アーカイブ - 2019年 3月

3月 14日

E2114 - 新沖縄県立図書館のオープン

沖縄県立図書館は今年で110年目となる。沖縄学の父とも呼ばれる伊波普猷(いはふゆう)を初代館長として,1910年8月に開館した。当初は当時の沖縄県庁内に館を構えていたが,戦争によってすべての資料は一度失われてしまった。戦後に県内の各地を転々としつつも,1964年3月に那覇市寄宮に開館し,1983年11月に同地に新館開館した。しかし,その後30年以上の月日がたち,施設は老朽化し,資料保存のための空間の不足等が問題となっていた。また,近年の高度情報化や社会の変化により,利用者が図書館に求める機能も多様化・専門化し,当館の果たすべき役割や機能を見直す時期となっていた。そのような課題に対応するため,2014年3月に「新県立図書館基本計画」を策定し,2018年12月15日,現在の那覇市泉崎に移転し,新オープンした。

韓国国会図書館(NAL)、同館主導で創設した韓国学術情報協議会に「第4次産業革命対応」「国家学術情報ニューラルネットワーク形成」「著作権法改正」に関する分科委員会を設置

2019年3月13日、韓国国会図書館(NAL)が、同館が主導して創設した韓国学術情報協議会に、図書館界の未来の変化と革新をリードし学術情報の共同活用と連携を強化するため、「第4次産業革命対応分科委員会」「国家学術情報ニューラルネットワーク形成分科委員会」「著作権法改正分科委員会」を設置したと発表しています。

分科委員会の委員は、国会図書館・法院図書館・西江大学校図書館・漢陽大学校図書館・韓国科学技術情報研究院・韓国著作権委員会などから選出されています。

同日開催された会議では、ビックデータ・クラウド・ブロックチェーン等の第4次産業革命の中心技術の図書館での活用案や、デジタル時代の著作権法に関する課題への共同対応などが議論されました。

国立国会図書館東日本大震災アーカイブ(ひなぎく)に、「岩手県の自然災害と東日本大震災に関する資料リポジトリ」を追加

2019年3月13日、国立国会図書館(NDL)は、国立国会図書館東日本大震災アーカイブ(ひなぎく)に、「岩手県の自然災害と東日本大震災に関する資料リポジトリ」を追加しました。

このリポジトリは,岩手大学図書館,岩手大学地域防災研究センターが所蔵する,岩手県の自然災害および東日本大震災に関する資料を収録するものです。

岩手県の自然災害と東日本大震災に関する資料リポジトリ (岩手大学) ~ひなぎく新規追加コンテンツからの紹介(52) (国立国会図書館東日本大震災アーカイブ, 2019/3/13)
http://kn.ndl.go.jp/static/2019/03/13

岩手県の自然災害と東日本大震災に関する資料リポジトリ
http://rndd.iwate-u.ac.jp/

LYRASISとDuraSpace、正式に合併へ

2019年3月13日、米国の図書館等のネットワークLYRASISと、非営利団体DuraSpaceが、2019年7月1日までに正式に合併すると発表しました。

合併後の名称はLYRASISで、新組織内にDuraSpaceのオープンソースのソフトウェアに関する事業およびLYRASISのコミュニティ支援事業の拠点となる“DuraSpace Community Supported Programs division”が設置されます。

Press Release: LYRASIS and DuraSpace Announce Merger(LYRASIS,2019/3/13)
http://lyrasisnow.org/press-release-lyrasis-and-duraspace-announce-merger/

島根大学附属図書館、2019年3月25日から3月29日まで、学習・教育支援等を目的に小・中学生への一部施設の開放を試行

島根大学附属図書館が、2019年3月の大学休業期間中の一部期間中(3月25日から3月29日まで)、小・中学生を対象に、同館本館の一部(主に1階・ラーニングコモンズ)を試行的に開放すると発表しています。

