アーカイブ - 2019年 6月 10日

国際図書館連盟(IFLA)、「グリーンライブラリー賞2019」の受賞館を発表:コロンビアの“Biblioteca Pública Municipal Daniel Guillard”

2019年6月9日、国際図書館連盟(IFLA)の環境・持続可能性と図書館(ENSULIB)に関する専門部会が、「グリーンライブラリー賞2019」の受賞館に、コロンビア・カリの“Biblioteca Pública Municipal Daniel Guillard”を選んだと発表しています。

オーストリア、ボツワナ、ブルガリア、コロンビア、エジプト、フランス(レユニオン)、ハンガリー、インド、イラン、アイルランド、カザフスタン、マレーシア、メキシコ、ナイジェリア、パキスタン、ポルトガル、ルーマニア、セルビア、シンガポール、スロベニア、南アフリカ、米国からの34の申請の中から、同館の、情報リテラシー・エコリテラシー・読書を組み合わせた事業“Gaia- En mi biblioteca la tierra tambien es de todos”が、持続可能性への意識を喚起し、グリーンな活動に対して目に見える効果をもたらすためにすべての世代・コミュニティを巻き込むものであると評価され選出されたものです。

審査員は、同館は、多くの社会的・経済的問題に直面している地域に力を与えるため、環境にやさしい地域を再建することや、大規模な経済的手段なしでの社会的・経済的条件を改善することを重視していると述べています。

米・公共図書館協会(PLA)、地方でのデジタルリテラシープログラムの拡充やデジタル技術へのアクセス向上を目的とした図書館支援プログラムの開始を発表:Microsoft社が支援

2019年6月7日、米国図書館協会(ALA)の公共図書館協会(PLA)は、Microsoft社の支援を受け、地方のコミュニティでのデジタルリテラシーに関するプログラムの実施やデジタル技術へのアクセスを向上させるための事業“DigitalLead: Rural Libraries Creating New Possibilities”を開始すると発表しました。

地方の図書館の多くは、都会の図書館と比べ、技術的な機器やサービス、デジタルサービスのための専門職員の不足といった課題に直面していることや、地方においてはブロードバンドへの接続率が低いことから、世界的な慈善活動に関する取組を行っているMicrosoft社の社内組織 Microsoft Philanthropiesから40万ドルの寄付を受け、少なくとも50の特定の地方の図書館を対象に、Wi-Fiのホットスポットの貸出事業、デジタルリテラシーに関するプログラムの実施等への支援を行うものです。

事業を通じて実施・作成されたプログラムやツールは、PLAの会員等だけでなく全国の図書館に対して公開されます。

流山市立森の図書館(千葉県)、ギャラリーガラスケース展示「ありがとう 崙書房出版」展を開催:解散する地方出版社の軌跡をたどる展示

千葉県の流山市立森の図書館が、2019年6月20日から7月20日まで、ギャラリーガラスケース展示「ありがとう 崙書房出版」展を開催します。

地元紙の報道によると、1970年に創業し同市内に本社がある崙書房出版が7月末に会社を解散することになったことから、有志の発案で同社の軌跡をたどる展示が開催されることになったとのことです。

「利根川図志 全6巻 和綴じ」「ふるさと文庫」などの同社の刊行物や、創業当時の看板等が展示されます。

森の図書館 ギャラリーガラスケース展示 「ありがとう 崙書房出版」展(流山市,2019/6/5)
https://www.city.nagareyama.chiba.jp/event/1014781/1021830.html

崙書房来月に業務終了 50周年目前、出版不況で 流山 (47NEWS(千葉日報),2019/6/7)
https://www.47news.jp/3644983.html

福島県立図書館、福島県文化財センター白河館の移動展示「はま・なか・あいづ再生史-遺跡に残された生活環境再建へのあしあと」を開催中

福島県立図書館において、2019年6月8日から7月3日まで、 福島県文化財センター白河館(まほろん)の移動展示「はま・なか・あいづ再生史-遺跡に残された生活環境再建へのあしあと」が開催されています。

同県の浜通り・中通り・会津の3地方の遺跡に残された、幾度となく大きな災害に見舞われてきた人々の生活再建への努力、「再生の歴史」を解説する展示です。

6月23日には、同館において、まほろんの職員による同展示に関する講演も行われます。

「福島県文化財センター白河館(まほろん)移動展示 はま・なか・あいづ再生史 -遺跡に残された生活環境再建へのあしあと-」(福島県立図書館)
https://www.library.fks.ed.jp/ippan/event/tenji/2019/2019_06_mahoron.html

埼玉県立図書館、外国人利用者のための「指さしコミュニケーションシート」を作成

2019年6月7日、埼玉県が、埼玉県立図書館において、外国人利用者のための「指さしコミュニケーションシート」を作成したと発表しています。

図書館でよく使う単語や簡単なフレーズが外国語・日本語・ピクトグラムで記載されているシートで、「やさしい日本語」「英語」「中国語」「ポルトガル語」「スペイン語」の5種類のシートが作成されています。

県内の在留外国人が160カ国17万人余となり年々増加していること、および、入国管理法の改正やラグビーワールドカップ、オリンピック・パラリンピックなど今後も外国人の増加が予想されることから、多くの外国人にも図書館を利用してもらうため、また、外国語を話せない職員でも、図書館に来館する外国人とのコミュニケーションが円滑にできるようにするため作成されました。

今後、県内の市町村図書館や学校図書館等での利用の促進や、他の機関の協力を得て他の言語でのシートの作成を目指すとしています。

また、自館用に修正して利用したい場合は、メールにてPublisher版を送付するとしています。