アーカイブ - 2019年 7月 1日

文部科学省、2018年度の「学術情報基盤実態調査」の結果を公表

2019年6月28日、文部科学省は「平成30年度「学術情報基盤実態調査」」の結果を公表しました。同調査は大学の学術情報基盤(大学図書館、コンピュータ及びネットワーク等)の現況を把握し、今後の改善と充実のための基礎資料とすべく、2005年度から毎年実施されているものです。2018年度調査の対象の大学は、国立86、公立92、私立608の計786大学で回答率は100%でした。

調査結果のポイントとして、以下の点等が示されています。

〇大学図書館編
・図書館資料費は713億円で、2016年度に続き減少傾向となり、2017年度より6億円(0.8%)減少。そのうち、電子ジャーナル経費は297億円で、2017年度より5億円(1.7%)減少。
・機関リポジトリを持つ大学は、585大学(74.4%)となり、2017年度より49大学(9.1%)増加。
・533大学(67.8%)がアクティブ・ラーニング・スペースを設置。

北海道大学、「北海道大学オープンアクセス方針」を策定

2019年6月28日、北海道大学附属図書館は、同大学が2019年6月25日に「北海道大学学術成果コレクション運営方針」を廃止し、新たに「北海道大学オープンアクセス方針 (Hokkaido University Open Access Policy)」を策定したことを発表しました。

「北海道大学オープンアクセス方針」は日本語版と英語版が公開されています。また、主な変更点として以下の2点を挙げています。

・これまでは研究成果の公開を「強く奨励する」としていたが、新方針では「原則公開」としたこと
・オープンアクセスジャーナルへの投稿や外部機関のリポジトリへの収録など、同大学の学術成果コレクション(HUSCAP)への掲載以外の方法による研究成果のオープンアクセスも許容すること(どの方法で公開するかは著者が選択可能)

お知らせ(北海道大学附属図書館)
https://www.lib.hokudai.ac.jp/news/
※2019年6月28日付けのお知らせに「「北海道大学オープンアクセス方針」を策定しました」とあります。

欧州研究図書館協会(LIBER)、研究データリポジトリの“FAIRness”の実態に関するアンケート調査の報告書を公表

2019年6月24日、欧州研究図書館協会(LIBER)は、研究データリポジトリの“FAIRness”の実態に関するアンケート調査の報告書を公表しました。

アンケート内容は、リポジトリや搭載されているデータの“FAIRness”、FAIR原則の定義や実装に関する誤解、実装の複雑さとリポジトリ関係者にとってのFAIR原則の重要性に関するものです。2018年12月から2019年2月にかけて配布され、計32のリポジトリが調査に参加しました。

報告書はリポジトリZenodoで公開されており、アンケート結果の分析を踏まえて、FAIR原則を実装するためのベストプラクティスや、FAIR原則の定義や実装に関する誤解の例が紹介されています。

藤沢市南市民図書館・市民ギャラリー(神奈川県)が藤沢駅前の商業施設内に移転開館

2019年7月1日、藤沢市図書館(神奈川県)は、藤沢市南市民図書館・市民ギャラリー(神奈川県)が藤沢駅前の商業施設「ODAKYU湘南GATE」6階に移転し、同日から開館していることを発表しています。

藤沢市のプレスリリースでは、移転に伴い、藤沢市南市民図書館は平日の夜8時まで開館となったこと、駅前商業施設内への移転により、買い物や学校・仕事帰りに気楽に立ち寄りやすい環境となったこと等を紹介しています。

7月1日オープン!南市民図書館がODAKYU湘南GATE6階に移転しました!(藤沢市図書館, 2019/7/1)
https://www.lib.city.fujisawa.kanagawa.jp/info?2&pid=5409

カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)、「親子関係と本に関するアンケート調査」の結果を公開 中学生の子どもに贈りたいもの1位は「書籍」

2019年6月27日、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)が、オンライン調査「Tアンケート」により2019年5月30日から6月4日にかけて行った、「親子関係と本に関するアンケート調査」の結果を公開しました。調査は、7月第4日曜の「親子の日」にちなんで12歳から22歳の子どもを持つ男女904人を対象に実施したものとあります。

