アーカイブ - 2010年 - book

12月 21日

CA1734 - 研究文献レビュー:蔵書構成 / 安井一徳

 今回の研究文献レビューにあたり、はじめに、簡単な定義、対象範囲の設定、最近のレビューの確認をしておきたい。...

CA1733 - 動向レビュー:ウェブアーカイブの課題と海外の取組み / 中島美奈

 今日、ウェブはごく身近な情報源として一般的に利用されている。印刷された本や雑誌の形での発行が停止され、ウェブ上でのみ公開されるようになった刊行物も多い。今後、インターネットを利用しないと得られない情報は増加していくだろう。しかし、その速報性と更新のしやすさから、ウェブ上の情報は増加していくと同時に消失している。情報が載っていたページ自体が消失してしまうこともあるし、新しい情報が上書きされて古い情報が消失していることもある。ウェブ上のページにアクセスしようとして、「404 Not Found」というエラー画面を目にしたことも少なくないはずである。...

CA1732 - 動向レビュー:高齢者向けの図書館サービス / 堀 薫夫

 今日、社会の高齢化、とくに団塊世代の高齢化の問題は、図書館の世界にも大きな波紋を投げかけている。ここでは「図書館における高齢者サービス」について、従来のサービスと21世紀以降出てきた新しい論点を概観するなかで、高齢者問題から照射した新しい図書館サービスのあり方を考えていく。...

CA1731 - モンゴル国立図書館の現状と将来計画 / 林 明日香

 モンゴル国立図書館は、クリーム色の壁と白い柱が美しい建物であるが、1951年に建てられて以来、数回補修したのみで外見からしても少々老朽化している感が否めない。そのため現在新館建設が計画されており、それに伴って2010年に「モンゴル国立図書館戦略2010-2016」(1)(以下「戦略2010-2016」)が発表された。本稿では、「戦略2010-2016」を基にモンゴル国立図書館の現状と将来計画について紹介したい。...

CA1730 - JISCの3か年戦略2010-2012 / 呑海沙織

 英国情報システム合同委員会(Joint Information Systems Committee:JISC)は、大学などの高等教育機関を中心とした学術情報基盤として1993年に設立された非営利組織である(CA1501参照)。情報通信技術を活用することによって、継続・高等教育機関における研究・教育・学習を促進することを目的とした組織であり、英国の学術情報政策を把握する上で、最も重要な組織のひとつであるといえる(CA1620参照)。JISCは毎年、活動報告書を発行するとともに、数年毎に戦略書を発表している。...

CA1729 - 図書館と観光:その融合がもたらすもの / 松本秀人

筆者は「図書館と観光の融合」について研究しているが(1)、このテーマはこれまであまり注目されることがなかった。本稿では、今後、議論や実践が活発になることを期待して、研究の概要などを以下に紹介する。...

12月 16日

E1132 - 「カレントアウェアネス-R」で振り返る「電子書籍元年」

 2010年は日本では「電子書籍元年」と呼ばれ,電子書籍をめぐる様々な動向があった。カレントアウェアネス・ポータルで提供しているニュース速報ブログ「カレントアウェアネス-R」(CA-R)では,2010年1月4日から12月15日までの間に1,492本の記事を掲載したが,そのうち「電子書籍」のタグを付けた記事は173本であった。それらの記事の中から,2010年の日本における電子書籍をめぐる動向に関する主なものを紹介する。なお,網羅的なものではないことをお断りしておく。...

E1131 - 書架は不要:図書館における電子書籍<文献紹介>

 本書は電子書籍提供サービスNetLibrary(CA1648参照)が開始された1998年以来の米国の図書館の電子書籍(E-books)への取り組みの成果であり,電子書籍が図書館と図書館業務にもたらす課題を調査した英語で書かれたおそらく初めての図書であろう。本書のタイトルは「図書館と出版社が電子書籍に投資するなら,私たちは書架が不要な図書館をやがて持つかもしれない」という編者の主張に由来している。編者のポランカ(Sue Polanka)氏は米国オハイオ州に本部を置くライト州立大学図書館の参考調査担当課長であり,各章の執筆者は大学図書館員,学校図書館員,公共図書館員,大学教員,出版社副社長,調査会社調査サービス責任者である。...

