アーカイブ - 2019年 3月

3月 28日

JUSTICEのOA2020ロードマップが公開される

2019年3月19日、大学図書館コンソーシアム連合(JUSTICE)は、JUSTICEのOA2020ロードマップ公開を発表しました。

JUSTICEは2016年8月に、学術雑誌のオープンアクセス(OA)化を目指す国際的なイニシアチブであるOA2020への関心表明に署名しており、日本における購読モデルからOA出版モデルへの転換の実現可能性について確認を行っていましたが、今回、OA出版モデル実現までの移行期を乗り越える道筋を明らかにするために本ロードマップを策定したとしています。

また、参考資料として、OA2020ウェブサイトの記載を翻訳した「OA2020に関するFAQ」も公開されています。

JUSTICEのOA2020ロードマップを公開しました(JUSTICE, 2019/3/19)
https://www.nii.ac.jp/content/justice/news/2019/20190319.html

SPARC Japan、SPARC Japan NewsLetter 第36号を公開:第1回SPARC Japanセミナー2018「データ利活用ポリシーと研究者・ライブラリアンの役割」の報告を掲載

2019年3月27日、国立情報学研究所(NII)の国際学術情報流通基盤整備事業(SPARC Japan)は SPARC Japan NewsLetter 第36号を公開しました。

2018年9月19日に開催された第1回SPARC Japanセミナー2018「データ利活用ポリシーと研究者・ライブラリアンの役割」の報告が収録されており、当日参加者のコメント(抜粋)や、講演やパネルディスカッションの内容を書き起こしたドキュメント等が掲載されています。

「SPARC Japan ニュースレター第36号」を掲載(SPARC Japan, 2019/3/27)
https://www.nii.ac.jp/sparc/2019/03/sparc_japan_36.html

SPARC Japan、「学術情報流通に関する国内外の動向」のページを公開:Plan S及びPlan Sの実施に関するガイダンスの試訳や参考資料を掲載

2019年3月27日、国立情報学研究所(NII)の国際学術情報流通基盤整備事業(SPARC Japan)は、「学術情報流通に関する国内外の動向」のページを公開したことを発表しました。

公開とあわせ、Plan S及びPlan Sの実施に関するガイダンスの試訳や、参考資料「Plan S に関する整理」がCC-BY 4.0ライセンスで提供されています。

「学術情報流通に関する国内外の動向」ページ公開、Plan Sに関する試訳と参考資料を掲載(SPARC Japan, 2019/3/27)
https://www.nii.ac.jp/sparc/2019/03/plan_s.html

学術情報流通に関する国内外の動向(SPARC Japan)
https://www.nii.ac.jp/sparc/about/overseas/

E2123 - 大学の戦略との一致度からみる大学図書館のサービスについて

本稿ではOCLCとIthaka S+Rが2018年10月に発表した報告書“University Futures, Library Futures: Aligning library strategies with institutional directions”について紹介する。報告書では,米国の高等教育機関のワーキングモデルを教育活動及び提供形態の点から定義し,主要な9つの図書館サービスの枠組みから機関の類型を比較し,図書館のサービス内容が大学の組織上の優先事項に対応しているという仮説を検証することを試みている。教育活動は,博士課程の「研究」,学士課程の「教養教育」,その他の「職業教育」について各機関が最も重心を置く活動の点から分類しており,提供形態としてキャンパスへの通学を前提とする授業と,オンラインコースの2つが挙げられている。OCLCは大学の3つの類型を検討し,Ithaka S+Rは図書館サービスについての調査を担当した。

『カレントアウェアネス-E』366号を発行

E2121 - 米国議会図書館の新たな戦略計画

米国議会図書館(LC)は,2018年10月,2019年度から2023年度までを範囲とする新たな戦略計画「図書館体験を豊かにする」(Enriching the Library Experience;以下「新戦略計画」)を公表した。本稿ではその内容と特徴について概観してみたい。

E2122 - Scholars ARE Collectors:研究支援再考への提言(米国)