「親子の日」に子どもに何を贈りたいかという質問では、1位の「衣服・くつ」に次いで「書籍」が2位となっています。子どもの年齢別では、「書籍」は子どもが中学生の場合は1位、高校生及び18歳から22歳の場合は3位となっています。また、過去1年以内に子どもに本を贈ったことがあるかという質問に「ある」と回答した人は、子どもが中学生の場合は49.0%、高校生の場合は27.2%、18歳から22歳の場合は18.2%という結果でした。本を贈ったことが「ある」と回答した人が贈った本で最も多かったのは、『君たちはどう生きるか』であったとされています。

オーストラリア国立大学(ANU)、1861年から1928年における国内6図書館の貸出記録をデータベース化し“Australian Common Reader”として公開

2019年6月18日、オーストラリア国立大学(ANU)は1861年から1928年における国内6図書館の貸出記録をデータベース化し“Australian Common Reader”として、大学のウェブサイトで公開したことを発表しました。

大学の発表によると、図書館の貸出記録データベースとしては世界最大のもので、19世紀末から20世紀初頭のオーストラリアにおける読書習慣を明らかにするものである、としています。

このデータベースは2008年に西オーストラリア州のカーティン大学によって構築され、2014年以降、ANUのSchool of Literature, Languages and Linguistics所属の研究者であるラモンド(Julieanne Lamond)氏と同大学のデジタル人文学研究センター(Centre for Digital Humanities Research)の共同運営によって管理されています。

データベース上では、貸出された図書館、職業、利用者の性別によるフィルタリングや特定の本・利用者の検索、検索結果のエクスポート等の操作を行うことができます。

“IFLA Metropolitan Libraries Short Film Award 2019”の受賞作品は「フィンランドの図書館が世界一である100の理由」

2019年6月28日、国際図書館連盟(IFLA)の大都市図書館部会(Metropolitan Libraries Section)は、5月にフィンランド・ヘルシンキで開催した同部会の会議において、“IFLA Metropolitan Libraries Short Film Award”の2019年の受賞作品として、フィンランド・エスポー市図書館が作成した「フィンランドの図書館が世界一である100の理由」(100 Reasons why these Finnish libraries are the best in the world)を選んだと発表しています。

同賞は、イタリア図書館協会(AIB)主催の図書館・図書館員に関する短編フィルムのコンテスト“A Corto di libri”の一部で、応募作品の中から、大都市・大都市圏の公共図書館に関する最も優秀な短編フィルムに対して贈られる賞です。

授賞式はアテネで開催される世界図書館情報会議(WLIC)の会期中である8月27日に行われ、同作品は同会議のイベントにおいて上映される予定です。

阿賀野市立図書館(新潟県)、「けんこう交流スペース」を開設:年齢・血管年齢測定器や肌年齢測定器、血圧計、フットマッサージ器などを設置

新潟県の阿賀野市立図書館が、同館ギャラリー内に「けんこう交流スペース」を設置したことが、『広報あがの』令和元年6月号で紹介されています。

くつろぎながら交流できる場となることを目的に開設されたもので、年齢・血管年齢測定器や肌年齢測定器、血圧計、フットマッサージ器などのほか、ティーサーバーも設置されています。

「図書館×フィットネス×交流の場 けんこう交流スペースを市立図書館に開設」『広報あがの』令和元年6月号 p. 5. [PDF:13ページ]
http://www.city.agano.niigata.jp/uploaded/attachment/17591.pdf

施設案内 本館(阿賀野市立図書館)
http://city.agano.niigata.jp/lib/shisetsu/
※「創作室 塾のコンビニ「健康塾」事業でフィットネス機器を一般開放しています」とあります。

フィリピン国立図書館(NLP)、2018年の年次報告書を公開

2019年6月28日、フィリピン国立図書館(NLP)が、2018年の年次報告書を公開しました。

巻頭において同館館長は、2018年の重要な事業として、品質マネジメントシステムの国際標準ISO 9001:2015の認証を2018年12月26日に受けたこと、NLPの建物の改修工事が最終段階を迎えたこと、の2点をあげています。

National Library of the Philippines (RSSフィード)
http://web.nlp.gov.ph/nlp/?q=rss.xml
※「NLP 2918 Annual report 2019年6月28日」とあります。

National Library of the Philippines 2018 Annual Report [PDF:50ページ]
http://nlpdl.nlp.gov.ph/web/2018_nlp_annual_report.pdf