アーカイブ - 2019年 1月

1月 28日

メンテナンス作業のお知らせ(2019/1/30(水)19:00~20:00ごろ)

2019年1月30日(水)の19時から20時頃にかけて、「カレントアウェアネス・ポータル」のメンテナンス作業を実施するため、サイトに接続できなくなります。作業が終了次第お知らせいたします。

ご迷惑をおかけしますがどうぞご了承ください。

2018年の紙の出版物の推定販売金額は前年比5.7%減の1兆2,921億円:電子市場は11.9%増の2,479億円

2019年1月25日、全国出版協会の出版科学研究所が、2018年に刊行された書籍・雑誌を合わせた紙の出版物の推定販売金額が、前年比5.7%減の1兆2,921億円で14年連続のマイナスとなったと発表しています。書籍は2.3%減、雑誌は9.4%減です。

一方で、電子出版市場は前年比11.9%増の2,479億円で、内訳は、電子コミックが同14.8%増の1,965億円、電子書籍(文字もの)が同10.7%増の321億円、電子雑誌が同9.8%減の193億円となっています。

出版月報 2019年1月号(公益社団法人 全国出版協会・出版科学研究所)
https://www.ajpea.or.jp/book/2-1901/index.html

Digital Science社、2000年以降のオープンアクセス(OA)の動向を分析した報告書を公開

2019年1月24日、Digital Science社が、2000年以降のオープンアクセス(OA)の動向を分析してまとめた報告書“The Ascent of Open Access”を公開しました。

同社の研究ディスカバリープラットフォーム“Dimensions”及びOA論文へのリンクを提供するブラウザ拡張機能Unpaywallのデータを用いて、2000年から2016年までのOAの動向を分析したものです。

得られた知見として、

・助成を受け国際協力による研究の成果として発表されたOA論文は全研究成果の6.3%、引用の15.2%を占める。

・英国の持続的なOAへの取り組みは重要な戦略的有意性となっており、OAの学術成果において高位置を占め続けることを可能とした。英国の学術成果の約52%がOAであり、全体の学術成果の7%を占める。

・ブラジルは英国に続く成功者であり、51.2%の学術成果をOAで入手できる。

・中国は2010年から2番目に多く学術論文を発表する国となり、2016年にはOA論文で3番目となった。

・米国は2012年から2016年にかけてOA率41%をピークに停滞し、OA論文に占める割合は、中国をはじめとした学術論文の世界的な増加により4%減少した。

米・ハーバード大学図書館、共同書庫運用コンソーシアムReCAPに正式参加

2019年1月24日、米・ハーバード大学図書館が、コロンビア大学・プリンストン大学・ニューヨーク公共図書館(NYPL)によって2000年に開始された共同書庫の運用コンソーシアムReCAP(Research Collections and Preservation Consortium)に1月から参加したと発表しました。

ハーバード大は2016年から準会員として参加していました。

Research Collections and Preservation Consortium (ReCAP) Expands Scope and Membership(Harvard Library,2019/1/24)
https://library.harvard.edu/about/news/2019-01-24/research-collections-and-preservation-consortium-recap-expands-scope-and

歴史資料ネットワーク、第4回全国史料ネット研究交流集会(岡山)の報告書を公開

2019年1月26日、歴史資料ネットワーク(史料ネット)が、2018年1月20日・21日に岡山市で開催した「第4回全国史料ネット研究交流集会」の成果報告書を、国立文化財機構文化財防災ネットワーク推進本部のウェブサイトで公表したと発表しています。

第4回全国史料ネット研究交流集会(岡山)の報告書が公表されました(史料ネット,2019/1/26)
http://siryo-net.jp/publication/201901-okayama/

1月 25日

【イベント】講演会「オープンアクセスの今と未来」(2/18・つくば)

2019年2月18日、筑波大学大学会館において、筑波大学附属図書館が主催する講演会「オープンアクセスの今と未来」が開催されます。

現在のオープンアクセスに関する取組を俯瞰し、課題・論点等の見直しや確認を行い、今後のオープンアクセス推進のための取組を考えることを目的として開催されるものです。

事前の申込は不要であり、主なプログラムは以下の通りです。

・オープンアクセスその光と影~理念・PlanS・ハゲタカ
(筑波大学図書館情報メディア系・逸村裕教授)

・オープンアクセスを促進する新しいリポジトリシステム
(国立情報学研究所オープンサイエンス基盤研究センター・林正治特任助教)

