アーカイブ - 2019年 4月 11日

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LIBER、EU著作権指令改正案可決へのコメントを発表:改正の意義を評価しつつ一部条項に懸念を表明

2019年3月26日、欧州研究図書館協会(LIBER)は、同日に欧州議会で可決されたEU著作権指令改正案(New European Copyright Directive)について、改正の意義を評価しつつ、一部の条項に懸念を示したコメント“LIBER Cautiously Welcomes Copyright Improvements for Libraries”を発表しました。

同記事では、人工知能の基礎を形成するテキスト・データ・マイニング(TDM)が著作権の例外になったこと、著作権保護期間内でも商業的な利用のない作品を大規模にデジタル化可能になったこと等を挙げて、ヨーロッパの図書館、教育・研究コミュニティに有意義な改正であったと評価しています。

一方、第11条(「リンク税」)に定められた著作権の適用範囲が明確でなく、自由な情報流通を阻害する可能性があること、第13条でオンラインコンテンツ共有サービスの提供者(学術機関リポジトリは除外)に新たな義務が課されコンテンツの共有と再利用に影響を与える恐れがあることについては懸念を示しています。

欧州図書館・情報・ドキュメンテーション協会連合(EBLIDA)、“A Library Manifesto for Europe”に署名

2019年3月20日、欧州図書館・情報・ドキュメンテーション協会連合(EBLIDA)は“A Library Manifesto for Europe”に署名したことを発表しました。

“A Library Manifesto for Europe”は、国際図書館連盟(IFLA)がコーディネートしている活動であり、ヨーロッパにおける図書館の役割を簡潔に要約した声明を発表しています。 誰もが情報資源にアクセスできることの保証、オープンサイエンス支援の場、国連の持続可能な開発目標の達成等が主要な内容です。

この声明は、ウェブサイト上で、英語版だけでなく、スペイン語版、フランス語版、ドイツ語版が公開されています。

“A Library Manifesto for Europe”には、EBLIDAのほか、欧州研究図書館協会(LIBER)、Public Libraries 2030、SPARC Europeがパートナーに名を連ねています。

世界知的所有権機関(WIPO)、AI基盤の商標の画像検索技術を商標データベース“Global Brand Database”に搭載

2019年4月1日、世界知的所有権機関(WIPO)が、AIを基盤とした商標の画像検索技術を、WIPOの商標データベース“Global Brand Database”に搭載したと発表しています。

マークの形状や色から、商標との類似性を識別するツールで、機械学習を用いることで、画像内の概念の組合せと、登録済みの商標との類似性を見つける技術を改良していくとしています。

検索対象は、45の商標庁(局)に登録された3,800万の商標データで、WIPOでは今後も世界中の新しい商標データを登録していくと説明しています。

WIPO Launches State-of-the-Art Artificial Intelligence-Based Image Search Tool for Brands(WIPO,2019/4/1)
https://www.wipo.int/pressroom/en/articles/2019/article_0005.html

愛媛県立図書館、寄贈を受けた「秋山家文書」を公開:目録もウェブサイトで公開

2019年4月10日、愛媛県立図書館が、「秋山家文書」を公開しました。も苦労も同館ウェブサイトで公開されています。

「秋山家文書」は、同館が寄贈を受けた、郷土史家・秋山英一氏旧蔵の近世から明治期にかけての文書281点からなります。

このほか、同館には、秋山英一氏旧蔵の図書・逐次刊行物などからなる「秋山文庫」もあります。

秋山家文書を公開しました。(愛媛県立図書館,2019/4/10)
http://www01.ufinity.jp/ehime/index.php?key=jozjy983i-413#_413

秋山家文書目録 [PDF:545KB]
https://www.ehimetosyokan.jp/contents/siryo/tokukore/mokuroku/akiyama.pdf

【イベント】図書館総合展2019 フォーラム in 須賀川(5/18・須賀川)

2019年5月18日、須賀川市民交流センターtette(福島県)で、「図書館総合展2019 フォーラム in 須賀川」が開催されます。

2019年1月に開館した、図書館や円谷英二ミュージアム等から成る須賀川市民交流センターtetteや、特撮監督・円谷英二氏の出身地としての同市の市民活動について紹介されます。フォーラム終了後、須賀川市民交流センターtetteの見学ツアーも開催されます。

2019年5月18日(土)、図書館総合展2019 フォーラム in須賀川 開催のお知らせ(図書館総合展, 2019/4/6)
https://www.libraryfair.jp/news/8319

参考:
須賀川市民交流センターtette(福島県)がオープン
Posted 2019年1月17日
http://current.ndl.go.jp/node/37397

【イベント】日仏図書館情報学会主催講演会「Web時代のマザリナード文書―日仏共同研究プロジェクト」(5/25・東京)

2019年5月25日、東京都渋谷区の日仏会館において、日仏図書館情報学会主催の講演会「Web時代のマザリナード文書―日仏共同研究プロジェクト」が開催されます。

講師は一丸禎子氏(学習院大学文学部・講師)です。

17世紀フランスのフロンドの乱の際に宰相マザランを批判した文書(マザリナード文書)は現在約5,000種類以上が伝えられ、日本では東京大学総合図書館が約2,700点所蔵しています。

講演は、日仏共同での同文書デジタル化とウェブ公開による新しい研究領域の可能性を紹介する内容です。

参加費は無料ですが、事前の申込み(定員50人、先着順)が必要です。

日仏図書館情報学会 「Web時代のマザリナード文書―日仏共同研究プロジェクト」
http://sfjbd.sakura.ne.jp/

学術機関リポジトリデータベース(IRDB)で検索可能なコンテンツ数が300万件を突破

2019年4月10日、国立情報学研究所(NII)は、同研究所の運営する学術機関リポジトリデータベース(IRDB)で検索可能なコンテンツ数が、300万件(本文ありコンテンツの件数は約230万件)を突破したと発表しました。

IRDBの総コンテンツ数が300万件を突破しました。(IRDB,2019/4/10)
https://support.irdb.nii.ac.jp/ja/news/20190410

IRDBの総コンテンツ数が300万件を突破しました。(NII,2019/4/10)
https://www.nii.ac.jp/irp/2019/04/irdb300.html

【イベント】Code4Lib JAPANカンファレンス2019(9/7-8・大阪)

Code4Lib JAPANが、2019年9月7日、8日に、関西大学梅田キャンパス(大阪市北区)にてCode4Lib JAPANカンファレンス2019を開催すると発表しています。

Code4Lib JAPANカンファレンスは、図書館と技術、Web、ITをむすぶ、図書館員や技術者、その他すべての関係者が集い、アイデアやツールを紹介しあい、先進的な試みを共有し、関係者が出会い、つながるイベントです。今回も2018年同様、発表形式として口頭発表(15~20分)とライトニングトーク(5分程度)が用意されています。口頭発表については事前申込制で、8件程度の採択が予定されています。

Code4Lib JAPANカンファレンス2019発表募集 (Call For Proposal)(Code4Lib JAPAN, 2019/3/26)
http://www.code4lib.jp/2019/03/1641/