アーカイブ - 2019年 6月

6月 20日

「カレントアウェアネス・ポータル」正式運用開始から13周年

2006年6月20日に正式運用を開始した当サイト「カレントアウェアネス・ポータル」は、おかげさまで13周年を迎えることができました。いつもご利用ありがとうございます。

今後もコンテンツの充実に努めてまいりますので、引き続き、ご愛顧とご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

参考:
このサイトについて
http://current.ndl.go.jp/about
※当サイトのリーフレットや紹介文献等を掲載しています。

国立大学図書館協会、報告書「大学図書館におけるデジタルアーカイブの利活用に向けて」を公表

2019年6月19日、国立大学図書館協会学術資料整備委員会のデジタルアーカイブWGは、報告書「大学図書館におけるデジタルアーカイブの利活用に向けて」をとりまとめ、公表したことを発表しました。

デジタルアーカイブに関し、大学図書館に特化した課題と方策を中心に取りあげ、先進的な取り組みを行っている事例の紹介、各アーカイブで利活用のために工夫した点等を詳細に示すことで、各大学の実務者の参考に資することを目指したものとあります。

報告書は、「Ⅰ 国内外のデジタル化の動向」「Ⅱ アンケート結果からみる現状と課題」「Ⅲ 利活用のための課題と方策」「Ⅳ 取組事例」「おわりに 〜提言に代えて〜」の章立てとなっており、また、付録として「デジタルアーカイブに関する調査票、調査結果」「用語集」「関連資料」が収録されています。

「大学図書館におけるデジタルアーカイブの利活用に向けて」(学術資料整備委員会 デジタルアーカイブWG)を公表しました(国立大学図書館協会, 2019/6/19)
https://www.janul.jp/ja/news/20190619

沖縄県公文書館、「琉球政府文書デジタルアーカイブ」の2万簿冊突破を発表

2019年6月18日、沖縄県公文書館は、「琉球政府文書デジタルアーカイブ」を通じてインターネット上で閲覧できる琉球政府文書の数が2万簿冊を突破したと発表しています。

「琉球政府文書デジタルアーカイブ」では、同館が所蔵する琉球政府文書のデジタル画像を、所蔵資料検索画面を通して閲覧することができます。

沖縄県公文書館
https://www.archives.pref.okinawa.jp/
※トップページの「公文書館通信」にある2019年6月18日付けのお知らせに「2万簿冊突破!「琉球政府文書デジタルアーカイブ」」とあります。

2万簿冊突破!「琉球政府文書デジタルアーカイブ」(沖縄県公文書館)
https://www.archives.pref.okinawa.jp/news/business_diary/8554

奈良文化財研究所、都道府県別の発掘調査報告書総目録のうち大阪府編を公開

2019年6月18日、奈良文化財研究所は、都道府県別の発掘調査報告書総目録のうち、大阪府編を公開したと発表しています。

全国遺跡報告総覧:都道府県別の発掘調査報告書総目録 大阪府編の公開(なぶんけんブログ, 2019/6/18)
https://www.nabunken.go.jp/nabunkenblog/2019/06/mokurokuosaka.html

発掘調査報告書総目録(大阪府編)(全国遺跡報告総覧)
http://doi.org/10.24484/sitereports.62676

参考:
奈良文化財研究所、都道府県別の発掘調査報告書総目録のうち新潟県編を公開
Posted 2019年4月18日
http://current.ndl.go.jp/node/38046

米・カーネギーメロン大学の学生が開発した図書館ツアー用アプリ:大学所在地の歴史的名所や同館所蔵の音楽コレクションに焦点をあてたスカベンジャーハントアプリ

米・ペンシルベニア州のカーネギーメロン大学が、2019年6月17日、同大学の学生が開発した図書館ツアー用アプリ“Monocle”を紹介しています。

同大学のあるピッツバーグの歴史的名所や音楽に着目した、拡張現実(AR)技術を用いたスカベンジャーハントアプリです。

利用者があまり行かない館内エリアに行ったり、同館が所蔵する歴史的な音源が聴けるようになっており、同館の音楽・映像・オーディオ担当の図書館員は、図書館所蔵の国内最大級の音楽コレクションを利用者に可視化することへの期待を述べています。