2018年11月,米・Ithaka S+Rは研究支援についてのイシューブリーフ“Scholars ARE Collectors: A Proposal for Re-thinking Support”(以下「報告書」)を公開した。報告書は,同団体がこれまで実施した研究支援サービスに関する調査(E1380,E2059参照)を踏まえ,研究者を,多様な研究データを収集する「コレクター」として捉え,その「収集活動」(研究フロー)全体を反映させた研究支援について,学術研究機関が中心となって組織レベルで再考することを促す内容となっている。

E2118 - 琉球大学附属図書館「迷子の本を探しています」実施報告

琉球大学附属図書館(以下「図書館」;沖縄県西原町)は,2019年1月7日から2月11日にかけて,館内イベント「迷子の本を探しています」を実施した。本稿では,当イベントの実施背景と実施内容,結果とその評価について報告する。

E2120 - 『リーガル・リサーチ』刊行15周年記念シンポジウム<報告>

2018年12月17日,成城大学(東京都世田谷区)で,ロー・ライブラリアン研究会主催『リーガル・リサーチ』刊行15周年記念シンポジウム(成城大学法学部現代法研究室共催,株式会社日本評論社・株式会社TKC後援)が開催された。『リーガル・リサーチ』は,2003年に日本評論社より刊行され,現在では第5版まで版を重ねる法情報の調べ方を網羅した定番ツールである。シンポジウムは,この刊行15周年という節目の年に,改めて『リーガル・リサーチ』の意義を問い直し,これからの法情報提供サービスのあり方やロー・ライブラリアンの育成について,ともに考えるために企画された。

E2119 - 「著作権延長後の世界で、我われは何をすべきか」<報告>

日本の著作権保護期間は著作者死後50年,団体名義の作品では公表後50年で1971年以降運用され,その中で,たとえば「青空文庫」は1万5,000点を超える主に明治・大正時代の著作物を電子化し,Amazon Kindleや図書館の電子書籍などで活用することができた。2006年に権利者団体から,これを死後70年に延長することが要望され,文化庁の「過去の著作物等の保護と利用に関する小委員会」において,青空文庫,インターネットユーザー協会など多様な関係者との間で議論となったが,2008年第6回小委員会において,「保護と利用のバランスについて,調和の取れた結論が得られるよう,検討を続けることが適当」と,延長は見合わせることとなった。ところが,2015年環太平洋パートナーシップ(TPP)協定において死後70年への延長が合意されたため,これに合わせて日本では2016年に著作権法が改正され延長への路線が引かれた。2017年にトランプ大統領が米国のTPP離脱を決定したため,保護期間延長は棚上げとなったかと見えたが,2018年12月30日,米国抜きの新TPP,TPP11(E2060参照)の発効に伴い,前記改正が有効となり,正式に死後70年への延長が発効した。

韓国・江陵原州大学校図書館、高麗大学校図書館が開発したオンライン学術情報キュレーションサービス(SICS)の購読契約を締結

2019年3月27日、韓国・高麗大学校は、江陵原州大学校図書館が、高麗大学校図書館が開発したオンライン学術情報キュレーションサービス“Scholarly Information Curation Service(SICS)”の購読契約を締結したと発表しています。

SICSはオンライン上に散在している各種学術情報を、自動処理プログラムによりリアルタイムに収集し、テーマや専攻別に加工し提供する情報サービスシステムで、2018年の環太平洋研究図書館連合(PRRLA)の総会では、司書による有望な研究や業務開発の成果に対して授与される“2018 PRRLA Karl Lo Award”を受賞しています。現在、法学・情報科学等9種類のテーマのサービスプラットフォームを通じて約6,600件の情報源から自動抽出された20万7,000件以上のデータが毎日リアルタイムに更新・提供されています。

高麗大学校図書館では、同システムの機能を持続的に発展させるため、IT企業と共同で商用製品も開発しており、今回、江陵原州大学校図書館が、初めて、IT企業と商用製品の購読契約を結ぶとともに、高麗大学校図書館とも、両学が各自構築した情報源の共有と今後のシステム・サービス開発のための協力推進を目的とした「SICS情報源の共有・相互協力に関する協定」を締結しました。

【イベント】JAPAN OPEN SCIENCE SUMMIT 2019(5/27-28・東京)

