アーカイブ - 2012年 6月 - car

6月 29日

海外からの電子書籍等配信に対する消費税課税の検討へ、財務省が研究会を設置

財務省が、日本国外からの電子書籍や音楽等のコンテンツ配信に対する消費税課税に関する検討を行うための研究会を立ち上げると新聞各紙で報じられています。現在は国内に拠点を持つ事業者からの配信には課税されており、そういった国内事業者と海外事業者の公平性を確保することが目的とされています。

海外からのコンテンツ配信にも消費税を 財務省が研究会(MSN産経ニュース 2012/6/29付け記事)
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/120629/fnc12062911220011-n1.htm

海外電子書籍に消費税=14年の増税時-財務省(時事ドットコム 2012/6/29付け記事)
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2012062900498

海外からの配信に消費税、財務省検討(TBS News i 2012/6/29付け記事)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5067951.html

海外からの配信サービスに消費税、検討開始(NNNニュース 2012/6/29付け記事)
http://news24.jp/nnn/news89038940.html

参考:
欧州での電子書籍への付加価値税の税率について(記事紹介)

総務省、スマートフォンによる利用者情報の安心・安全な取扱いに関する提言案を公表

2012年6月29日、総務省が、「スマートフォン プライバシー イニシアティブ -利用者情報の適正な取扱いとリテラシー向上による新時代イノベーション-」(案)と題した提言を公表し、それに対する意見の募集を開始しました。

これは、「利用者視点を踏まえたICTサービスに係る諸問題に関する研究会」の下に2012年1月に設置された「スマートフォンを経由した利用者情報の取扱いに関するWG」による検討を最終的に取りまとめたものです。スマートフォンによる利用者情報の安心・安全な形での活用を目指して、諸外国の動向を含めた現状と課題の整理を行い、利用者情報の取扱いにおいて必要な対応について提言しています。

「スマートフォン プライバシー イニシアティブ」(案)(PDF:119ページ)
http://www.soumu.go.jp/main_content/000166089.pdf

「スマートフォン プライバシー イニシアティブ」(案)概要(PDF:15ページ)
http://www.soumu.go.jp/main_content/000166090.pdf

米国議会図書館のデジタルレファレンスサービス”Ask a Librarian”、サービス開始から10年

米国議会図書館(LC)のオンラインレファレンスサービス”Ask a Librarian”が、開始されてから10年になったとのことです。LCのブログに、この件を紹介した記事が掲載されています。

記事では、以下の点に触れています。
・"Ask a Librarian"において、1年あたり平均58,000件の質問を受け付けた(2011年は、62,000件以上)
・現在、3つのセクションでチャットレファレンスサービスを提供している。
(the Digital Reference Section、the Serial and Government Publications Division、the American Memory collections)
・繰り返し尋ねられる質問としては、LCがすべての資料をデジタル化しているか、LCがすべての刊行物を所蔵しているか、がある。
・図書館情報学やデジタル図書館に関する質問も米国内外から寄せられることも多く、それに応えるため、オンラインで利用可能な図書館学に関する情報をまとめたコーナー“Library and Information Science: A Guide to Online Resources”を作った。

Ref.

国立国会図書館、「図書館Linked Dataインキュベータグループ最終報告書」日本語訳を公表

国立国会図書館(NDL)は、「図書館Linked Dataインキュベータグループ最終報告書」(Library Linked Data Incubator Group Final Report)の日本語訳をウェブサイトに掲載しました。この報告書は、図書館データのウェブ上での相互運用性の向上を目的としてW3Cに設置された「図書館Linked Dataインキュベータグループ」が、図書館でLinked Dataを活用することの利点や方法等をまとめ、2011年10月に公開したものです。

図書館Linked Dataインキュベータグループ最終報告書
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/standards/translation/XGR-lld-20111025.html

図書館Linked Dataインキュベータグループ最終報告書:ユースケース
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/standards/translation/XGR-lld-usecase-20111025.html

図書館Linked Dataインキュベータグループ最終報告書:データセット・値語彙・メタデータ要素セット

イェルサレムのデジタル化アラビア語資料を提供する“Arabic Manuscripts Digital Library of Jerusalem”が公開

2012年6月20日に、イェルサレムの5つの図書館施設(Khalidi Library、Budeiri Library、Al-Aqsa Library and Islamic Museum、Al Ansari Library、The Waqf Restoration Center)の所蔵するアラビア語の文書・マニュスクリプト・図書を提供する“Arabic Manuscripts Digital Library of Jerusalem”が公開されました。これは、パレスチナの文化遺産の保存と促進を目的としたEUのプログラム“Euromed Heritage-4”のプロジェクトの一つとして行われているものです。現在のところ、1万点弱の資料が公開されています。