Augmented-Reality App Highlights Pittsburgh History at Carnegie Library(Carnegie Mellon University,2019/6/17)
https://www.cmu.edu/news/stories/archives/2019/june/carnegie-library-ar-app.html

Internet Archive(IA)、欧州の少数言語の機械翻訳進展のため、英・エジンバラ大学にウェブアーカイブの一部を提供

2019年6月19日、Internet Archive(IA)が、特にリソースが不足している言語の機械翻訳を進展させるためのオープンデータとツール構築のため、英国のエジンバラ大学にウェブアーカイブの一部を提供すると発表しています。

エジンバラ大学は、EUのインフラプロジェクトを支援する「コネクティング・ヨーロッパ・ファシリティ」からの助成を受け、他の大学と共同で、29の言語を対象として、ウェブから翻訳されたテキストをマイニングするプロジェクト“ParaCrawl”を行っています。

今回、IAが収集したウェブアーカイブを“ParaCrawl”プロジェクトに追加することで、マイニング対象となるアーカイブデータが増えることになります。IAでは、アイスランド語・クロアチア語・ノルウェー語・アイルランド語といった翻訳されたテキストが少ない言語を、内部的な分類ツールを用いてIAの通常のウェブアーカイブの中から抽出します。

国土地理院、ウェブ地図「地理院地図」への「自然災害伝承碑」情報の掲載開始

2018年6月19日、国土地理院は、同院が公開しているウェブ地図「地理院地図」への「自然災害伝承碑」(過去に起きた津波、洪水、火山災害、土砂災害等の自然災害の情報を伝える石碑やモニュメント)情報の掲載を開始したと発表しています。

地域住民に地域ごとに発生しやすい自然災害を現実のものとして感じてもらい「災害への『備え』」を支援することを目的としています。

同院では、2019年度から自然災害伝承碑の情報を地方公共団体と連携し、地方整備局等の協力も得つつ収集を行ない、現在約200市区町村と公開に向けて準備を進めており、今回はそのうち48市区町村の158基の「自然災害伝承碑」を公開するものです。

このほかの約150市区町村分は準備が整いしだい順次公開するとともに、今後も引き続き全国の市区町村に情報提供を呼びかけ、情報を定期的に更新・公開していくとしています。

山形県立図書館、山形県沖地震の発生をうけ、県内の公共図書館の開館状況を発表

2019年6月19日、山形県立図書館が、18日に発生した山形県沖地震をうけ、県内の公共図書館の開館状況を発表しました。

同館や震度6弱を観測した鶴岡市の鶴岡市立図書館をはじめ、県内の公共図書館は通常通り開館し、影響もないとのことです。

山形県内図書館の開館状況について(山形県立図書館,2019/6/19)
https://www.lib.pref.yamagata.jp/index.php?action=pages_view_main&active_action=journal_view_main_detail&post_id=145&comment_flag=1&block_id=868#_868

米国南東部研究図書館協会(ASERL)及びワシントン研究図書館コンソーシアム(WRLC)、資源共有に関するBig Ten Academic Allianceの声明への支持を発表

2019年6月18日、米国南東部研究図書館協会(ASERL)及びワシントン研究図書館コンソーシアム(WRLC)は、米国の大学コンソーシアムBig Ten Academic Alliance(BTAA)の資源共有(resource sharing)に関する声明を支持することを発表しました。

ASERL及びWRLCが支持を表明したBTAAの声明とは、BTAAが2017年から2018年にかけて発表した、図書館資源共有のために将来求められる技術や機能等を記した“Next Generation Discovery to Delivery Systems: a Vision”及び“Next Generation Resource Delivery: Management System and UX Functional Requirements”、特別コレクション資料の図書館間貸出しの指針を記した“Principles and Protocols for Interlibrary Loan of Special Collections Materials”の3種の文書です。

なお、ASERLとWRLCとは、2013年に、双方の加盟機関の利用者が各加盟機関の所蔵資料を無償で優先的に利用できるとする、資源共有のための協定を締結しています。

6月 19日

カナダ国立図書館・文書館(LAC)、同館の新しい保存センターの設計計画を発表:炭素排出量実質ゼロ

2019年6月18日、カナダ国立図書館・文書館(LAC)と、同館の第二の保存センターの建設を担当するPlenary Properties Gatineauコンソーシアムが、同建物の設計計画を発表しました。