2019年5月27日と28日に、東京都千代田区の学術総合センターにおいて、JAPAN OPEN SCIENCE SUMMIT 2019(JOSS2019)が開催されます。

国立情報学研究所(NII)、科学技術振興機構(JST)、物質・材料研究機構(NIMS)、文部科学省科学技術・学術政策研究所(NISTEP)、情報通信研究機構(NICT)、学術資源リポジトリ協議会(Re*poN)の6組織の主催です。

「市民科学」「テクノロジー」「政策・ポリシー」「図書館・大学のデータ管理」「分野におけるデータ管理」「総合」の6テーマが設定されています。

入場は無料ですが事前の申込が必要です。

JAPAN OPEN SCIENCE SUMMIT 2019
https://joss.rcos.nii.ac.jp/

図書館問題研究会、「第9次地方分権一括法案」に反対する声明を内閣総理大臣等に対して送付しウェブサイトにも掲載

2019年3月27日、図書館問題研究会(図問研)は、内閣総理大臣等に対して3月26日付で送付した「第9次地方分権一括法案」に反対する声明を、同会のウェブサイトに掲載しました。

「第9次地方分権一括法案」に反対する声明を送付・掲載しました(図問研,2019/3/27)
http://tomonken.sakura.ne.jp/tomonken/blog/2019/03/27/chihoubunken/

図書館を含む社会教育機関の首長部局への所管を可能にする「第9次地方分権一括法案」に反対します(声明)
http://tomonken.sakura.ne.jp/tomonken/statement/chihoubunken/

関西大学アジア・オープン・リサーチセンター(KU-ORCAS)、IIIFに対応した「関西大学デジタルアーカイブ」β版を公開:書誌情報はCC0ライセンス・資料画像はパブリックドメインマークを採用

2019年3月27日、関西大学アジア・オープン・リサーチセンター(KU-ORCAS)が、IIIFに対応した「関西大学デジタルアーカイブ」β版を公開したと発表しています。

同アーカイブには以下の4種類のデジタルアーカイブが含まれます。

・関西大学東アジアデジタルアーカイブ:関西大学総合図書館およびKU-ORCAS所属の教員が所蔵する東アジア関係のコレクション
・大坂(阪)画壇デジタルアーカイブ:関西大学が所蔵する大坂(阪)画壇関係資料
・泊園文庫デジタルアーカイブ:関西大学の学統のひとつである泊園書院旧蔵コレクション
・泊園印章デジタルアーカイブ:泊園書院の院主であった藤澤南岳が主に所蔵していた印章コレクション

書誌情報はCC0ライセンスを付与し、資料画像はパブリックドメインマークを採用しています。

関西大学デジタルアーカイブを公開しました(KU-ORCAS,2019/3/27)
http://www.ku-orcas.kansai-u.ac.jp/news/20190327_263/

3月 27日

京都大学総合博物館所蔵の日本史資料10点と附属図書館所蔵の蔵経書院文庫日蔵未刊本595点が京都大学貴重資料デジタルアーカイブで公開

2019年3月27日、京都大学図書館機構は、同大学の総合博物館が所蔵する豊臣秀吉や徳川秀忠の書状、小笠原満長像など日本史資料10点と、附属図書館が所蔵する蔵経書院文庫日蔵未刊本595点の合計605点を京都大学貴重資料デジタルアーカイブで公開したことを発表しました。

蔵経書院文庫とは、京都蔵経書院が寺院あるいは僧堂の宝庫または筐底より採集した仏典とその類縁典籍の集積で、「蔵経書院本」「日蔵既刊本」「日蔵未刊本」「真宗関係本」で構成されているとあります。

【図書館機構】京都大学貴重資料デジタルアーカイブ: 総合博物館所蔵日本史資料10点と蔵経書院文庫日蔵未刊本(附属図書館)を公開しました(京都大学図書館機構, 2019/3/27)
https://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/bulletin/1381587