Arabic Manuscripts Digital Library of Jerusalem
http://digital-library.alquds-manuscripts.org/index.php

Official launch of the Arabic Manuscripts Digital Library of Jerusalem (Arabic Manuscripts Digital Library of Jerusalem 2012/6/11付けの記事)

電子書籍版SISTが公開 SISTウェブサイトURLも変更

2012年6月29日に、科学技術振興機構(JST)が、科学技術情報流通技術基準(SIST)の電子書籍版を公開しました。電子書籍はAdobe Flash Player版とiPad版の2種が用意されています。また、従来のSISTのウェブサイトの内容を改訂し、新URLに移動させたとのことです。なお、SISTの事業は2012年3月をもって終了しています。

SIST
http://sti.jst.go.jp/sist/

電子ブック
http://sti.jst.go.jp/sist/d_download/index.html

SISTホームページのURLを変更しました (科学技術情報流通促進事業 2012/6/29付けの記事)
http://sti.jst.go.jp/whatsnew/2012/06/000574.html

イタリア北部地震、被災した公共図書館のため図書館バスを求む(イタリア)

2012年5月20日、29日に発生したイタリア北部地震によりイタリアの公共図書館が被害を受けているところですが、イタリア近隣の諸国に対し、図書館バスの提供を求めるブログポストがIFLAの資料保存分科会のブログに掲載されています。図書館バスを、読者へのサービスとして、また書籍の一時保管場所あるいは搬送手段としても利用したい状況があり、情報や解決策を求めています。

Ref.
Italy: looking for bibliobuses(IFLA P&C Blog 2012/6/19付け)
http://blogs.ifla.org/preservation-and-conservation/2012/06/19/italy-looking-for-bibliobuses/

米国議会図書館(LC)、デジタル保存とコストに関する文献一覧を公開

米国議会図書館(LC)のデジタル保存に関するブログ“The Signal”が、2012年6月26日付けの記事で、デジタル情報の長期保存とそのためのコスト等を扱った文献一覧を提供しています。

A Digital Asset Sustainability and Preservation Cost Bibliography (Signal 2012/6/26付けの記事)
http://blogs.loc.gov/digitalpreservation/2012/06/a-digital-asset-sustainability-and-preservation-cost-bibliography/

トムソン・ロイター社、Journal Citation Reports(JCR)の2011年版をリリース

2012年6月28日、トムソン・ロイター(Thomson Reuter)社が、学術誌評価分析データベース“Journal Citation Reports”(JCR)の2011年版をリリースしました。2011年版では232分野における10,677タイトル、82か国の2,552の出版社の学術雑誌の情報が収録されています。今回は528タイトルの雑誌に初めてインパクトファクターが付与されています。

Thomson Reuters Announces New 2011 Journal Citation Reports(Thomson Reuters 2012/6/28付けプレスリリース)
http://thomsonreuters.com/content/press_room/science/688332

JOURNALS IN THE 2011 JCR(PDF:298ページ)
http://scientific.thomsonreuters.com/imgblast/JCRFullCovlist-2011.pdf

NEW TITLES WITH FIRST JOURNAL IMPACT FACTOR(PDF:16ページ)
http://scientific.thomsonreuters.com/imgblast/JCR-newlist-2011.pdf

国際図書館連盟(IFLA)収集・蔵書構築分科会、ブログを開設

国際図書館連盟(IFLA)収集・蔵書構築分科会がブログを開設しています。

Ref.
ACD Blog Now Available!(2012/6/21)
http://www.ifla.org/en/news/acd-blog-now-available

IFLA ACD Blog
http://blogs.ifla.org/acd/

IFLA Blogs(IFLAのブログのポータルサイト)
http://blogs.ifla.org/

オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)第3回年次集会・総会の資料・報告

2012年5月21日と22日に、スウェーデンのウプサラ大学で開催された、「オープンアクセスリポジトリ連合」(COAR)の第3回年次集会・総会の資料が公開されました。ワーキンググループ会議や総会のほか、スウェーデン、ドイツ、アルゼンチン、インド、中国などにおける機関リポジトリやオープンアクセスの取組みについての発表が行われました。日本からは国立情報学研究所(NII)の武田英明教授から“NII National-wide Repository Network –Vision and Practice–”と題したプレゼンや、ポスターセッションへの参加が行われ、その様子は『月刊DRF』第29号などで紹介されています。