カナダ政府のグリーン戦略を満たす同国初の建物、また、ネットゼロカーボン(炭素排出量実質ゼロ)な施設として、ケベック州ガティノー市にある現在の保存センターの後ろに建設されます。

新しいセンターは、

・建設デザインや効率化によるエネルギー消費での炭素排出の最小化
・無炭素燃料によるエネルギー需要への対応
・建築素材に含まれる炭素の最小化

といった特徴を持つほか、先端技術を用いて自動化された書庫や検索システムを備える保存施設となる予定です。

建設は2019年に始まり、2022年のオープンが予定されています。

米・オハイオ州の図書館コンソーシアムOhioLINK、Wiley社とオープンアクセス(OA)出版に関する契約を締結

2019年6月12日、米・オハイオ州の大学図書館等118館で構成されるコンソーシアムOhioLINKは、Wiley社と試験的なオープンアクセス(OA)出版に関する契約を締結したことを発表しました。

この契約により2019年の秋からOhioLINKに所属する研究者は、コンソーシアムが新たに設けたオープンアクセスアカウントをAPC支払のための中央基金として利用することができます。コンソーシアムによるOA化のための中央基金創設は今回のOhioLINKの事例が北米では初めてのことになります。

また、OhioLINKはこの契約によりオープンアクセスアカウントダッシュボードの利用が可能になり、ダッシュボード上で著者からのAPC支払リクエストへの対応やレポート機能による出版状況の確認を行うことができます。

文献管理ツールZotero、論文撤回監視サイトRetraction Watchとの連携によりライブラリ内の撤回論文自動通知サービスのベータ版を提供

2019年6月7日、文献管理ツールZoteroは論文撤回監視サイトRetraction Watchとの連携による、Zoteroのライブラリ内の撤回論文自動通知サービスのベータ版提供を発表しました。

このサービスを利用すると、ライブラリ内にある撤回済の論文にはフラグが立てられ、該当論文をクリックすると警告や撤回に関する詳細、追加情報へのリンク等が表示されます。また、プラグインを追加した文書作成ソフトで撤回済の論文を引用しようとすると、引用するかどうかを確認する警告が表示されます。

現在この機能の利用は、Retraction Watchが保存する1万9,000件以上のデータの約4分の3にあたる、DOIまたはPMID(PubMed ID)が付与された撤回済論文に限定されていますが、将来のアップデートで識別子の付与されていない論文についても可能な限りの対応を目指す、としています。

米・テンプル大学、2019年秋に大学図書館が運営する文化分析論に関する学位認定プログラムを開講

2019年6月3日、米・フィラデルフィア州のテンプル大学は、2019年秋に、大学図書館が運営する文化分析論に関する学位認定プログラムを開講予定であることを発表しました。このようなプログラムが高等教育機関で提供されるのは同州で初めてのことになります。

学内の複数のカレッジやスクールが関わる学際的な大学院生向けプログラムとして提供され、応募はテンプル大学の在学生だけではなく学外の希望者へも開かれています。このプログラムでは、図書館所属のデジタル担当部門であるDigital Scholarship Centerの多数の機材等を利用することが可能で、プログラミングやデータの可視化、統計、ソーシャルメディア研究、テキスト処理・分析などのコンピューターを用いた文化的資料の分析手法に関する専門的なトレーニングにより、デジタル化された資料を最大限に活用できる能力を身につけるコースを提供する、としています。

なお、この学位認定プログラムは大学図書館が運営を担当しますが、学位はメディア・コミュニケーション学部(Klein College of Media and Communication)から発行されます。

NPO法人歴史資料継承機構じゃんぴん、山形県沖を震源とする地震に伴う歴史資料保全について声明を発表

2019年6月19日、NPO法人歴史資料継承機構じゃんぴんが、18日に発生した山形県沖を震源とする地震を受け、被害のあった写真・民具・文書などの歴史資料についての相談を受け付けることを発表しています。

地元自治体や資料保全を行っている関係団体とも協力・協働して、歴史資料の救済のためのサポートを行うとしています。

2019年6月18日山形県沖を震源域とする地震に伴う歴史資料保全について(お願い)(NPO法人歴史資料継承機構じゃんぴん, 2019/6/19)
http://rekishishiryo.com/html/other/20190619.html