自宅以外に学習できる場所の少ない地域の子どもや、長期休業中に子どもの居場所がなくて困っている学内構成員への配慮が目的です。

1階ラーニングコモンズでの勉強することができ、学生のボランティアスタッフに勉強を教えてもらうことも可能です。

その他、同館が松江市立図書館から借りた本の閲覧が可能で、3月29日には松江市立図書館の移動図書館も運行されます。また、3月26日・3月28日には図書館ツアーも実施されます。

小学生の利用には保護者の同伴が必要です(ただし、同大学と同じ校区の小学校及び同大学附属小学校の5年生・6年生は同伴不要)。

<試行>小中学生の皆さんへ一部施設を開放します!(3/25~3/29)(島根大学附属図書館,2019/3/1)
https://www.lib.shimane-u.ac.jp/new/2019022600028/

徳島県立図書館、「とくしまデジタルアーカイブ」に「阿波国文庫」「阿波名所図会」「四国徳島写真帖」を追加

徳島県立図書館が、2019年3月11日付けで「とくしまデジタルアーカイブ」に「阿波国文庫」「阿波名所図会」「四国徳島写真帖」を追加したと発表しています。

徳島県立図書館 トピック
https://library.tokushima-ec.ed.jp/
「「阿波国文庫」「阿波名所図会」「四国徳島写真帖」をADEAC:デジタルアーカイブシステムに公開しました(2019.03.11)」とあります。

徳島県立図書館/とくしまデジタルアーカイブ
https://trc-adeac.trc.co.jp/WJ11C0/WJJS02U/3600115100

岡山大学附属図書館、貴重資料データベース「古文献ギャラリー」の公開を発表:IIIFを採用・申請なしでの二次利用可

岡山大学附属図書館が、2019年3月29日に、貴重資料データベース「古文献ギャラリー」を正式公開すると発表しました。正式公開に先立ち3月20日からは仮運用するとしています。

これまでインターネットで公開していなかった国指定重要文化財の「信長記」、岡山藩・池田家の江戸藩邸に関する資料であり原本である可能性の高い「備藩邸考」、多くの写本中でも異彩を放つ珍本「平家物語」(小野文庫)の全文が公開されるとのことです。

また、同データベースはIIIFを採用しているほか、搭載される画像の2次利用に関して申請は不要としています。

これにともなって、既に公開されている「三浦家文書デジタルギャラリー」は3月29日以降「古文献ギャラリー」に移行し、4月26日で閉鎖されます。

貴重資料データベース「古文献ギャラリー」の公開と「三浦家文書デジタルギャラリー」の移行について(岡山大学附属図書館,2019/3/14)
http://www.lib.okayama-u.ac.jp/news/news_id8388.html

3月 13日

米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)、全米博物館・図書館サービスメダル2019のファイナリストを発表

2019年3月11日、米国の博物館・図書館サービス機構(IMLS)が、全米博物館・図書館サービスメダル2019(2019 National Medal for Museum and Library Service)のファイナリストを発表しました。同賞はコミュニティに対して著しい貢献を果たした博物館・図書館等を称えて贈られる全米規模の賞です。図書館15館、博物館等15館がファイナリストに選ばれました。

2019年の図書館のファイナリストは以下のとおりです。

国文学研究資料館、新日本古典籍総合データベースの画像ビューアーに新機能を追加

2019年3月12日、国文学研究資料館は、新日本古典籍総合データベースの画像ビューアーに新機能を追加したことを発表しました。

画像ビューワーの変更内容は次のとおりです。

・ページ送りが、和書の様式に合わせて「右→左」に変更
・サムネイル表示が、ページ送りと合わせて「右→左」に変更
・閲覧するページ(コマ)を指定できるジャンプ機能が追加

新日本古典籍総合データベースのビューアがより見やすく!(国文学研究資料館, 2019/3/12)[PDF:1ページ]
https://www.nijl.ac.jp/pages/cijproject/images/20190312_dbkaisyu.pdf

参考:
E1992 - 古典籍画像を見るなら,新日本古典籍総合データベース!
カレントアウェアネス-E No.341 2018.02.08
http://current.ndl.go.jp/e1992

