アーカイブ - 2018年 6月 14日 - book

E2034 - 議論を通じた将来ビジョン策定の取組“IFLA Global Vision”

国際図書館連盟(IFLA)は,2017年4月,現代の図書館が直面する課題は全世界の図書館が連携し包括的に対応することによってのみ克服可能との認識のもと,全世界の図書館による議論を通じた将来ビジョン策定の取組“Global Vision”を開始した。2018年3月には,スペインで開催されたIFLAのPresident’s Meetingで中間報告が行われ,その報告書にあたる“Global Vision Report Summary”も公開された。現在,英語・スペイン語・フランス語・ドイツ語・ロシア語・中国語・アラビア語・イタリア語・ラトビア語・韓国語版が公開されている。本稿では,本報告書及び今後の同取組の流れを紹介する。

E2033 - 映像コンテンツの国際展開と情報基盤の構築<報告>

シンポジウム「映像コンテンツの国際展開と情報基盤の構築──知的資源としての映像を,いかに活用するか」が,2018年3月30日,筑波大学東京キャンパス文京校舎において,筑波大学図書館情報メディア系,同・図書館情報メディア研究科,同・知的コミュニティ基盤研究センターの主催によって開催された。

E2030 - 司書の仕事を小説で紹介:著者・監修者・編集者インタビュー

2018年4月,司書業務の内容紹介を絡めながら公共図書館の新人司書・稲嶺双葉の成長過程を描く小説『司書のお仕事:お探しの本は何ですか?』が刊行された。『カレントアウェアネス-E』事務局では,著者である東海学園大学人文学部准教授の大橋崇行氏,監修者である犬山市立図書館(愛知県)の小曽川真貴氏,編集を担当した勉誠出版株式会社の萩野強氏にお話を伺った。

E2031 - 北の本箱:本と人がつながる幕別町図書館の本棚

幕別町とは縁もゆかりもない著名人による寄贈本の展示コーナー,「北の本箱」が北海道の幕別町図書館(以下「当館」)に設けられたのは,1997年11月。作家の森村誠一さん,株式会社資生堂名誉会長の福原義春さん,劇作家の平田オリザさんなど18名の寄贈本が展示されているこのコーナーは当館の蔵書冊数約24万冊のうち,約3万3,000冊を占める,来館者の知的好奇心をくすぐる空間となっている。

E2032 - ビブリオバトル方式の推薦入試

筑波大学情報学群知識情報・図書館学類は,2018年11月実施の推薦入試から,基礎的な知識の習得に加えて,思考力・判断力・表現力等の能力を多面的に評価することを目指して,ビブリオバトル方式の面接を導入する。ビブリオバトルは,「人を通して本を知る。本を通して人を知る」をキャッチコピーとして全国に広がっている本の紹介コミュニケーションゲームである(CA1830参照)。2018年4月に公表された第四次「子供の読書活動の推進に関する基本的な計画」でもビブリオバトルが取り上げられるなど,本に関わる活動として定着した感がある。一方,大学入試では,京都大学の特色入試,大阪大学の世界適塾入試,お茶の水女子大学の新フンボルト入試(E1717参照),早稲田大学の新思考入試,中京大学の高大接続入試など,新しい入学者選抜方式が模索されている。高大接続改革の中で高等学校教育・大学教育の改革と併せて,大学入学者選抜の改革が焦点となっていることが背景にあるが,基礎的な知識・技能,思考力・判断力・表現力等の能力,主体性・多様性・協働性という学力の三要素を多面的・総合的に評価することを社会から求められるようになった各大学が,それぞれの特徴をアピールするような個性的な入試を改革の目玉に据えようとしているようでもある。