アーカイブ - 2019年 8月 6日

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米国の大学コンソーシアムBig Ten Academic Alliance(BTAA)と米国南東部研究図書館協会(ASERL)が図書館電子リソースのアクセシビリティ向上のため2年間のパートナーシップを締結

2019年8月1日、米国の大学コンソーシアムBig Ten Academic Alliance(BTAA)と米国南東部研究図書館協会(ASERL)が共同して、すべての図書館利用者への平等な情報アクセスの提供を目標に、図書館電子リソースのアクセシビリティ向上のため2年間のパートナーシップを締結したことを発表しました。

BTAAは2016年から電子リソースプラットフォームとコレクションに関する第三者評価を実施しその結果を公表していますが、2018年になってプログラムの効果を高め、アクセシビリティの問題に取り組む図書館員の数をさらに増大させるため、協力関係と活動範囲の拡大を求めていました。

締結されたパートナーシップの一環として、BTAAとASERLの図書館員は協力して、アクセシビリティテストに関する取り組みの推進に当たり、ベンダーの電子リソースに対するアクセシビリティテストの有効性と影響分析を行う、としています。また、より効果的に協調が可能な別のアクセシビリティのイニシアチブについても検討する予定です。

PeerJ Computer Science、Web of Scienceに採録される

2019年7月24日、オープンアクセス出版社PeerJは、同社の雑誌PeerJ Computer Scienceがクラリベイト・アナリティクス社のWeb of Scienceに採録されたことを発表しました。

同誌はWeb of Scienceの中でもScience Citation Index Expanded(SCIE)の採録タイトルとなった、とのことです。SCIE採録誌はインパクトファクター付与の対象となるため、2020年には同誌初のインパクトファクターも発表されると見込まれます。

PeerJの発行タイトルの中ではその他に主力誌PeerJが、2014年からWeb of Scienceに採録されています。

米国議会図書館(LC)、リンカーン大統領の写真に焦点を当てたリサーチガイドを公開

2019年8月1日、米国議会図書館(LC)は、リンカーン大統領の写真に焦点を当てたリサーチガイドを公開しました。

本人や家族の写真22枚を掲載した“Abraham Lincoln (1809-1865)” 、リンカーン大統領の暗殺事件に関係する場所や人物に関する画像を掲載した“The Assassination of Abraham Lincoln”、リンカーン大統領がどのように描かれ、彼の印象を形成してきたかについて考察した出版物を紹介する“Major Reference Works”等で構成されています。

Looking at Abraham Lincoln: New Guide Available(LC Picture This,2019/8/1)
https://blogs.loc.gov/picturethis/2019/08/looking-at-abraham-lincoln-new-guide-available/

Elsevierの電子ジャーナルからもSci-Hubへのリンクが存在することが指摘される

英ロンドン大学教授Martin Paul Eve氏のブログで、Elsevier社の電子ジャーナルプラットフォーム、ScienceDirectからも、Sci-Hubへのリンクが存在している、という指摘がなされています。

この指摘は2019年8月3日付けの記事でなされたもので、Elsevier社がSci-Hubにリンクしているサービスに対し、法的手段を取るとする通知を送った、という話題を契機としています。

これに対しEve氏は、そもそもElsevier社のScienceDirect中にも、参考文献記述の中でリンク先としてSci-Hubがあがっている例が複数あることを示しています(現在は指摘された論文のリンク先は修正されたようです)。Eve氏はElsevierが自身のサイト上の著作権侵害を真剣にはチェックしていないことの証左であるとし、他者を訴えるよりまず自身のことから手を付けるべきではないかとしています。

“PubMed Labs”で公開中のPubMed更新版にフィルター機能が追加される

2019年8月5日、米国国立医学図書館(NLM)が、“PubMed Labs”で試験公開中のPubMed更新版に、フィルター機能を追加したと発表しています。

この更新により、文献の種類・本文の利用可否・出版年月日・種・言語・性別等のフィルターによって、PubMed更新版の検索結果を絞り込むことが可能になっています。よく使われるフィルターはサイドバーに含まれています。