・オープンサイエンスをサポートする研究データ管理のトレーニングコース
(国立情報学研究所オープンサイエンス基盤研究センター・尾城孝一特任研究員)

国公私立大学図書館協力委員会、平成30年度大学図書館シンポジウム「アジアトップ大学の図書館戦略」の講演資料とパネルディスカッション記録を公開

2019年1月18日、国公私立大学図書館協力委員会(JULIB)は、2018年11月1日に開催された平成30年度大学図書館シンポジウム「アジアトップ大学の図書館戦略」について、掲載の承諾を得た講演資料、および当日パネルディスカッションの記録を公開しました。

平成30年度大学図書館シンポジウム開催報告(JULIB, 2019/1/18)
https://julib.jp/blog/archives/2039

平成30年度大学図書館シンポジウム「アジアトップ大学の図書館戦略」(JULIB)
https://julib.jp/sympo_event/symposium_2018

岡山県立図書館、「デジタル岡山大百科」と「玉野市デジタルアーカイブ」の連携開始を発表

2019年1月4日、岡山県立図書館は、同館のデジタルアーカイブ「デジタル岡山大百科」と、玉野市立図書館・中央公民館が運営する「玉野市デジタルアーカイブ」が連携を開始したと発表しています。

「デジタル岡山大百科」の「郷土情報ネットワーク」において、「玉野市デジタルアーカイブ」掲載のデジタルコンテンツが検索可能となったとあります。

玉野市立図書館・中央公民館「玉野市デジタルアーカイブ」と「デジタル岡山大百科」が連携を開始しました(岡山県立図書館, 2019/1/4)
http://www.libnet.pref.okayama.jp/news/h30/news20190104.html

デジタル岡山大百科
http://digioka.libnet.pref.okayama.jp/

青森県立図書館、「青森県立図書館デジタルアーカイブ」掲載資料の書誌情報をオープンデータセットとして公開

2018年12月27日、青森県立図書館が、「青森県立図書館デジタルアーカイブ」掲載資料の書誌情報をオープンデータセットとして公開していました。

【青デジ】オープンデータセットを公開しました(青森県立図書館,2018/12/27)
https://www.plib.pref.aomori.lg.jp/viewer/info.html?id=265

書誌情報の利用について(青森県立図書館デジタルアーカイブ)
https://www.plib.pref.aomori.lg.jp/top/digital/about.html#0302

LYRASISとDuraSpace、「合併の意向」を再度表明

米国の図書館等のネットワークLYRASISと、非営利団体DuraSpaceが「合併の意向」(Intent to Merge)を表明しています。

合併後はLYRASISが母体となり、LYRASISの新しい部門として、DSpace・Fedora・VIVO・DuraCloud・ArchivesSpace・CollectionSpace・SimplyE public・SimplyE academicといったオープンソースコミュニティーを統合する“DuraSpace Community Supported Programs Division”が設置されます。

また、DuraSpaceが提供するDuraCloud・DSpaceDirect・ArchivesDirecもLYRASISへ移行するほか、移行・統合・分析・ホスティングといった次世代ソリューションの共同設計・開発のための“thought leadership division”が設置される予定です。

国際図書館連盟(IFLA)、世界各国のマラケシュ条約への対応状況をまとめた報告書の最新版を公開

2019年1月24日、国際図書館連盟(IFLA)が、世界各国のマラケシュ条約への対応状況をまとめた報告書の最新版を公開しました。

世界各国における、批准や承認の状況や、国内法整備等の必要な措置への対応状況をとりまとめたもので、2018年10月の版以降の情報を更新しています。前版に加えて新たな国が追加されています。

IFLAでは今後も定期的に更新を行なうとしています。

Bringing the Marrakesh Treaty closer to practice: IFLA releases new monitoring report (IFLA,2019/1/4)
https://www.ifla.org/node/91897

米・クリーブランド美術館(CMA)、所蔵作品の高精細画像及びメタデータをCC0ライセンスで公開

2019年1月23日、米・クリーブランド美術館(CMA)が、高精細画像(JPG、TIF)及びメタデータ(解説文・展示歴・引用文献・カタログレゾネの番号・出所情報等)をCC0ライセンスのもと公開したと発表しています。

対象はパブリックドメイン(PD)となっている同館所蔵の芸術作品3万点で、商用・学術・非商用問わず、共有・編集・再利用が可能です。PDに加え著作権保護期間中や利用制限のある所蔵作品のものを含めた約6万1,000点のメタデータも公開されています。

