アーカイブ - 2019年 3月 1日

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SPARC Europe、教育・研究活動からみた欧州の著作権法改正の政治的合意についてのブログ記事を公開

2019年2月15日、SPARC Europeは、教育・研究活動からみた欧州の著作権法改正の政治的合意について、ブログ記事を公開しています。

合意された著作権法改正の指令草案第2条第4項において、科学雑誌等の学術目的の定期刊行物は今回の指令の対象外となったことを挙げ、オンラインで新聞記事等の出版物を転載する際における対価の支払いを定めた第11条の影響を免れたと述べています。

ユーザーがアップロードしたコンテンツにプラットフォーム側が責任を負うことを命じる第13条に関しても、非営利の教育・研究のためのリポジトリは対象外であると明記されたため、今回の指令による影響を免れたとしています。

一方で、第11条や13条は依然として知的自由や情報へのアクセスに影響を与えるものであり、教育・研究活動の障壁となりうることを指摘しています。

『国立国会図書館月報』695号刊行:開館70 周年記念展示講演会のダイジェストを掲載

このほど刊行しました『国立国会図書館月報』695号(2019年3月)では、東京本館及び関西館で開催された開館70 周年記念展示講演会のダイジェストを掲載しています。

東京本館では国文学研究資料館長のロバート キャンベル氏による講演会「一冊の中には小宇宙~江戸時代のスクラップブックを開く~」が2018年10月27日に開催され、関西館では国際日本文化研究センター教授の井上章一氏による講演会「本でまなぶこと 街が教えてくれること」が2018年11月10日に開催されました。

『国立国会図書館月報』 695号(2019年3月) [PDF:5.8MB]
http://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_11242284_po_geppo1903.pdf?contentNo=1

大阪市教育委員会、合同会社AMANEと大阪市立図書館デジタルアーカイブオープンデータの公開及び利活用推進に関する連携協定を締結したことを発表

2019年3月1日、大阪市教育委員会は、合同会社AMANEと大阪市立図書館デジタルアーカイブオープンデータの公開及び利活用推進に関する連携協定を締結したことを発表しました。

本協定により、大阪市立図書館デジタルアーカイブオープンデータの高精度なデータ生成・公開、利活用に関する取組について連携協力を行うことで、大阪に関する歴史資料の公開(オープンデータ)・活用を推進するとしています。

報道発表資料 合同会社AMANEと大阪市立図書館デジタルアーカイブオープンデータの公開及び利活用推進に関する連携協定を締結しました(大阪市, 2019/3/1)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kyoiku/0000462815.html

奈良文化財研究所、研究報告『デジタル技術による文化財情報の記録と利活用』を刊行

2019年3月1日、奈良文化財研究所は、奈良文化財研究所研究報告21『デジタル技術による文化財情報の記録と利活用』の刊行を発表しました。

同研究所が開催した平成30年度文化財担当者専門研修「遺跡情報記録課程」の講義内容をもとに各講師が加筆・修正し、関係論考2編を追加したものであり、全国遺跡報告総覧上で全文のPDFが公開されています。

「Ⅰ.文化財分野におけるデジタル技術の活用」「Ⅱ.文化財行政におけるGISの活用」「Ⅲ.発掘調査報告書の電子公開」の三部構成となっており、文化庁によるデジタル技術導入の行政的位置付け、デジタルカメラや3次元技術の導入、GISの活用事例、発掘調査報告書の電子公開、著作権に関する論考が収録されています。

『デジタル技術による文化財情報の記録と利活用』を刊行しました(なぶんけんブログ, 2019年3月1日)
https://www.nabunken.go.jp/nabunkenblog/2019/03/digital.html

新宿区立中央図書館(東京都)、特別図書展示「新宿で探そう宝物の一冊」を開催:学習院女子大学の学生との協働プロジェクト

新宿区立中央図書館(東京都)は、休館日を除く2019年2月26日から3月21日までの期間、同館1階の展示コーナーで特別図書展示「新宿で探そう宝物の一冊」を開催しています。

学習院女子大学(東京都新宿区)の学生との協働プロジェクトであり、同大学図書館のブックセレクター(いわゆる学生選書委員)である学生の団体「さくらちゃんず」のメンバーが、中央図書館所蔵の本の展示テーマを決め、これに沿った本を選び、本の魅力を伝える手づくりのポップカードとともに展示するものとあります。