国立国会図書館、YouTubeで公開している遠隔研修教材に「資料デジタル化の基礎」「デジタル化資料の権利処理と利活用」など5本を追加

2019年3月、国立国会図書館は、YouTubeで公開している遠隔研修教材に新たに以下の5本の教材を追加しました。

・図書館員のための音楽知識
・イントロダクション~資料デジタル化研修にあたって~
・資料デジタル化の基礎
・デジタル化資料の権利処理と利活用
・全国書誌データの利活用

2019年3月27日現在、新規公開分5本を含めて18本の教材が公開されています(英語字幕付きを含む)。

遠隔研修のページ(国立国会図書館)
https://www.ndl.go.jp/jp/library/training/remote/index.html
※2019年3月の新規公開分について「平成31年3月新規公開」と表示があります。

国立国語研究所、英国図書館所蔵の天草版平家物語・天草版伊曽保物語について翻字本文を公開

2019年3月25日、国立国語研究所は、英国図書館所蔵の天草版平家物語・天草版伊曽保物語について翻字本文を公開したことを発表しました。

ローマ字翻字テキスト、漢字仮名翻字テキスト、ローマ字・漢字仮名翻字対照テキストがtxt形式で公開されており、ライセンスはクリエイティブ・コモンズ表示 4.0 国際 (CC BY 4.0)となっています。

なお、底本の画像(英国図書館提供)は「大英図書館所蔵天草版『平家物語』『伊曽保物語』『金句集』画像」として同研究所が2019年3月1日に公開しています。

日本語史研究用テキストデータ集(国立国語研究所)
https://textdb01.ninjal.ac.jp/dataset/
※2019年3月25日付けの更新情報に「大英図書館所蔵 天草版平家物語,大英図書館所蔵 天草版伊曽保物語の翻字本文(txt)を公開しました」とあります。

オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)、「JPCOARオープンアクセスリポジトリ戦略2019~2021年度」を公開

2019年3月26日、オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)は、今後3年間の中期的な戦略として策定した「JPCOARオープンアクセスリポジトリ戦略2019~2021年度」の公開を発表しました。

機関リポジトリをめぐる国内外の状況を踏まえ、国内外の関係する団体、コミュニティと連携し、リポジトリによる知の発信システムを構築し、オープンアクセスのより一層の推進を目指すことをビジョンとしており、次の5つの戦略を掲げているほか、各戦略について具体的な活動計画と実施担当が示されています。

1. オープンサイエンスの推進に寄与するため、研究データの公開、流通に関する先導的な取組みを行う。
2. オープンアクセスを推進する学術情報流通の基盤を整備し、コンテンツの流通、活用を促進する。
3. オープンアクセスリポジトリを支えるコミュニティとしての機能を強化する。
4. オープンアクセス、オープンサイエンスの推進に対応できる人材育成を行う。
5. 協会の活動基盤を強化し、JPCOARのブランド力を高める。

韓国・富川市立図書館、育児関連図書やSNSで受け付けた住民の悩み・事情に応じた図書を紹介するYouTubeチャンネルを開設

韓国・京畿道の富川市立図書館が、図書を紹介することを目的としたYouTubeチャンネルを2019年3月15日に開設しました。

カカオトークで受け付けた住民の悩みや事情に応じて適切な本を紹介する「本の悩み相談所」や、児童書や育児をテーマに親の目線で児童書を調べて育児関連図書を紹介するコーナーといった2つのコーナーがあり、月2回提供される予定です。

市の担当者の説明によると、若者が読書の価値を認識する契機となることを目的としているとのことです。

韓国・唐津市立図書館、同市居住の妊産婦及び1歳未満の乳幼児のいる家庭等を対象とした図書宅配サービスを開始

韓国・忠清南道の唐津市立図書館は、2019年4月から、同市居住の妊娠7か月以上の妊産婦及び1歳未満の乳幼児のいる家庭等を対象に、図書宅配サービスを開始すると発表しました。

利用するには、妊産婦は本人確認書類及び母子手帳を、乳幼児の保護者は本人確認書類と住民登録票謄本を持参して図書館で申請する必要があります。場合によって、保健所・産婦人科・小児科・産後調理院も利用登録が可能です。

ウェブサイトや電話で申し込むことで、月2回1人10冊を20日間借りることが可能です。

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