General Assembly 2012(COAR)
http://www.coar-repositories.org/about-coar/meetings/general-assembly-2012/

Program(COAR)
http://www.coar-repositories.org/about-coar/meetings/general-assembly-2012/program/

Presentations and Abstracts(COAR)

「ホンジュラス文学バーチャル図書館」が公開される

2012年6月26日、中米ホンジュラスの文献資料等を提供する、「ホンジュラス文学バーチャル図書館」“Biblioteca Virtual de las Letras de Honduras”が公開されました。

この「ホンジュラス文学バーチャル図書館」は、スペインのミゲル・デ・セルバンテスバーチャル図書館が協力し、その一部として作成されたもので、500点以上の文献資料を提供しています。また、ホンジュラス国立図書館、ホンジュラス国立自治大学、フランシスコ・モラサン国立教育大学、ホンジュラス図書・文献局、ホンジュラス言語アカデミーの5つの機関の情報等を提供するポータルサイトともなっています。

Biblioteca Virtual de las Letras de Honduras
http://www.letrasdehonduras.com/

NDL書誌情報ニュースレター2012年2号(通号21号)が刊行

国立国会図書館(NDL)は、2012年6月29日付けでウェブサイトに『NDL書誌情報ニュースレター』2012年2号(通号21号)を掲載しました。以下の記事等が掲載されています。

・デジタル時代の日本全国書誌
・おしらせ:講演会「書誌コントロールをめぐる論点:新しい枠組みに向けての課題整理」が終了しました
・おしらせ:「電子情報に関する標準」のページを掲載しました
・おしらせ:日本目録規則適用細則を改訂しています
・おしらせ:ISSNマニュアル日本語訳を掲載しました
・コラム:書誌データ探検 欧米諸言語資料編

NDL書誌情報ニュースレター2012年2号(通号21号)
http://www.ndl.go.jp/jp/library/data/bib_newsletter/2012_2/index.html

英国図書館と英JISC、「Y世代」の研究行動調査報告“Researchers of Tomorrow”を公開

2012年6月28日に、英国図書館(BL)とJISCが、1982年から1994年の間に生まれた「Y世代」(Generation Y)の博士課程の学生17,000人の研究行動を調査し、その結果をまとめたレポート“Researchers of Tomorrow”を公開しました。

この調査は2009年に両機関共同で始められたもので、今回公開されたレポートがその3年目の報告にあたります。調査結果では、博士課程の学生はオープンアクセスに対する理解が乏しく、研究成果をオープン化することに対してポジティブな印象をもっていないこと、研究分野を問わず博士課程の学生は、一次資料(文書資料や大規模なデータセット等)から、二次的な研究リソース(雑誌論文、図書等)への依存度を高めていること等が明らかとなったとしています。

Researchers of Tomorrow (JISCでのレポート公開ページ)
http://www.jisc.ac.uk/publications/reports/2012/researchers-of-tomorrow.aspx

三重県立図書館がカーリルの「レシピ」を利用したブックリストを公開

2012年6月26日、三重県立図書館が、全国図書館の蔵書検索サイト「カーリル」の「レシピ」サービスを利用したブックリストを公開しました。このブックリストは同館ウェブサイトなどで公開しているもので、今回はまず「本で巡る 三重けんぶん録」「初対面に強くなるための処方箋」「図書館がでてくる小説」という3つのリストがレシピとして公開されています。他にカーリルレシピを利用している図書館には大阪信愛女学院図書館などがあるようです。

本で巡る 三重けんぶん録
http://calil.jp/recipe/13325094

初対面に強くなるための処方箋
http://calil.jp/recipe/13387001

図書館がでてくる小説
http://calil.jp/recipe/13324098

三重県立図書館作成のブックリストを「カーリル」で公開します(三重県立図書館 2012/6/26付けニュース)
http://www.library.pref.mie.lg.jp/app/details/index.asp?cd=2012060318

カーリルレシピ
http://calil.jp/recipe

プロフィール - 大阪信愛女学院図書館(カーリル)

熊本近代文学館が「まんが王国熊本マンガミュージアム展」を開催

2012年7月11日から9月10日にかけて熊本近代文学館特別展 「まんが王国熊本マンガミュージアム展」が開催されます。隣接する熊本県立図書館の100周年を記念した展示会とのことです。同展では、熊本ゆかりの漫画家紹介、漫画家の愛用品・小物・自筆原画の展示、全国のマンガミュージアム紹介等が行われます。7月22日には明治大学准教授の藤本由香里氏の講演会「熊本の漫画文化について」が、8月26日には漫画家の芳崎せいむ氏らを招いたシンポジウム「マンガミュージアムのこれまでとこれから」が開催されます。

