アーカイブ - 2018年 7月 - book

7月 26日

E2047 - 2018年ISO/TC46国際会議<報告>

2018年5月14日から18日まで,ポルトガルのリスボンでISO/TC46(International Organization for Standardization/Technical Committee 46)の国際会議(E1833ほか参照)が開催された。TC46は「情報とドキュメンテーション」を担当する専門委員会である。今回はTC46総会と4つの分科委員会(Subcommittee:SC)の各総会及び作業部会が開催され,日本から3名が参加した。筆者は「技術的相互運用性(Technical Interoperability)」を担当する第4分科委員会(SC4)の作業部会と総会,「識別と記述(Identification and Description)」を担当する第9分科委員会(SC9)の作業部会と総会,及びTC46総会に参加した。以下,筆者が参加した会議について,概要を報告する。

E2046 - アート・歴史分野における国際的な標準語彙の活用<報告>

2018年6月16日に国立歴史民俗博物館(以下「歴博」)にて,国際シンポジウム「アート・歴史分野における国際的な標準語彙(ボキャブラリ)の活用 - Getty Vocabulary Programの活動と日本」が,アート・ドキュメンテーション学会年次大会の関連企画として歴博メタ資料学研究センターとの共催で開催された。

E2045 - 北の読書環境シンポジウム<報告>

北海道や東日本大震災被災地において,読書環境整備の支援を進めている一般社団法人北海道ブックシェアリングは,今年で設立10年を迎える。社会課題の解決にあたるNPOとしては,10周年を迎える前に「ミッション・コンプリート(目的完了)して,サクっと解散」というのが望ましいが,そう簡単に解決しないのが「北海道の読書環境問題」である。それどころか状況は設立時より悪くなっている。それもすべて受け止め,「次の10年になにを成すべきか」を確認しようと,2018年6月24日に札幌市で「北の読書環境シンポジウム」を実施した。開催の狙いは「課題の明確化」と「解決に向けた人的・組織的ネットワークづくり」である。

E2044 - 公立図書館における地域資料サービスに関する報告書について

全国公共図書館協議会(以下「全公図」)は,2016年度・2017年度の2か年で,地域資料サービスについての調査研究に取り組んだ。全国の公立図書館における地域資料サービスの実態を把握・分析し,今後のサービスの一層の進展に資することを目的としたものである。先行調査である『地域資料に関する調査研究』(国立国会図書館2006年度調査;E738参照)の結果と比較して10年の変化を確認するとともに,デジタル化や電子行政資料等に焦点を当てた調査を行うこととした。

7月 12日

E2042 - 独・ライプツィヒ大学におけるゲーム保存・学術利用

2018年4月27日,ライプツィヒ大学図書館にて,ドイツ語圏の日本関係図書館員が定期的に集まり情報交換をする日本資料図書館連絡会(Arbeitskreis Japan-Bibliotheken)の定期会議があった。その会議の午前の部で同館における日本のゲーム保存・学術利用とそれに伴ったプロジェクト“Diggr (Databased Infrastructure for Global Games Culture Research)”の紹介があったので,その内容を報告する。

E2041 - マラケシュ条約の締結・著作権法の改正と障害者サービス

2018年4月25日,参議院本会議において,「盲人,視覚障害者その他の印刷物の判読に障害のある者が発行された著作物を利用する機会を促進するためのマラケシュ条約」(以下「マラケシュ条約」;E1455,CA1831参照)の締結について承認を求める件が承認され,この条約の国会承認の手続が完了した。この条約は,2013年6月27日に世界知的所有権機関(WIPO)の外交会議において採択され,2016年9月30日には20か国目の加入が完了し,発効した。2018年7月10日現在,40か国が締約国となっている。なお,この条約は,締約国について,当該国がWIPO事務局長に批准書又は加入書を寄託した日から3か月後に発効することとされている(第19条(b))。日本政府は,「説明書」において,この条約の早期締結の必要性に言及していることから,近いうちに寄託が行われ,日本国内でも発効するものとみられる。

E2040 - 神奈川県立川崎図書館の移転・再開館について

神奈川県立川崎図書館(以下「当館」)は,工業専門図書館としての性質を有する神奈川県第2の県立図書館として1958年12月に川崎市川崎区富士見で開館して技術開発等を支援し,また,地域住民にとっては公共図書館の機能も果たしてきた。当館は開館から60年間同じ建物を使用していたため,施設の老朽化が進み,雨漏りの発生を招き,エレベーターもなく,利用者にはご不便をおかけしていた。さらに,当館は川崎市の管理する都市公園内に立地し,同市の富士見周辺地区整備実施計画上でも現地での建て替えは難しい状況にあった。

E2039 - 漫画で伝える「図書館」と「法律」

2018年5月20日,京都市の梅小路公園緑の館において,大学図書館問題研究会(大図研)京都地域グループ主催のイベント,大図研京都ワンディセミナー「“羊さん”こと水知せりさん(漫画家)が語る「“学術情報の伝達”と“利用者の活用術”」」が開催された。