参考:
新潟歴史資料救済ネットワーク、山形県沖を震源とする地震の発生を受け、震災で保管が困難になった紙に書かれた古い記録・古い道具等に関する相談を受け付けると発表
Posted 2019年6月19日
http://current.ndl.go.jp/node/38390

文化財防災ネットワーク、山形県沖を震源とする地震による文化財関係の被災等に関する情報を収集中

2019年6月19日、山形県沖を震源とする地震の発生を受け、国立文化財機構文化財防災ネットワーク推進室は、文化遺産防災ネットワーク推進会議参画団体に対して、文化遺産の被災状況等についての情報提供を呼びかけていると発表しています。

また、一般の人が地域の文化遺産の被害についての情報を得た場合、地域の博物館・美術館・資料館等や都道府県・市区町村の地方公共団体文化財所管部局(教育委員会等の文化財課など)へ相談するか、直接、同推進室へメールを送るようにと説明しています。

提供された情報は、同推進室で整理し、関係団体、当該文化遺産が所在する地方公共団体の関係部門等、および文化庁と共有するとしています。

情報提供のお願い(文化財防災ネットワーク)
https://ch-drm.nich.go.jp/news/disaster/
※2019年06月19日欄に「6月18日に発生した地震による文化財関係の被災等に関する情報提供について」とあります。

オーストラリア国立図書館(NLA)、2019年オーストラリア総選挙の選挙運動で用いられたエフェメラ類の寄贈を呼びかけ中

オーストラリア国立図書館(NLA)が、2019年5月に実施されたオーストラリアの総選挙の選挙運動で用いられた、フライヤー・政策声明・投票ガイド・風船・横断幕・ポスター等といったエフェメラ類(オリジナル)の寄贈を呼びかけています。

特に健康サービス・労使関係・教育・鉱業・気候変動が懸念事項となっている、僅差で争われた選挙区・コミュニティにおける者に関心があり、また、首都圏だけでなく、地方の資料も収集したいとしています。

オンラインの選挙運動資料については、 同館のウェブアーカイブPandoraで収集されており、政党・候補者・圧力団体などといった約1,000のサイトが収集されています。

@nlagovau(Twitter,2019/6/18)
https://twitter.com/nlagovau/status/1141117937371111425

文部科学省、「山形県沖を震源とする地震」による文部科学省関係施設等の被害情報をまとめたページを公開

2019年6月19日、 文部科学省が、6月18日に山形県沖で発生した地震による文部科学省関係施設等の被害情報をまとめたページを公開しました。

山形県沖を震源とする地震について(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/a_menu/yamagatakenoki/index.htm

参考:
文部科学省、「平成30年北海道胆振東部地震」による学校・社会教育施設等の被害情報をまとめたページを公開
Posted 2018年9月7日
http://current.ndl.go.jp/node/36614

国立研究開発法人防災科学技術研究所(NIED)、「2019年6月18日 山形県沖で発生した地震に関するクライシスレスポンスサイト」を公開

2019年6月19日、国立研究開発法人防災科学技術研究所(NIED)が、「2019年6月18日 山形県沖で発生した地震に関するクライシスレスポンスサイト」を公開しました。

災害対応支援を目的として、NIEDが運用する府省庁防災情報共有システム(SIP4D)に収集された情報を、目的別に集約し公開を行うものです。

災害情報(NIED)
http://www.bosai.go.jp/saigai/2019/index.html
※2019年06月18日欄に「2019年6月18日22時22分頃 山形県沖で発生した地震に関するクライシスレスポンスサイトを公開しました」とあります。

新潟県地域史研究ネットワーク、山形県沖を震源とする地震の発生を受け、事務局の新潟県立歴史博物館で文化財レスキューの準備があると発表

2019年6月19日、新潟県地域史研究ネットワークが、18日に発生した山形県沖を震源とする地震を受け、同ネットワークの事務局がおかれている新潟県立歴史博物館で文化財レスキューの準備があると発表しています。

レスキューに必要な資材等の提供が可能なこと、指定文化財以外の文化財についてもレスキューの対象となること、人手等も新潟資料ネット等との連携が可能であることを伝えています。

@NiigataNet(Twitter,2019/6/19)
https://twitter.com/NiigataNet/status/1141147154196471809

新潟県地域史研究ネットワーク
http://net.nbz.or.jp/

新潟歴史資料救済ネットワーク
http://nrescue.s1006.xrea.com/

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