「まんが王国熊本マンガミュージアム展」のチラシ(表)
https://www.library.pref.kumamoto.jp/kindai/mangaten1.jpg

「まんが王国熊本マンガミュージアム展」のチラシ(裏)
https://www.library.pref.kumamoto.jp/kindai/mangaten2.jpg

熊本近代文学館特別展 「まんが王国熊本 マンガミュージアム展」(熊本県教育委員会)
http://kyouiku.higo.ed.jp/kiji2/pub/default.phtml?c_id=36&p_id=4083

熊本県立図書館・熊本近代文学館-温知館-

6月 28日

ニュージーランド国立図書館の統合検索サイト“National Library Beta”がコンテンツを追加

ニュージーランド国立図書館が開発を進めている統合検索サイト”National Library Beta”が、Find、Timeframeなどの旧システムのコンテンツを継承し、あわせてこれらのサービスを終了することが公表されています。

Ref.
Moving our online services to the National Library Beta(ニュージーランド国立図書館2012/6/26付け)
http://www.natlib.govt.nz/about-us/news/moving-to-beta

National Library Beta
http://beta.natlib.govt.nz/

"Find"の終了について
http://www.natlib.govt.nz/catalogues/find

オーストラリア国立図書館、19世紀のドイツ語新聞のデジタルデータ公開 オーストラリアの多文化の歴史を示す

オーストラリア国立図書館(NLA)が、19世紀にオーストラリアで発行されたドイツ語の新聞などをデジタル化し、情報探索システム“Trove”上で公開しています。

今回公開された新聞には以下のものが含まれているとのことです。
ドイツ語新聞:The Adelaider Deutsche Zeitung (1851年及び1860-62年)、Suedaustralische Zeitung/ Sud-Australische Zeitung (1850-1851年)、Sud-Australische Zeitung (1860-1874年)
イタリア語新聞:Il Giornale Italiano (The Italian Journal) (1932-1940年)
エストニア語新聞 Meie Kodu (1949-1954年).

NLAがデジタル化しTrove上で公開している新聞はこれで270紙700万ページにのぼるとのことです。

Ref.
Multicultural newspapers now available online(NLA 2012/6/18付け)
http://www.nla.gov.au/media-releases/2012/06/18/multicultural-newspapers-now-available-online

東京文書救援隊が初年度活動報告をブログに掲載、2年目の活動継続を発表

東日本大震災で被災した紙資料の復旧支援を行う専門家グループ「東京文書救援隊」が、そのブログで、2011年6月の発足から1年間の活動を報告しています。活動報告には、開発した「文書復旧システム」(東文救システム)によって支援を行った11機関の紹介のほか、講演・システム実演・ポスター発表・展示等やメディア掲載状況、収支報告書が収録されています。東京文書救援隊では当初1年間を活動の目途としていましたが、要請に応えて2年目も活動を継続して行うとのことです。

東京文書救援隊の初年度活動報告および本2年度に向けて(東京文書救援隊 2012/6/27付け記事)
http://toubunq.blogspot.jp/2012/06/2.html

参考:
東京文書救援隊が発足から半年間の活動記録をまとめたレポート記事をブログで公開
http://current.ndl.go.jp/node/19924

どれくらいのウェブサイトがトラッキングを行っているか? カリフォルニア大学バークレー校が報告書“Web Privacy Census”を公表

米国のカリフォルニア大学バークレー校ロースクールが2012年6月付けで“Web Privacy Census”と題したレポートを公表しました。著者はNathan GoodとChris Jay Hoofnagleの2人です。このレポートは、世の中のウェブサイトがどれくらいユーザのトラッキング(追跡)を行っているかを調査した結果をまとめたものです。

彼らは、2012年5月17日に、Quantcastの調査で上位25,000位以内に入っているウェブサイトを対象に、それらがクッキー(cookie)等を使用しているかどうかをクローラ―によって調べました。その結果、25,000のウェブサイトの87%が(1つまたは複数の)クッキーを使用しており、そのうち、24%はそのサイト、76%は外部サイトのクッキーでした。使用されているクッキーの25%はその中に“UID”や“GUID”といった文字列を含んでいたためユーザの特定を行っていると推測されるとしています。

Web Privacy Census
http://www.law.berkeley.edu/privacycensus.htm

Berkeley Law's first Web Privacy Census is out and it's troubling(CNET News 2012/6/27付け記事

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