勝海舟の旧蔵文書753点が国立国会図書館デジタルコレクションで公開

2019年3月12日、国立国会図書館(NDL)は、勝海舟の旧蔵文書753点を国立国会図書館デジタルコレクションで公開しました。

その他、古典籍資料、憲政資料、日本占領関係資料、プランゲ文庫について、上記の753点を含む合計約4,900点を国立国会図書館デジタルコレクションに追加しました。これで国立国会図書館デジタルコレクションで提供するデジタル化資料は約269万点となりました。

2019年3月12日 「勝海舟関係文書」を全点、国立国会図書館デジタルコレクションで公開しました。(NDL, 2019/3/12)
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2018/190312_02.html

2019年3月12日 古典籍、憲政資料等約4,900点を「国立国会図書館デジタルコレクション」に追加しました(NDL, 2019/3/12)
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2018/190312_01.html

【イベント】青山学院大学教育人間科学部創立10周年記念シンポジウム「リーディングのこれから」(3/16・東京)

2019年3月16日、青山学院大学青山キャンパス(東京都渋谷区)において、青山学院大学教育人間科学部創立10周年記念シンポジウム「リーディングのこれから」(3/16・東京)が開催されます。

現在の大学では、学習スキルの修得において、また情報リテラシーの一環として、読む力(リーディング力)の育成が重要になっていることを踏まえ、大学におけるリーディングを考える上での示唆を得ることを目的として開催されるものです。

参加費無料、事前申し込み不要です。主なプログラムは次のとおりです。

第一部:トークショー
・作家・あさのあつこ氏

日本建築学会、「千葉県立中央図書館の保存活用に関する要望書」を発表

2019年3月11日、日本建築学会は同年3月1日付で「千葉県立中央図書館の保存活用に関する要望書」を同学会ウェブサイトで発表しました。

同学会は要望書において、建築の観点から千葉県立中央図書館の歴史的価値を取り上げたうえで、他用途への転用も含めた建築物の保存活用を要望し、耐震補強等に関する相談を受け付けると述べています。

千葉県立中央図書館の保存活用に関する要望書(日本建築学会,2019/3/1)[PDF:9ページ]
https://www.aij.or.jp/jpn/databox/2019/20190301.pdf

参考:
千葉県、「千葉県立図書館基本構想」を公表
Posted 2018年1月18日
http://current.ndl.go.jp/node/35329

日本建築学会、「著作権法改正に伴う「ダウンロード違法化の対象範囲の見直し」についての緊急会長声明 」を発表

2019年3月11日、日本建築学会は「著作権法改正に伴う「ダウンロード違法化の対象範囲の見直し」についての緊急会長声明」を同学会ウェブサイトで発表しました。

声明では、著作権法改正における「ダウンロード違法化の対象範囲の見直し」は、教育、研究、創作等のための情報収集やコミュニケーションに悪影響をもたらすとし、建築学の調査研究や建築設計の活動においても同様であると指摘しています。日本建築学会は、著作権法改正に伴う「ダウンロード違法化の対象範囲の見直し」について反対し、当該箇所を法案から削除する、または現在の法案に「原作のまま」「権利者の利益を不当に害する場合」という要件を付け加えることを求めています。

著作権法改正に伴う「ダウンロード違法化の対象範囲の見直し」についての緊急会長声明(日本建築学会,2019/3/11)
https://www.aij.or.jp/news/index.html?newsId=421

米国著作権局、コンセプト実証中の仮想カード目録(VCC)に1870年から1954年までのカード画像を追加

2019年3月6日、米国著作権局が、コンセプト実証(proof of concept)を行なっている仮想カード目録(VCC)に、著作権登録、著作権譲渡、ペンネームファイル等といった情報を含む、1870年から1954年までの2,400枚を超すカードの画像を追加したと発表しています。

