420

米国学校図書館協会、失業中の学校司書の会費の値下げを公表

米国学校図書館協会(AASL)が、失業中あるいは年俸2万5,000ドル以下の学校司書について、会費にあらたな設定を設け、実質的に彼らの会費を値下げすることを公表しています。

Ref.
AASL introduces new dues category for unemployed school librarians(2012/9/25付けプレスリリース)
http://www.ala.org/news/pr?id=11483

RUSA、携帯端末と図書館サービスについてのフォーラムの動画とスライドを公開

米国図書館協会(ALA)のレファレンス・利用者サービス協会(RUSA)が、2012年6月にアナハイムで開催されたALA年次大会のRUSAプレジデントプログラムの様子を動画とスライドで公開しています。

このプログラムは、携帯端末の普及により利用者が必要とするその時に図書館がサービスを提供できるようになっていることを踏まえて開催されたもので、現在取り組まれているサービスが紹介されるとともにパネリストによる議論が展開されています。

Ref.
RUSA President's Program: Library in Your Hand: Mobile Technologies for Exchanging Information with Patrons
http://www.ala.org/rusa/rusa-presidents-program-video
※動画

スライド
Where are we going with mobile for libraries? And why are we going there?
http://www.ala.org/rusa/sites/ala.org.rusa/files/content/alarusa12lippincott.pdf

Mobile at NC State

NTTデータが国内で初めてTwitter社とFirehose契約を締結、日本語や日本国内でツイートされた全データの取得・提供が可能に

2012年9月27日、株式会社NTTデータが、米Twitter社とツイートデータ提供に関するFirehose契約を日本で初めて締結したと発表しました。このFirehoseという非公開APIを使用することで、NTTデータは日本語あるいは日本国内で投稿された全ツイートを取得し、企業等へ提供することが可能になるということです。今後、11月初旬にサービス内容の詳細が発表され、12月初旬からサービスが提供開始される予定です。

米Twitter社とツイートデータ提供に関するFirehose契約を締結(NTTデータ 2012/9/27付けプレスリリース)
http://www.nttdata.com/jp/ja/news/release/2012/092700.html

NTTデータ、TwitterとFirehose契約、日本の全ツイートデータを取得して再販(INTERNET Watch 2012/9/27付け記事)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120927_562636.html

NTTデータとTwitterがAPI利用で提携、ツイートデータを企業に提供へ(ITmedia エンタープライズ 2012/9/27付け記事)

ALA、ビジネス関係のレファレンスサービスを理解するための書籍刊行

米国図書館協会(ALA)より、ビジネス関係のレファレンスサービスについての実践的情報やノウハウを紹介する本"Making Sense of Business Reference: A Guide for Librarians and Research Professionals "が刊行されています。

Ref.
Celia Ross, RUSA member leader and online learning instructor, publishes book “Making Sense of Business Reference”(2012/9/26付け)
http://rusa.ala.org/blog/2012/09/26/caross-makingsenseofbizref/

あなたの成果はオンライン上でどれほどの影響力があるのか? ImpactStory公開

2012年9月24日、学術成果等がソーシャル上でどのような影響力があったのか、“altmetrics”という手法で分析できるウェブツール“ImpactStory”が公開されました。“ImpactStory”はこれまでTotalImpactという名前でしたが、改良が行われ、新たな名前で再度公開されたものです。

“ImpactStory”は、影響力を調査したい学術成果等について、Google Scholar ProfileやDOI、PubMedのIDから論文を、GitHubからソフトウェアやSlideShareからプレゼンテーション等をインポートできるようになっています。分析は、Facebook、GitHub、Mendeley、PLoS、PubMed、Twitter、Wikipedia等を対象として、研究者もしくは一般の方という属性と、閲覧・議論・保存・引用・推奨といった研究活動への係わり方(評価のされかた)の2つの次元で行われ、その結果が表示されるとのことです。

ImpactStory
http://impactstory.it/

9月 26日

科学技術振興機構(JST)、インタフェースをリニューアルした“J-GLOBAL”を正式公開

2012年9月26日、科学技術振興機構(JST)が、科学技術情報の探索サービス“J-GLOBAL”を正式公開しました。2009年3月に試行提供が開始されたものです。この正式公開にあたり、インタフェースのリニューアルが行われ、科学技術用語を体系化した「シソーラスmap」という検索支援機能が新たに登載されています。試行開始時と比べて、論文情報が約5倍の3,175万件に増加するとともに、特許引用情報が追加されるなど質的にも向上しているということです。

J-GLOBAL
http://jglobal.jst.go.jp/

誰でも無料で科学技術情報を探索できるサービス『J-GLOBAL』の正式公開をスタート~画面が一新されて使いやすくなり、登載論文情報も試行開始時の5倍に~(JST 2012/9/26付けプレスリリース)
http://www.jst.go.jp/pr/info/info913/index.html

参考:
JSTの“J-GLOBAL”がWebAPIの提供を開始
http://current.ndl.go.jp/node/15860

J-GLOBAL、収録範囲拡大などのバージョンアップ
http://current.ndl.go.jp/node/15493

JST、科学技術総合リンクセンター「J-GLOBAL」の試行提供を開始

ALA会長が図書館に電子書籍を販売しない大手出版社を批判、すぐさま米国出版社協会からの反論が

米国図書館協会(ALA)会長のサリヴァン(Maureen Sullivan)氏が、電子書籍の図書館向け販売について米国出版社協会(AAP)を批判する書簡を公表しました。

サリヴァン氏は、ビッグ6と呼ばれる米国の大手出版社のうち、サイモン&シュスター、マクミラン、ペンギンの三社が図書館向けに電子書籍を販売していないという点を問題にしています。そのため、例えば、ニューヨークタイムズによるフィクションのベストセラーランキングの半分が提供できないような状態だそうです。また、図書館は、書籍を購入する余裕のない人々に対して読書と教育の機会を提供する“人々の大学”であり、一般向きには提供されている電子書籍を、図書館の利用者に対しては販売しないというのは差別的(discriminatory)であると批判しています。

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