アーカイブ - 2019年 6月 4日

北海道新聞、道内人口上位15市に対し捜査機関による任意捜査への対応について取材した結果を公表 8市は場合により、利用者情報を「提供する」と回答

2019年6月3日、北海道新聞は北海道内の人口上位15市に対し行った、捜査機関による任意の情報提供依頼への対応に関する取材結果を公表しました。約半数の8市が場合によっては「提供する」と回答し、7市は令状がない場合は「提供しない」と回答したとのことです。

この取材は北海道新聞が読者のリクエストに応えて取材する企画として実施されたものです。北海道内では苫小牧市(人口上位15市に含まれる)が2017年に利用者の情報を捜査機関に任意提供し、後に市民から批判を受けています。

今回の取材では、苫小牧市のほか、札幌市、函館市など合計8市が「提供する」と回答しています。このうち札幌市は口頭や電話照会には応じず、「(捜査員が)『捜査関係事項照会書』を示し、特定の個人に絞り、緊急性があると判断した場合に」利用者情報を提供する、としています。ほかには館内で起きた事件への対応の場合に、令状がなくても相当の理由があると判断した、という図書館の回答も紹介されています。

一方、「提供しない」とした7館は「図書館の自由に関する宣言」などを根拠に挙げ、令状がない場合は情報を提供しない、としているとのことです。

米IEEE、華為(Huawei)所属研究者が査読等に携わることを一時、制限

米国が中国の華為技術(Huawei Technologies)とその関連会社68社を輸出規制の対象に加えたことを受け、米国電気電子学会(Institute of Electrical and Electronics Engineers:IEEE)は一時、同社に属する研究者が公開前の論文の査読や編集に携わることを制限しました。現在はすでに制限は解除されています。

IEEEの措置は2019年5月16日に、米商務省がHuawei社らを政府の許可なしに製品を輸出できないリストに加えたことを受け、行われたものです。2019年5月29日のIEEEの発表によれば、一般に公開されていない活動に同社関係者が関与することは規制の対象になりうるとの懸念の下で、法令を遵守し、会員・ボランティアを保護する目的で、Huaweiに属する研究者が査読や編集に携わることを制限する、とのことでした。

しかし6月2日に新たにIEEEが行った発表によれば、米商務省に対しIEEEの出版活動が規制対象となるのかを確認したところ、対象には含まれず、査読や編集活動に携わって問題ないとの回答が得られたとのことです。これを受け、Huawei関係者への制限は解除されました。

オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)と西・中央アフリカ研究教育ネットワーク(WACREN)、アフリカのオープンアクセス・オープンサイエンス推進を目的に連携協定を締結

2019年6月3日、オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)と西・中央アフリカ研究教育ネットワーク(WACREN)が、アフリカのオープンアクセス(OA)・オープンサイエンス推進を目的に連携協定を締結したと発表しています。

広大で多様なアフリカにおいてオープンサイエンスを採用するには、多様な国や地域の優先順位やニーズを反映したサービスが必要であることから、連携することで、OAとオープンサイエンスのための地域・国の能力やサービスを強化することが目的です。

前年の、EIFLとCOARの支援を受けてWACRENが実施したLIBSNSEプロジェクトの成果の上にに締結されたもので、引き続き、COARは、世界的なトレンドや技術(リポジトリやオープンサイエンスに関する知識)をWACRENに提供し、WACRENはCOARの国際的な活動に対してアフリカの視点を提供します。

【イベント】公文書管理シンポジウム~世田谷区の公文書は誰のもの~(6/21・東京)

2019年6月21日、東京都世田谷区の世田谷区民会館において、世田谷区が主催する「公文書管理シンポジウム~世田谷区の公文書は誰のもの~」が行われます。

6月24日まで同区が意見募集を行っている「(仮称)世田谷区公文書管理条例の骨子案」の説明及びパネルディスカッションが実施されます。

パネルディスカッションの登壇者は、三木由希子氏(特定非営利活動法人情報公開クリアリングハウス理事長)、小橋昇氏(国士舘大学教授)、牛嶋仁氏(中央大学教授)の3人です。

参加費は無料、申し込みは不要で、定員は先着180人です。

公文書管理シンポジウム~世田谷区の公文書は誰のもの~(世田谷区,2019/6/1)
http://www.city.setagaya.lg.jp/event/1996/d00165956.html

ポーラ美術館(神奈川県)、キャンプイベント「FOREST MUSEUM 2019」を開催:野外上映会・ワークショップのほか「森の図書館」も開館

ポーラ美術館(神奈川県)が、2019年9月7日から9月8日にかけて、キャンプイベント「FOREST MUSEUM 2019」を開催します。

美術館の敷地である富士箱根伊豆国立公園の森で宿泊キャンプが体験できるアウトドアイベントで、今回で3回目の開催です。

閉館後のギャラリートーク、短編映画の上映会、ワークショップが実施されるほか、カフェ・バーやハンモックが設置され、また、「森の図書館」も開館します。

参加には事前の申し込みが必要で抽選制です。
定員は24組(最低催行人数30人)で、参加費は1人2万3,000円です。

新着情報(ポーラ美術館)
https://www.polamuseum.or.jp/news/
※2019.05.29欄に「「FOREST MUSEUM 2019」開催ー箱根の森の美術館で、素敵なアウトドア体験を!」とあります。

神戸大学附属図書館、CiNii Booksから「震災文庫」のデジタル化資料が利用できるようになったと発表

2019年6月4日、神戸大学附属図書館は、CiNii Booksから「震災文庫」のデジタル化資料456件が利用できるようになったと発表しています。

【震災文庫】デジタル化資料をCiNii Booksから利用できるようになりました(神戸大学附属図書館,2019/6/4)
https://lib.kobe-u.ac.jp/libraries/13361/

参考:
国立情報学研究所(NII)、CiNii BooksとERDB-JPの図書データとの連携開始を発表
Posted 2019年5月16日
http://current.ndl.go.jp/node/38170