フィルターの適用は検索の実行後、フィルター名の隣にあるチェックボックスへチェックを入れることで行われます。“Additional filters”のボタンを押すとフィルターの項目を追加することが可能です。

PubMed Labs Update: Using Filters. NLM Tech Bull. 2019 Jul-Aug;(429):e2.
https://www.nlm.nih.gov/pubs/techbull/ja19/ja19_pubmed_filters.html

株式会社ポプラ社と東京大学大学院教育学研究科附属発達保育実践政策学センター(東京大学Cedep)が共同研究プロジェクトとして「子どもと絵本・本に関する研究」プロジェクトを開始

2019年8月3日、株式会社ポプラ社と東京大学大学院教育学研究科附属発達保育実践政策学センター(東京大学Cedep)は、本が子どもの発育発達に与える影響を科学的に調べる共同研究プロジェクトとして、「子どもと絵本・本に関する研究」プロジェクトを開始したことを発表しました。

この研究プロジェクトは、デジタルメディアの急速な普及が進み「本離れ」が叫ばれる中で、子どもを取り巻く読書環境の改善のため、本の価値を科学的なアプローチで明らかにするものです。子どもの発育発達プロセスにおける絵本・本の固有性、認知能力・非認知能力の発達への寄与の可能性、保育園・幼稚園での絵本をとりまく環境などを科学的アプローチによって明らかにしながら、デジタルメディア時代の絵本・本の新たな価値の発見と生成、環境改善を目指す、としています。

トピックス(株式会社ポプラ社)
https://www.poplar.co.jp/topics/index.html
※2019年8月3日欄に「ポプラ社×東京大学Cedep、“本”が子どもの発育発達に与える影響を科学的に調べる「子どもと絵本・本に関する研究」を開始します」とあります。

国立国会図書館(NDL)、国立国会図書館書誌提供サービス(NDL-Bib)を2020年12月で終了

2019年7月26日、国立国会図書館(NDL)は、2020年12月をもって国立国会図書館書誌提供サービス(NDL-Bib)を終了することを発表しました。

NDLは2021年1月以降の書誌データ利用方法として以下を案内しています。
・国立国会図書館サーチ:2021年1月以降、書誌詳細画面からMARC形式の書誌データダウンロード機能を追加予定(書誌1件ずつの提供)
・JAPAN/MARCデータ:一週間分の「全国書誌データ」をMARC形式で提供(原則として毎週金曜日に追加データを掲載・区分ごとのダウンロードは不可・典拠データも提供)
・雑誌記事索引データ:一週間分の「雑誌記事索引データ」をMARCXML形式で提供(原則として、週1回水曜日に追加データを掲載)
・国立国会図書館サーチ(APIを利用):APIを利用した図書館システムやツールによって、DC-NDL等のMARC以外の形式による書誌データが取得可能

【イベント】公開シンポジウム「日本におけるユニバーサル・ミュージアムの現状と課題――2020オリパラを迎える前に」(11/3-4・吹田)

2019年11月3日と11月4日に、大阪府吹田市の国立民族学博物館において、公開シンポジウム「日本におけるユニバーサル・ミュージアムの現状と課題――2020オリパラを迎える前に」が開催されます。

同館における、過去10年余の、視覚優位・視覚偏重の博物館・美術館の常識を改変するユニバーサル・ミュージアム研究の総括、及び、2020年の秋に予定されている同館の特別展「ユニバーサル・ミュージアム-『未開の知』への旅」(仮題)のプレイベントと位置付けられています。

参加には事前の申し込みが必要です。

主な内容は以下の通りです。

11月3日
・開会挨拶 吉田憲司氏(国立民族学博物館)