E1130 - 図書館のアドヴォカシーについての国際シンポジウム<報告>

 2010年11月30日,東京ドイツ文化センターで,図書館のアドヴォカシーをテーマにした国際シンポジウム「図書館は知へのアクセスを提供する~活発な図書館のための戦略」が開催された。「アドヴォカシー」とは,自らの権利や見解を説明していく行動を意味する。図書館関係者のあいだでも,図書館が図書館自身を説明していくことの重要性は認識され始めているように思うが,それ自体をテーマとしたシンポジウムは,日本ではまだ珍しいと言えるだろう。各講演者の講演の概要は,以下のとおりである(講演順)。...

E1129 - 学術雑誌を電子媒体のみとするための課題と提言(英国)

 2010年11月,英国研究情報ネットワーク(RIN)は,「電子媒体のみの学術雑誌:課題を乗り越えて」(E-only scholarly journals: overcoming the barriers)と題するレポートを公開した。これは,RINや情報システム合同委員会(JISC),出版社協会等,英国の学術情報流通に関わる13を超える機関・団体が合同で行っている「学術コミュニケーションにおける変化」(Transitions in scholarly communications)をテーマとした研究プロジェクトの成果の一つである。このプロジェクトは,学術コミュニケーションにおける様々な技術的変化の本質とその意味,そしてそれぞれの変化の間の関係について明らかにすることを目的に掲げている。...

E1128 - 英国の博物館・図書館・文書館国家評議会(MLA)が解散へ

 2010年11月23日,英国の文化・メディア・スポーツ省(DCMS)は,2012年3月までに英国博物館・図書館・文書館国家評議会(MLA)を解散し,事業の一部をイングランド芸術評議会(Arts Council England:ACE)に引き継ぐと発表した。...

E1127 - 「ぬいぐるみの図書館おとまり会」現場の様子と舞台裏(日本)

 子どものお気に入りのぬいぐるみを図書館で一晩預かり,ぬいぐるみが夜の図書館を楽しんでいる姿を写真に撮って子どもに渡すという「ぬいぐるみの図書館おとまり会」(E1088参照)が,兵庫県の宝塚市立西図書館で,2010年12月11日夕方から12日にかけて開催された。ぬいぐるみが図書館で本を読んだり遊んだりしている姿を見て図書館や読書に親しみを持ってもらうことを狙いとして実施された。当日の様子と舞台裏を,現地取材に基づき紹介する。...

12月 2日

E1126 - 国立国会図書館「雑誌記事索引」の記事件数が1,000万件を突破

国立国会図書館(NDL)では,雑誌の文献の検索手段として「雑誌記事索引」を1949年から提供している。2010年11月4日,「雑誌記事索引」の収録記事件数の合計が1,000万件を超えた。...

E1125 - 紙の本をなくした学校図書館のその後(米国)

2009年に,米国マサチューセッツ州の私立高校Cushing Academyが図書館から紙の本をなくし電子資料を利用するデジタル図書館に移行したことが注目を集めたが,2010年11月6日付けのBoston Globe紙にその後の様子を報じる記事が掲載された。記事の内容を基に,同校の様子を紹介する。...

E1124 - 米国大学生の情報リテラシーの現状と教員・図書館員等への提言

2010年11月1日,米国ワシントン大学情報学部のプロジェクト“Project Information Literacy”が,大学生の情報リテラシーを調査したレポート“Truth Be Told : How College Students Evaluate and Use Information in the Digital Age”を公開した。執筆者は,同大学のヘッド(Alison J. Head)氏とアイゼンバーグ(Michael B. Eisenberg)氏である。レポートは,2010年春に全米25大学に在籍する学部学生8,353名に対して行ったアンケート結果と,その後のフォローアップインタビューでの回答に基づいて作成されている。主な調査結果は以下の通りである。...

E1123 - 「イズム」から「データ」へ デジタル人文学の進展

2010年11月16日付けのNew York Times紙に,「人文学の豊かな可能性の扉を開くデジタルのカギ」(Digital Keys for Unlocking the Humanities’ Riches)と題された記事が掲載された。ここでは,同記事と,記事執筆者であるコーエン(Particia Cohen)氏が16日と17日に同紙のブログに書いた関連記事を基に,主に米国でのデジタル人文学の進展やプロジェクトについて紹介する。...

E1122 - 全国各地の図書館とJリーグのクラブチーム等との連携事業

全国各地の公共図書館では,プロサッカーリーグ「Jリーグ」のクラブチーム等との連携事業が増えつつある。2010年10月27日から12月までの期間には,公共図書館の有志の呼びかけで「図書館からスタジアムへ行こう!!スタジアムから図書館へ行こう!!」という全国規模のキャンペーンが行われており,文部科学省のウェブサイトに情報が掲載されている。...

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