アーカイブ - 2012年 6月 - book

6月 28日

E1307 - 次世代型図書館業務システム主要5製品の特徴とその現状

E1307 - 次世代型図書館業務システム主要5製品の特徴とその現状

この2012年は北米の図書館システム市場が激しく変化する一年になると言われている(E1282参照)。その理由は従来型の統合図書館システム(ILS)とは異なる性質を持った次世代型の図書館業務システムの登場である。既に正式運用が始まっているOCLCの“OCLC WorldShare Management Services”(以下WMS)を含めて,Ex Libris社の“Alma”,Innovative Interfaces社の“Sierra Services Platform”,Serials Solutions社の“Intota”,オープンソースの“Kuali OLE”(E1003参照)という5製品が年内に出揃うことになっている。...

E1306 - 2012年,大学・研究図書館の10のトレンド

E1306 - 2012年,大学・研究図書館の10のトレンド

米国の大学・研究図書館協会(ACRL)が刊行している“College & Research Libraries News”(C&RL News)の2012年6月号に,2012年における大学・研究図書館の10のトレンドを紹介した記事“2012 top ten trends in academic libraries”が掲載されている。記事は,ACRLの研究計画審査委員会(ACRL Research Planning and Review Committee)が作成したもので,同様の記事が隔年で掲載されている。以下,各トレンドについて簡単に概要を紹介する。...

E1305 - デジタル教科書教材協議会,「デジタル教科書法案」等を公表

E1305 - デジタル教科書教材協議会,「デジタル教科書法案」等を公表

2012年6月5日,デジタル教科書教材協議会(DiTT)(CA1748参照)が,シンポジウム「これからのデジタル教科書の話をしよう~成果発表と2012年提言~」を開催した。DiTTは,このシンポジウムに併せて,2012年4月5日発表の「DiTT政策提言2012」を踏まえて結成した外部有識者による法案検討チームが策定した「デジタル教科書法案」,「デジタル教科書普及のための財政措置」「教育の情報化総合計画」「教育の情報化ナショナルセンター(仮称)」についての提言を公表した。...

E1304 - エビデンスサマリーとは何か?季刊誌EBLIPの取組とその分析

E1304 - エビデンスサマリーとは何か?季刊誌EBLIPの取組とその分析

図書館情報学において,エビデンス(研究により得られた根拠)に基づいた実践の重要性が唱えられて久しい(CA1625参照)。その実現にあたり課題となるのが,研究論文に示されたエビデンスを査定するプロセスであるとして,季刊誌“EBLIP”(Evidence Based Library and Information Practice)が創刊され,研究論文の要約とエビデンスの査定を行う“エビデンスサマリー”の取組が開始された。その取組は2006年の創刊以来毎号積み重ねられている。...

E1303 - 2012年著作権法改正:図書館・公文書館の関係規定について

E1303 - 2012年著作権法改正:図書館・公文書館の関係規定について

2012年6月20日,政府提出の著作権法一部改正法(E1280参照)が,参議院本会議で可決され,成立した。...

E1302 - 東日本大震災後の図書館等をめぐる状況(2012/6/27現在)

E1302 - 東日本大震災後の図書館等をめぐる状況(2012/6/27現在)

東日本大震災後の図書館等をめぐる状況について,『カレントアウェアネス-E』での既報に続き,2012年3月下旬から6月下旬にかけての主な情報をまとめた(E1155E1161E1166E1172E1177E1205E1222E1248E1263E1274参照)。...

6月 27日

CA1773 - 動向レビュー:日本の公共図書館の電子書籍サービス-日米比較を通した検証- / 森山光良

 電子書籍に関する情報があふれている。ただし、日本ではそのほとんどが、個人向け有料サービスに焦点を当てた技術や業界動向の情報である。一方、日本の公共図書館の電子書籍サービスに関する研究や動向の紹介はごく少ない(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9)。その背景に、サービス実施館が限られているという不振状況がある。海外の公共図書館の電子書籍サービスに関する研究や動向の紹介もごく少ない(10) (11) (12) (13)。...

CA1772 - 動向レビュー:ウェブスケールディスカバリの衝撃 / 飯野勝則

 近年、図書館における新しいツールとして、「ウェブスケールディスカバリ」(Web Scale Discovery、以下WSDと呼称)の存在感が大きくなりつつある。WSDは、時に「ウェブスケールディスカバリサービス」、あるいは単に「ディスカバリサービス」などと称される。本稿ではWSDが図書館とステークホルダに与えた「衝撃」を中心に、その動向を紹介する。...

CA1771 - 動向レビュー:EUにおける孤児著作物への対応 / 今村哲也

 「孤児著作物(orphan works)」という用語は厳密な法律用語ではない。欧州委員会の定義によると、著作権者の身元または所在の確認が困難または不可能な状態にある著作権で保護されている作品、とされている(1)。著作権保護のある過去の作品を利用する場合、原則として著作権者の許諾が必要であるから、著作権者が不明の状態にある著作物を適法に利用することは困難となる。そして、このことは著作物のデジタルアーカイブ化や書籍等の復刻版の発行など、過去の著作物を利用する場合に大きな障壁となる。...