今回の追加により1870年から1977年までの4,100万枚を超すカードの画像が検索対象となりました。

Copyright Office Adds 24 Million Images to Virtual Card Catalog Proof of Concept(U.S. Copyright Office,2019/3/6)
https://www.copyright.gov/newsnet/2019/751.html

VIRTUAL CARD CATALOG
https://vcc.copyright.gov/

韓国・ソウル特別市西大門区立図書館、「読書キュレーション」及び読書療法専門機関との連携による「読書相談サービス」の実施を発表

韓国・ソウル特別市の西大門区立図書館が、区立3館及び小さな図書館13館で、2019年の1年間、毎月特定のテーマを決めて紹介する「読書キュレーション」、及び、「読書相談サービス」を実施すると報道されています。

「読書キュレーション」は、司書が選定した図書のリストを提供する「月間読書処方箋」(2009年から2018年)が元となっており、選定された1,800点余りの図書からリストが作成され、図書館のウェブサイトやニュースレターを通じて提供されます。

また「読書相談サービス」は、西大門区立李珍阿記念図書館が、読書療法の専門機関「休読書治療研究所」と連携し、毎月、希望する利用者に対して専門的な読書相談を実施するものです。図書館のウェブサイトを通して定期的にオンライン相談が行われるほか、毎月最終火曜日には読書カウンセラーが図書館を訪れ、利用者との個人面談を通して悩みの解決方法を提供します。

서대문구립도서관, 생활밀착형 독서서비스(시정일보,2019/3/12)
http://www.sijung.co.kr/news/articleView.html?idxno=227184

横手市立雄物川図書館(秋田県)、ジャーナリスト・むのたけじ氏からの寄贈資料の常設展示を開始へ

2019年3月12日、秋田県の横手市立雄物川図書館が、ジャーナリスト・故むのたけじ氏からの寄贈資料の常設展示を開始するとともに、3月24日に記念講演会を開催すると発表しています。

同市で『週刊新聞たいまつ』を30年間発行してきたむの氏が3年前に亡くなるまで所蔵していた図書、書簡や講演の原稿、新聞の切り抜き等が2018年に同館に寄贈され、その整理がある程度進んだことから一部を同館2階で常設展示することになったものです。

むのたけじ氏寄贈資料 常設展示開始 記念講演会(横手市,2019/3/12)
https://www.city.yokote.lg.jp/tosho/page000110.html

参考:
小田原市立図書館(神奈川県)、同市出身の脚本家・映画助監督である廣澤榮氏旧蔵資料の寄贈を受け入れ
Posted 2019年2月19日
http://current.ndl.go.jp/node/37610

神奈川県立川崎図書館、社史フェアおよび社史関連情報について紹介するTwitterアカウントを開設

2019年3月1日、神奈川県立川崎図書館が、社史フェアおよび社史関連情報について紹介するTwitterアカウントを開設したと発表しています。

お知らせ一覧(神奈川県立川崎図書館)
https://www.klnet.pref.kanagawa.jp/kawasaki/information/info.htm
※「公式Twitter「社史フェア・神奈川県川崎図書館社史情報」はじめました(3月1日up)」とあります。

@kanagawa484(Twitter)
https://twitter.com/kanagawa484
※社史フェア・神奈川県立川崎図書館社史情報

3月 12日

図書館問題研究会、著作権法におけるダウンロード違法化の拡大に反対する声明を発表

2019年3月8日、図書館問題研究会は著作権法におけるダウンロード違法化の拡大に反対する声明を同研究会ウェブサイトで発表しました。

声明では、ダウンロード違法化の拡大により、私的な情報収集活動や表現活動が萎縮し、ねらい打ち的な捜査活動が危惧されると指摘しています。同研究会は、表現及び思想の自由、知る自由を制限するものとして、ダウンロード違法化の拡大及び拙速な立法化に反対しています。

著作権法におけるダウンロード違法化の拡大に反対する声明を掲載しました(図書館問題研究会,2019/3/8)
http://tomonken.sakura.ne.jp/tomonken/blog/2019/03/08/chosakukenhou/

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