アーカイブ - 2019年 7月 30日

DAISYコンソーシアム、EPUBアクセシビリティ検証ツールAce by DAISYのデスクトップアプリ版として“Ace by DAISY App”を公開

2019年7月29日、DAISYコンソーシアムが、EPUBアクセシビリティ検証ツールAce by DAISYについて、グラフィカルユーザインターフェース(GUI)のデスクトップアプリ版“Ace by DAISY App”を公開したことを発表しました。

Ace by DAISYは、EPUBコンテンツがEPUBアクセシビリティ1.0仕様に準拠しているかどうかの検証に役立つ無料・オープンソースのツールとして2018年1月に公開され、DAISYコンソーシアム傘下の非営利団体Inclusive Publishingから提供されています。DAISYコンソーシアムは、コマンドラインツールでは使いづらいというユーザーのフィードバックを受けて、グラフィカルユーザインターフェース(GUI)でWindows、MacOS、Linuxで利用可能なデスクトップアプリ版“Ace by DAISY App”を公開した、としています。

“Ace by DAISY App”の大きな特徴として、ドラッグアンドドロップが可能なこと、英語版とフランス語版のインターフェースが用意されていることなどが挙げられています。

英国国立公文書館(TNA)、2018/2019年の年次報告書を公開

2019年7月25日、英国国立公文書館(TNA)は2018/2019年の年次報告書である“Annual Report and Accounts of The National Archives 2018-19”の公開を発表しました。

今回発表された年次報告書は2018年4月から2019年3月までの期間を対象に、事業・アカウンタビリティ・財務状況などが報告されており、2015年から4年間実施していた戦略計画“Archives Inspire”の完了を示したものである、としています。

京都府立図書館、京都女子大学図書館学研究会KWUICLSとの共催企画「京女サロン」を開催

2019年7月26日、京都府立図書館は、京都女子大学(京都市)の学生サークル京都女子大学図書館学研究会KWUICLSとの共催企画「京女サロン」を同館2階のナレッジベースで開催することを発表しました。

開催期間は2019年8月6日から8月11日までです。展示企画として、KWUICLSのメンバーが同館の蔵書から選んだおすすめの本を一箱の中に展示する「ひとはこライブラリー」や大学の所在する京都市東山地区が登場する小説を手作りPOPで紹介する「東山POP」などが行われます。また、イベント企画として、「ひとはこライブラリー」の魅力を紹介する「ひとはこトーク」、テーマに沿った本を同館内から探し出し共有するブックゲーム「図書基地」、大学時代に読んだ本をテーマとする「ビブリオバトル」なども開催されます。

展示企画・イベント企画ともに参加費無料で申し込み不要ですが、8月10日に開催されるビブリオバトルの発表者のみ事前申し込みが必要です。

京都府立図書館 お知らせ
https://www.library.pref.kyoto.jp/
※2019.07.26欄に「「京女サロン」を開催します」とあります

神戸大学附属図書館、国文学研究資料館の歴史的典籍NW事業で撮影した古典籍の電子化画像を公開

2019年7月30日、神戸大学附属図書館は、拠点大学として参加している国文学研究資料館の「日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画」(歴史的典籍NW事業)で2016年度から2018年度にかけて撮影した古典籍の電子化画像857点分(9万1,875枚)を公開したと発表しています。

「住田文庫デジタルアーカイブ」で120点分(9,635枚)を追加するとともに、「日本の古典籍」で737点分(8万2,240枚)を公開しました。

歴史的典籍NW事業の撮影画像を公開しました(857点)(神戸大学附属図書館,2019/7/30)
https://lib.kobe-u.ac.jp/libraries/13689/

住田文庫デジタルアーカイブ(神戸大学附属図書館)
http://www.lib.kobe-u.ac.jp/sumida/

国文学研究資料館と立命館大学、古文書の精査と植物の樹液成分の化学分析により復元した古代の甘味料「あまつら」の試食体験イベントの開催を発表

国文学研究資料館と立命館大学は、古代の甘味料「あまつら」の試食体験イベントを、立命館大学平井嘉一郎記念図書館において、2019年8月3日に開催すると発表しています。

同館と立命館グローバル・イノベーション研究機構は、2016年から共同で「料理・調味料の復元と活用に関する研究」を実施しており、その一環として、古文書の精査と20種の植物の樹液成分の化学分析を行い、砂糖の普及とともに中世中頃には消滅し、現在では幻の甘味料となっている「あまつら」を復元したものです。

当日は、あまつらのかき氷を試食することができます。定員は先着80人です。

立命館大学との共同研究の研究成果として、古代の甘味料「あまつら」 を復元しました。(国文学研究資料館,2019/7/24)
https://www.nijl.ac.jp/news/2019/07/31.html

ユネスコ“Information for All Programme”と国際音声・視聴覚アーカイブ協会(IASA)、磁気テープ記録の長期保存問題に取組む“Magnetic Tape Alert Project”を開始

2019年7月15日、ユネスコの“Information for All Programme”(みんなのための情報プログラム)は、国際音声・視聴覚アーカイブ協会(IASA)と共同で、“Magnetic Tape Alert Project”を開始したと発表しています。

今日の人類の言語的・文化的に多様な知識は、過去60年間に作成された磁気テープ記録に基づいているものの、2025年頃には再生装置がなくなる可能性が高く、それらの記録を長期的に保存するためには、デジタル化し、リポジトリ内に保存することが唯一の方法と考えられおり、多くの専門機関では既に対応が進められています。

一方で、小規模機関や個人所有のものについては多くのものが未対応であることから、同プロジェクトは、視聴覚資料へのアクセスを失う差し迫ったリスクについて利害関係者に注意喚起することを目的として開始されました。

米・ニューヨーク市立大学シティカレッジ(CCNY)図書館、著名なアフリカ系米国人アーティストのオーラルヒストリーのデジタル化実施を発表

2019年7月16日、米・ニューヨーク市立大学シティカレッジ(CCNY)図書館が、著名なアフリカ系米国人アーティスト(演劇、舞踊、視覚芸術、音楽、作家等)のインタビューやパネルディスカッションといった221のオーラルヒストリーの記録をデジタル化すると発表しました。

音楽を専門とするグラミー博物館が毎年実施している助成プログラムからの助成金2万ドルを得て、同大学の元教授が1960年代から取集し図書館に寄贈された録音テープ“Hatch-Billops Oral History Collection”の一部を対象に実施されます。

閲覧用のデジタル化データは、同大学や、ARTstorと契約している他のニューヨーク市立大学の機関からアクセスできるようになる予定です。