CA1770 - 動向レビュー:図書館はデジタルカメラによる複写希望にどう対応すべきか / 鑓水三千男

 図書館資料の複写については、多くの場合、自動複製機器(以下「コピー機」という)が図書館内に設置され、当該コピー機を使用して図書館職員の監視と監督のもとで行われている。しかし、近年、図書館利用者による携帯電話のカメラ機能を利用した図書館資料の無断撮影が行われ、あるいは利用者からデジタルカメラによる撮影を認めてほしい旨の希望が出されているという。...

CA1769 - 近年の英国における図書館のアドヴォカシー / 渡邉太郎

 欧米の図書館界でアドヴォカシー(advocacy)という言葉が頻繁に聞かれるようになって久しい(CA1646参照)。国際図書館連盟(International Federation of Library Associations and Institutions:IFLA)の「戦略計画2010-2015」(1)においてもその重要性が強調されており、各国の代表的な図書館団体のウェブサイトでもアドヴォカシーが主要な項目として取り上げられている(2)。本稿では、その代表的な事例として2010年度以降の英国の緊縮財政に対する図書館界の動向について、アドヴォカシーという観点からその概略を述べる。...

CA1768 - 多元的デジタルアーカイブズのVR-ARインターフェイスデザイン手法 / 渡邉英徳

 本稿では、既存のデジタルアーカイブ群とユーザコミュニティをマッシュアップし、VR-AR(仮想現実-拡張現実)インターフェイス上に表示する「多元的デジタルアーカイブズ」のインターフェイスデザイン手法について述べる。この「多元的デジタルアーカイブズ」のユーザは、複数のデジタルアーカイブを横断的に閲覧しながら、コンテンツ相互の時空間的なつながりや身近な場所との関わりを把握し、アーカイブ群の内容について、より深く知ることができる。...

6月 14日

E1301 - 電子レファレンス資料の課題と考え方<文献紹介>

E1301 - 電子レファレンス資料の課題と考え方<文献紹介>

資料のデジタル化とウェブによる提供は,図書館におけるコレクション構築に大きな変革をもたらしつつある。特に,レファレンス資料は,通読するというよりは必要に応じて参照する資料であり,その影響は大きい。現実に,出版社は電子コンテンツと全文インターフェースの提供に重点を置いている。古典的なレファレンス資料はオンライン上のインタラクティブな製品となり,印刷体資料の利用は減り続けている。それにも関わらず,完全に電子レファレンス環境へ移行することができないでいる図書館も存在する。学生は調査の出発点として検索エンジンやウィキペディアを頼りにしつつあり,従来のレファレンス資料は忘れ去られつつある。...

E1300 - 2012年ISO/TC46国際会議<報告>

E1300 - 2012年ISO/TC46国際会議<報告>

2012年5月7日から11日まで,ドイツのベルリンにおいてISO/TC46(International Organization for Standardization/Technical Committee 46)の国際会議(E942E1059E1180参照)が開催された。TC46は「情報とドキュメンテーション」を担当する専門委員会である。今回の会議ではTC46総会と4つの分科委員会の総会に加え,一部の作業部会の会議が開かれ,日本からは筆者を含めて5名が参加した。筆者は「技術的相互運用性」を担当する分科委員会SC4に関する国内での検討に数年前から参加しており,今回はSC4の会議を中心に出席した。以下ではSC4の会議について報告する。...

E1299 - 図書館総合展フォーラム2012 in 仙台<報告>

E1299 - 図書館総合展フォーラム2012 in 仙台<報告>

2012年5月27日,東北大学において,「図書館総合展フォーラム2012 in 仙台 図書館政策フォーラム2012『東日本大震災とMALUI連携』」が開催された。このフォーラムは,東日本大震災の記録を今後の防災・減災につなげるための,M(博物館),A(文書館),L(図書館),U(大学),I(企業)による連携および各機関による震災アーカイブ構築の推進について検討することを目的として開かれた。...

E1298 - 大学・研究図書館の価値を評価するために求められる活動とは

E1298 - 大学・研究図書館の価値を評価するために求められる活動とは

米国の大学・研究図書館協会(ACRL)が,大学・研究図書館の価値について発信していくための提言等をまとめた白書“Connect, Collaborate, and Communicate: A Report from the Value of Academic Libraries Summits”(2012年6月付)を刊行した。...

E1297 - 分野別リポジトリの持続可能性について実例をもとに考える

E1297 - 分野別リポジトリの持続可能性について実例をもとに考える

米国OCLCの研究部門OCLC Researchが,2012年5月11日に,分野別リポジトリの持続可能性をテーマとするレポート“Lasting Impact: Sustainability of Disciplinary Repositories”を公表した。図書館員を対象としたこのレポートは,PubMed Central等の代表的な分野別リポジトリの運営体制やビジネスモデルを解説し,それらの持続可能性について考える手助けとなることを目指したものである。以下,その概要を紹介する。...

E1296 - チャットレファレンスにおける質問明確化の実態は?

E1296 - チャットレファレンスにおける質問明確化の実態は?

レファレンスサービスにおいて,利用者からの質問を明確化するプロセスは不可欠なものとされ,対面のレファレンスサービスにおける質問明確化の研究は,海外では,既に長い歴史を持つ。米国においては,近年,従来の対面や電話での質問受付に替わり,チャットソフト等を利用した質問受付の比重が大きくなっているあるが,これら対面とは異なるバーチャル・レファレンスサービス(VRS)の環境においても,質問明確化プロセスの理解が重要であると指摘されている(E1202参照)。...

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