・趣旨説明 広瀬浩二郎氏(国立民族学博物館)

・講演「『未開の知』に触れる―ユニバーサル・ミュージアム研究の回顧と展望」 小山修三氏(国立民族学博物館)

・セッション Ⅰ:「彫刻を超克する―制作と鑑賞の新たな地平」
コーディネーター:篠原聰氏(東海大学)
パネリスト:冨長敦也氏(彫刻家)・北川太郎氏(彫刻家)・片山博詞氏(彫刻家)・高見直宏氏(彫刻家)

桑名市立中央図書館(三重県)、第14回「昭和の記憶」収集資料展「伊勢湾台風60年 防災意識につなぐ」を開催

三重県の桑名市立中央図書館が、2019年8月29日から9月24日まで、第14回「昭和の記憶」収集資料展「伊勢湾台風60年 防災意識につなぐ」を開催します。

「昭和の記憶」は、市民から昭和に関する郷土資料の提供を受け整理・保存する事業です。

2019年度は、伊勢湾台風から60年であることから、当時の災害の記録を写真で振り返る展示となっています。

「第14回「昭和の記憶」収集資料展「伊勢湾台風60年」『桑名市立図書館だより』No.17(2019年8月)[PDF:2ページ]
http://kuwana-library.jp/files/sougou201908.pdf

奈良先端科学技術大学院大学、オープンアクセス方針を施行

2019年8月1日、 奈良先端科学技術大学院大学附属図書館が、7月16日に同大学が策定したオープンアクセス(OA)方針が施行されたことを発表しています。

学術リポジトリnaistarへの研究成果の登録のほか、著者が希望する場合は、共著者の所属する機関のリポジトリでの公開や、OA誌への投稿による公開等を選択することも可能です。

施行に伴い、2019年度中に業績管理システムを改修し、機関リポジトリへの登録の可否を選択必須とする予定としています。

奈良先端科学技術大学院大学オープンアクセス方針の施行について(奈良先端科学技術大学院大学附属図書館,2019/8/1)
https://library.naist.jp/library/news/201908oa_policy.html

大野城まどかぴあ図書館(福岡県)、移動図書館「わくわく号」の車体デザイン投票を実施

福岡県の大野城まどかぴあ図書館が、2019年8月16日から8月30日まで、移動図書館「わくわく号」の車体デザイン投票を実施します。

2020年に移動図書館が新しい車に変わることから募集するもので、投票可能なのは同館と、移動図書館の利用者全てです。デザイン候補は各会場で公開されます。

投票期間中、移動図書館「わくわく号」で投票された方には、大野ジョー君カードがプレゼントされます。

移動図書館「わくわく号」車体デザイン投票を行ないます!(大野城まどかぴあ図書館)
http://www.madokapialibrary.jp/00osirase.html#20190804

移動図書館のデザイン投票を行います(大野城市, 2019/8/2)
http://www.city.onojo.fukuoka.jp/s021/020/010/20190726165923.html

和歌山大学図書館、研修会「資料を救う-水損資料への対応」を開催

2019年8月28日、和歌山大学図書館が、研修会「資料を救う-水損資料への対応」を同館で開催します。

和歌山大学准教授の橋本唯子氏による講演「被災資料の救出について-その歴史と修復技術の進展」及び、歴史資料保全ネット・わかやま世話人で奈良文化財研究所埋蔵文化財センター客員研究員の浜田拓志氏による講演「和歌山県内における被災資料のレスキュー活動」に加え、ワークショップ「水損資料への対応」が行われ、実際に水損資料の乾燥・洗浄等を体験します。

定員は50人(申込先着順)です。ただしワークショップ参加は先着20人までで、見学は可能です。受講料は無料です。

研修会「資料を救う-水損資料への対応」を開催します(8/28・水)(和歌山大学, 2019/7/30)
https://www.wakayama-u.ac.jp/lib/news/2019072900017/