アーカイブ - 2019年 6月 6日

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Springer Nature社、日本の研究者を対象にデータ共有・管理の現状を調査したホワイトペーパーを公開

2019年5月23日、Springer Nature社は、日本におけるデータ共有・管理の現状を調査したホワイトペーパー“Challenges and Opportunities for Data Sharing in Japan”の公開を発表しました。

2018年に、1,000人を超える日本の研究者を対象として行った調査に基づくものであり、データ共有、データ管理計画(DMP)、助成機関が定める要件の認知度についての調査結果をまとめています。また、同社が2018年に東京で行った日本のオープンサイエンスの現状に関するラウンドテーブル・ディスカッションの要約、未診断疾患イニシアチブ(IRUD)と研究データ共有についての日本医療研究開発機構(AMED)へのインタビュー内容も収録されています。

本文では以下の点などが指摘されています。

ジャパンサーチ(試験版)、新機能「ウェブパーツ機能」をリリース

2019年5月31日、ジャパンサーチ(試験版)のページで、新機能「ウェブパーツ機能」のリリースが発表されています。

ジャパンサーチ内で使われている画面の構成要素を、部品としてジャパンサーチ以外のウェブサイトでも利用できる機能です。2019年6月6日時点では、マイノート及びギャラリー(連携機関のみ)からウェブパーツの出力が行えるとあります。

また、スタイルシートがページ全体に適用されるため、既存のスタイルシートと競合を起こす可能性があることなど、利用に際しての注意点4点が示されています。

お知らせ(ジャパンサーチ(試験版))
https://jpsearch.go.jp/news
※2019年5月31日付けのお知らせに「新機能「ウェブパーツ機能」をリリース」とあります。

ウェブパーツ(ジャパンサーチ(試験版))
https://jpsearch.go.jp/api/webparts
※ウェブパーツ機能に関する開発者向け情報ページです。

【イベント】ワークショップ「発信するディスプレイ-使われる図書館の実践事例」(7/11・甲府)

2019年7月11日、山梨県立図書館において、ワークショップ「発信するディスプレイ-使われる図書館の実践事例」が開催されます。

「子どもの読書オープンカレッジ」として、年5回実施する講座の第2回目であり、小学校図書館のさまざまな工夫や取り組みの実践事例の紹介を交えながら、ディスプレイのワークショップが行われます。

参加費無料、定員100名であり、事前の申込みが必要です。

東京大学総合図書館、『源氏物語』の写本をオンラインで公開:「東京大学本」「東大本」ともいわれる貴重図書

2019年6月3日、東京大学総合図書館は、同館が所蔵する『源氏物語』(写本、54冊)をデジタル化し、オンラインで公開したことを発表しています。

東京大学の名前を冠し、「東京大学本」あるいは「東大本」とも言い習わされている貴重図書であり、「東京大学デジタルアーカイブズ構築事業」の一環として2018年度にデジタル化したものとあります。

同学大学院総合文化研究科の田村隆准教授による資料解説も併せて公開されています。

総合図書館の貴重図書『源氏物語』の公開について(東京大学附属図書館, 2019/6/3)
https://www.lib.u-tokyo.ac.jp/ja/library/general/news/20190603

東京大学総合図書館所蔵『源氏物語』
https://iiif.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/repo/s/genji/page/home

オーストラリア・ニューサウスウェールズ州で電子出版物を納本対象とする図書館法改正法案が成立

オーストラリアのニューサウスウェールズ州図書館が、同州の図書館法改正法案(Library Amendment Bill 2019)が、2019年6月5日付けで同州議会を通過したと発表しています。

現在の納本規定は、同州の著作権法(1879)において紙媒体の出版物のみが対象でしたが、改正法案は、納本規定を著作権法(1879)から削除し図書館法(1939)に置くとともに、法定納本図書館(州図書館・州議会図書館・シドニー大学図書館)による、同州の電子出版物の収集・保存・利用を可能とする内容となっています。

Library Amendment Bill 2019 (ニューサウスウェールズ州図書館,2019/6/5)
https://www.sl.nsw.gov.au/blogs/library-amendment-bill-2019

エルゼビア社、学術雑誌の評価指標“CiteScore”の2018年版を公開

2019年5月14日、エルゼビア社が、学術雑誌の評価指標“CiteScore”の2018年版の公開を発表していました。

過去3年間の学術雑誌の引用影響度を評価するもので、同社の抄録・引用文献データベースScopus上の330分野23,830タイトル以上の査読誌・業界誌・会議録・書籍が対象です。