検索機能はMicrosoftのクラウドサービス“Azure Search”を用いて構築されているほか、PDの画像は、Creative Commons Search Beta、Internet Archive(IA)、Artstor、Artsからも検索可能となっています。

また、APIが提供されているほか、GitHub上でCSVファイルやJSON形式のファイルが公開されています。

1月 24日

【イベント】NISTEP講演会「AIとオープンサイエンスが拓く日本のアカデミア発スタートアップ(仮)」(2/14・東京)

2019年2月14日、文部科学省科学技術・学術政策研究所(NISTEP)(東京都千代田区)において、講演会「AIとオープンサイエンスが拓く日本のアカデミア発スタートアップ(仮)」が開催されます。

学術論文の要約をAIにより自動生成するサービス「Paper Digest」のプロジェクトメンバーである高野泰朋氏を講師に迎え、日本のアカデミア発ベンチャーや産学連携施策への話題提供、今後の政策作りに役立てる議論を行う内容です。

参加には事前の申込みが必要です。

NISTEP講演会(フォーサイト・セミナー)「AIとオープンサイエンスが拓く日本のアカデミア発スタートアップ(仮)」(2月14日)開催の御案内(NISTEP)
http://www.nistep.go.jp/archives/39656

日本マンガ学会、「ダウンロード違法化の対象範囲拡大に対する反対声明」を発表

2019年1月23日、日本マンガ学会が、同学会理事連名による「ダウンロード違法化の対象範囲拡大に対する反対声明」を発表しました。

2018年12月に公表された文化審議会著作権分科会法制・基本問題小委員会の「中間まとめ」において、「著作物の種類・分野による限定を行うことなく広くダウンロード違法化の対象範囲に含めていくべきとの方向性については、概ね共通認識が得られた」とされていることを踏まえてのものです。

反対声明では、「現在のインターネット環境においては、研究あるいは新たな創作のために、記事・図版・文章の一部などを合法・違法を問わずメモとしてダウンロードし、クリッピングすることは日常的に行われており、こうした行為を「違法」とすることは、むしろ広範囲での研究・創作の萎縮を招く懸念が非常に大きい」等、ダウンロード違法化の対象範囲拡大に関する問題点を4点挙げています。

その上で、著作物の享受や消費行為は新たな著作物を創造する「生産行為」でもあり得るとし、この点が「中間まとめ」では考慮されていないと指摘するとともに、日本のマンガ文化はこうした「生産行為」を基礎として発展してきたと述べています。

市立函館博物館(北海道)、デジタルアーカイブのリニューアルを発表

2019年1月22日、市立函館博物館(北海道)は、「市立函館博物館デジタルアーカイブ」のリニューアルを発表しました。

同館では、2015年からホームページ上で収蔵資料の公開を行っており、今回新たに「市立函館博物館デジタルアーカイブ」として、閲覧・検索機能等を強化した公開システムによりサービス提供を開始しました。

公開第一弾として、歴史・民族・考古・自然・美術工芸などの各分野から代表的な資料100点を公開しているほか、今後も公開点数や機能の拡充などを予定しているとあります。

報道発表資料(平成31年1月)(函館市)
https://www.city.hakodate.hokkaido.jp/docs/2019010700013/
※「平成31年1月22日提供」の欄に「市立函館博物館デジタルアーカイブのリニューアルについて(教育委員会)」とあります。

【イベント】「京都映画ノンフィルム資料アーカイブ」セミナー&シンポジウム(2/6・京都):アーカイブ中核拠点形成モデル事業実証展示も開催

2019年2月6日、京都大学楽友会館(京都市)で、特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)の文化庁委託事業「アーカイブ中核拠点形成モデル事業」(撮影場所等における映画関連非フィルム資料)の主催により、「京都映画ノンフィルム資料アーカイブ」セミナー&シンポジウムが開催されます。

同事業では、京都及び関西地区における映画の撮影所等に保管されているシナリオ、ポスター等の映画関連非フィルム資料について、アーカイブ中核拠点形成のためのネットワーク構築等に取り組んでいます。セミナー及びシンポジウムは、映画関連非フィルム資料の価値や、修復、保存について理解を深めるものです。