中央図書館×学習院女子大学協働プロジェクト~新宿で探そう宝物の一冊~(新宿区立図書館, 2019/2/15)
https://www.library.shinjuku.tokyo.jp/event/?id=799

国立国語研究所、「大英図書館蔵天草版『平家物語』『伊曽保物語』『金句集』画像」を公開

2019年3月1日、国立国語研究所は、「大英図書館蔵天草版『平家物語』『伊曽保物語』『金句集』画像」の公開を発表しました。

16世紀の日本を訪れたキリスト教宣教師の日本語学習向けに編纂された読本(リーダー)であり、ポルトガル語式のローマ字で書かれていることから、当時の日本語の発音を知るための研究資料として重要視されてきたものです。英国図書館(BL)以外での所蔵は知られておらず、天下の孤本であるとしています。

BLから提供されたカラー画像(JPEG形式)をパブリックドメインとして公開しているほか、より高画質の画像が必要な場合はBLのウェブサイトから有償で提供を受けることができるとあります。

平成30年度 (2018年度)のニュース一覧(国立国語研究所)
https://www.ninjal.ac.jp/newsyears/2018/
※2019年3月1日付けのニュースに「「大英図書館蔵天草版『平家物語』『伊曽保物語』『金句集』画像」を公開しました」とあります。

ORCID、リポジトリでのORCIDの使用に関する勧告を公表

2019年2月27日、ORCIDが、リポジトリでのORCIDの使用に関する勧告“Recommendations for Using ORCID in Repositories”を公表しました。

2018年10月に発表した勧告案へのパブリックコメントや、勧告策定のタスクフォース内での議論を経て公表されたものです。

勧告の主な内容として以下の事項があげられています。

米国国立公文書館(NARA)、ブロックチェーンに関するホワイトペーパーを公表

2019年2月25日、米国国立公文書館(NARA)がブロックチェーンに関するホワイトペーパー“Blockchain White Paper”を公開しました。

ブロックチェーンの技術的側面の高水準の概要が含まれており、同国の電子的レコード管理プログラムに対する様々な影響を調査できることから、レコードマネージャーにとって有用なペーパーであると説明されています。

同ペーパーでは、ブロックチェーン上のレコードの存在、レコードの信頼性と整合性、レコードスケジュール、レコードのNARAへの移管といったような、基本的な記録管理上の関心事項に焦点を当てています。

福井県立図書館、閲覧室内に「スタディルーム(仮)」を設置し試行での利用受付を開始

福井県立図書館が、閲覧室内に「スタディルーム(仮)」を設置し、2019年3月2日から試行での利用受付を開始すると発表しました。

「スタディルーム(仮)」は、図書館の資料を使った調査・研究などで利用できるスペースで、多くの図書館資料を同時に比較検討したり、大きな資料を広げて読むことが可能です。密閉された空間ではないため、少人数のグループ研究などで使う際には、静かに利用することが求められています。

閲覧室内に「スタディルーム(仮)」を設置します (3/2~試行)(福井県立図書館,2019/2/28)
http://www.library-archives.pref.fukui.jp/index.php?key=jof9ryn2r-406#_406

東京大学史料編纂所、所蔵史料目録データベースにて、特殊蒐書「三上参次関係史料」の情報を公開

2019年2月28日、東京大学史料編纂所が、所蔵史料目録データベースにて、特殊蒐書「三上参次関係史料」の情報を公開したと発表しています。

「三上参次関係史料」は、1989年に寄贈された東京帝国大学文科大学教授の三上参次に関する資料群です。

同史料には、『楽翁公伝』を執筆した渋沢栄一に提供するためと思われる松平定信関係の史料や渋沢との間の書簡、同氏が務めた史料編纂掛に関する史料、臨時帝室編修官長時代の史料、などが含まれ、明治期から大正期の史学史を検討する上でも貴重な史料群と説明されています。

東京大学史料編纂所 今年度のニュース&トピックス
http://www.hi.u-tokyo.ac.jp/news/news-j.html
※2019/02/28欄に「所蔵史料目録データベースにて、特殊蒐書「三上参次関係史料」の情報を公開いたしました。」とあります。