2018年版では、対象を絞り込むために、以下4つのプリセットボタンが設けられています。

・すべての出版物タイプ(デフォルトのCiteScore値)
・論文、レビュー、会議論文
・論文、レビュー
・論文、会議論文

CiteScore 2018 metrics now available(Elsevies Scopus,2019/5/14)
https://blog.scopus.com/posts/citescore-2018-metrics-now-available

2019年のオープンアクセスウィークのテーマは“Open for Whom? Equity in Open Knowledge”

2019年6月4日、米・SPARCが、2019年のオープンアクセスウィーク(International Open Access Week)のテーマを“Open for Whom? Equity in Open Knowledge”と発表しました。

2018年のテーマ“Designing Equitable Foundations for Open Knowledge”をもとに設定されたもので、計画的に包括的であることについての議論を深め、その議論を行動に移すため、再び公平性に焦点を当てることが重要だと判断したとのことです。

オープンアクセスウィークは毎年10月に、世界各地でオープンアクセスに関連する様々なイベントを開催する取り組みで、今年は10月21日から27日にかけて行われます。

米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)、公共図書館の概況調査の2016年度版のレポートを公開

2019年6月5日、米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)が、公共図書館の概況調査の2016年会計年度版のレポートを公開しました。

1988年から開始された同調査は、全米の1万7,000を超す図書館、分館、自動車図書館を含む約9,000の図書館機構(public library system)における図書館利用、経営状態、職員数に関する統計を分析したものです。

今回の報告書の特徴として

・公共図書館のサービスエリアに居住する米国人の半分を占める1億7,100万人以上の住民が利用者登録をし、13億5,000万回図書館を訪問した
・公共図書館は2015年より50万回以上のプログラムを提供した
・公共図書館で利用可能な電子情報資源(オーディオ・ビデオ・電子書籍)は増加傾向で、3億9,100万点を超す電子書籍が提供されている

といった点を挙げています。

IMLSでは、今回調査の統計データを用いて、自館と他館との比較などが可能な対話型ツール“Library Search & Compare”の公開もあわせて発表しています。

大学・研究図書館協会(ACRL)、大学・研究図書館に影響を与える高等教育の現状調査レポートの2019年版を公開(米国)

2019年6月5日、米国の大学・研究図書館協会(ACRL)の研究計画審査委員会(Research Planning and Review Committee)が、大学・研究図書館に影響を与える高等教育の展望をまとめたレポート“Environmental Scan 2019”を公開しました。

隔年で公開しているもので、“College & Research Libraries News”(C&RL News)の2018年6月号で公表した大学・研究図書館のトレンド“2018 top trends in academic libraries”等に基づいています。

2019 ACRL Environmental Scan Released(ACRL,2019/6/5)
https://www.acrl.ala.org/acrlinsider/archives/17799

米国の図書館におけるモノの貸出:インスタントポットから動物の頭蓋骨まで(記事紹介)

2019年5月16日付けの米国の“Money”紙で、図書館における本以外のモノの貸出“Library of Things”に関する記事が掲載されています。

記事では、米国ではここ数年、図書館で本以外のモノも貸出するプロジェクト“Library of Things”の動きが拡大しており、種、ケーキ型、子ども向け科学キットのように比較的標準的なモノだけでなく、充電器や自転車を貸出するような図書館も現れていることを紹介しています。

2018年夏から“Library of Things”を開始したオレゴン州ビーバートン市図書館のGlenn Ferdman氏は、取材にこたえて、1人のコミュニティメンバーからのアンケート回答をきっかけに“Library of Things”を開始したこと、「買う前に試す」機会を与え「数か月に1回程度しか使わないもの」へのニーズを満たすサービスであること、“Library of Things”は進化を続ける図書館の一事例であること、貸出されるモノは寄付ではなく購入によって揃えていること、台所用品、アウトドア用品等は「飛ぶように」貸出され棚に留まっていることがほとんどないこと、などを説明しています。

Coalition S、「Plan Sの実現にかかる手引き」の改訂を発表:効力発生は2021年1月1日からへ延期

2019年5月31日、Coalition Sは、Plan Sの実現にかかる手引き“Guidance on the Implementation of Plan S”の改訂を発表しました。

この改訂は2019年2月まで募集していた同手引きへのフィードバックを受けて行われたものです。エンバーゴなしの即時・完全なオープンアクセス(OA)化、完全なOA化はCC BYライセンスによる実施を原則とする、ハイブリッドOAは支持しない、等の基本的な原則に変更はありませんが、手引きについて、以下のような変更が提示されています。