入場は無料です。定員は75人(先着順)で、申込みが必要です。内容は次のとおりです。

・第1部セミナー「映画資料の特性を生かした修復・保存について」
講師:株式会社資料保存器材取締役 営業グループ 阿部祐貴氏

・第2部シンポジウム「映画資料の保存・修復における今後の展望」
登壇者:
株式会社東映京都スタジオ代表取締役社長 山口記弘氏
国立映画アーカイブ主任研究員 岡田秀則氏
国立新美術館学芸課美術資料室長 谷口英理氏
(進行)京都大学大学院人間・環境学研究科准教授 木下千花氏

仏・科学技術情報研究所(INIST)、コンソーシアムCouperinの購読雑誌を閲覧できるデジタルアーカイブPANISTを開設

2019年1月10日、仏・科学技術情報研究所(INIST)は、コンソーシアムCouperinの購読済みまたは購読中の学術雑誌へのアクセスを保証するために、国立のデジタルアーカイブPANISTを2019年1月7日に開設したことを発表しました。PANISTは、Couperinが購読している学術情報出版物をアーカイブし、出版者のウェブサイトを経由せずに、Couperinの会員が一元的にアクセスするプラットフォームとなります。

開設時点で、PANISTには2002年から2017年にElsevier社が刊行した雑誌記事670万件以上が登録されています。今後、SpringerNature社のSpringerLink Collectionの追加が予定され、PANISTのサービスとコンテンツの追加は2019年以降も継続される予定です。

プレスリリースでは、今後の学術雑誌の購読契約の継続が不確定な状況のため、購読停止になった場合に備えて、2019年初めから今回のサービスを提供することとしたと述べています。

韓国・大統領所属図書館情報政策委員会、「第3次図書館発展総合計画(2019-2023)」を発表

2019年1月24日、韓国の大統領所属図書館情報政策委員会が「第3次図書館発展総合計画(2019-2023)」(1月23日付)をウェブサイトで公表しました。

以下の4大戦略((1)~(4))・13の中心課題([1]~[13])のもと、36の推進課題が提案されています。

(1)個人の可能性を発見する図書館
[1]市民の能力を育成する文化サービスの拡大
[2]利用者の情報アクセスの利便性拡大
[3]ライフサイクルにあわせた図書館サービスの強化

(2)コミュニティの能力を育成する図書館
[4]分権型図書館運営体制の構築
[5]コミュニティの記憶を保存・共有・拡散
[6]交流協力のプラットホームとしての機能強化

(3)社会的包摂を実践する図書館
[7]積極的な情報福祉の実現
[8]空間の開放性拡大
[9]既存の枠組みを超えたサービス連携

(4)未来を開くための図書館の革新
[10]図書館運営体制の質的向上
[11]図書館協力体制の強化
[12]情報資源の共有基盤構築
[13]図書館インフラ(基盤施設)の拡大

国際図書館連盟(IFLA)、「グリーンライブラリー賞2019」への応募受付開始

2019年1月23日、国際図書館連盟(IFLA)の「環境の持続可能性と図書館」(Environmental Sustainability and Libraries:ENSULIB)に関する専門部会が、「グリーンライブラリー賞2019」への応募受付を開始しました。

グリーンライブラリーに関するプロジェクト・イニシアチブ・アイデアを持つあらゆる図書館が応募可能です。

締切は2019年4月1日で、受賞館は、8月にギリシャ・アテネで開催される第85回IFLA年次大会で発表されます。

IFLA Green Library Award 2019(IFLA,2019/1/23)
https://www.ifla.org/node/91901

参考:
E2080 - 優れたグリーンライブラリーを称えるGreen Library Award
カレントアウェアネス-E No.358 2018.11.22
http://current.ndl.go.jp/e2080

【イベント】日本図書館協会/IFLA児童・ヤングアダルト図書館分科会主催児童図書館員交流会「子どもと図書館 今、世界は-各国の取組から」(3/5・東京)

2019年3月5日、日本図書館協会(JLA)及び国際図書館連盟(IFLA)児童・ヤングアダルト図書館分科会が主催する児童図書館員交流会「子どもと図書館 今、世界は-各国の取組から」が東京都中央区の日本図書館協会(JLA)にて開催されます。

各国共通の課題、独自の課題を共有し、個々の図書館の活動へのヒントを提供することを目的に、同分科会の各国常任委員から、IFLAの取組、新しく改訂された児童・ヤングアダルト図書館のガイドラインの紹介、事例報告等が行われます。

参加費は無料ですが、事前の申し込みが必要で、定員は50人(先着順)です。

■児童図書館員交流会「子どもと図書館 今、世界は-各国の取組から」を開催します(JLA)
http://www.jla.or.jp/committees/jidou/tabid/275/Default.aspx

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